令和233日目

2019/12/19

この日のできごと(何の日)

【河野太郎防衛相】中国人民解放軍部隊を視察

中国訪問中の河野太郎防衛相は19日、北京市郊外にある中国人民解放軍の陸軍警衛第3師団を訪れ、射撃訓練などを視察した。中国軍の現場を訪ねることで軍事活動の透明性を向上させ、信頼醸成を図る狙いがある。

同師団は首都北京の地上防衛や防空が主任務。河野氏は儀仗隊の検閲を受けた後、訓練を視察。兵士約30人が自動小銃の連射、大砲発射、素手での格闘を行う様子を双眼鏡で見入った。人民解放軍の歴史をパネルや映像で紹介する施設も訪ねた。

河野氏は視察中、楊瑞潔師団長に「首都を受け持つ師団だから、えりすぐりの人を選んでいるのか」と質問するなど、和やかな雰囲気で会話を交わした。

日本の防衛相による中国での部隊視察は平成21年以来、10年ぶり。河野氏は18日、北京市内で魏鳳和国務委員兼国防相と会談した際、尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺での中国公船や航空機の航行に強い懸念を示すと同時に、信頼醸成に向けて防衛交流を推進する方針で一致した。河野氏は19日夕、中国訪問を終えて帰国の途につく。《産経新聞》

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【青森県階上町】震度5弱

19日午後3時21分ごろ、青森県階上町で震度5弱の地震があった。気象庁によると、震源は青森県東方沖で震源の深さは約50キロ。地震の規模はマグニチュード(M)5.5と推定される。津波はなかった。青森県によると、けが人や建物被害は確認されていない。

気象庁は記者会見し「揺れが強かった地域は、1週間ほど最大震度5弱の地震に注意してほしい」と呼び掛けた。

原子力規制委員会によると、東北電力東通原発(東通村)、日本原燃の使用済み核燃料再処理工場(六ケ所村)など青森県内の原子力施設に異常はなかった。《共同通信》

【全日空246便】福岡空港に緊急着陸

19日午前9時50分ごろ、福岡発羽田行き全日空246便ボーイング767から離陸直後に「右エンジンから出火した」と国土交通省福岡空港事務所に連絡があった。同機は同10時15分ごろ、福岡空港に緊急着陸した。空港事務所によると、滑走路は10時すぎから同49分まで閉鎖された。

全日空によると、同機には乗客乗員計278人が乗っていた。けが人の情報はないという。同社が機体を点検し、トラブルの原因を調べる。

全日空によると、右エンジンの温度上昇が計器で確認されたため、右エンジンを停止させて緊急着陸した。トラブルが発生したのは空港の南約3.5キロ、高度約600メートル。《共同通信》

【東京株式市場】

19日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は続落した。終値は前日比69円58銭安の2万3864円85銭で、1週間ぶりの低水準。米政治情勢をにらんだ様子見ムードの強い展開で、当面の利益を確定する売り注文が優勢だった。

東証株価指数(TOPIX)は2.29ポイント安の1736.11。出来高は約11億6100万株。

18日の米ダウ工業株30種平均の下落を受け、朝方から低調だった。円相場の円安ドル高基調を好感する買いが入って平均株価が小幅な上げに転じる場面もあったが、節目の2万4000円には届かなかった。《共同通信》

【サッカー・南野拓実選手】リバプールへ移籍

サッカーのイングランド・プレミアリーグのリバプールは19日、オーストリア1部リーグのザルツブルクに所属する日本代表MF南野拓実(24)が来年1月1日付で加入すると発表した。背番号は「18」に決まり、英BBCなどによると、契約期間は2024年夏までで、移籍金は725万ポンド(約10億4000万円)。

日本代表の主軸として22試合出場で11得点を挙げる南野は、2015年にJリーグのC大阪からザルツブルクへ移籍し、今季は自身初挑戦の欧州チャンピオンズリーグ(CL)でリバプールを相手にゴールを決めるなど活躍。クラブの公式サイトで「リバプールの一員になるのが夢だった。プレミアリーグと欧州CLで勝ちたい」と語った。

リバプールは欧州CLで6度優勝(前身の大会を含む)の名門、今季プレミアでは無敗の首位に立つ。クロップ監督はクラブを通じて「タクミはとても俊敏で、賢く、チームのために全力を尽くせる選手。素晴らしい契約ができてうれしい」と歓迎した。《読売新聞》

【プロ野球】ロッテ、楽天が人的補償選手発表

ロッテと楽天はそれぞれフリーエージェント(FA)で獲得した選手の人的補償として移籍する選手を19日、発表した。ロッテに加入した美馬学投手(33)の補償として楽天に酒居知史投手(26)が、楽天に加入した鈴木大地内野手(30)の補償としてロッテに小野郁投手(23)が移籍する。

酒居は「球団から連絡を受けてびっくりした。ただ、こういう世界なので、今は切り替えて自分の野球をするだけ」とコメント。小野は「1軍で結果を残していないのに獲得していただき、期待してもらっていると思う。1年目と同じ気持ちでやっていく」と意気込んだ。

【ホンダ】二輪車の世界生産4億台

ホンダは19日、二輪車の世界生産台数が累計で4億台を突破したと発表した。世界最大市場のインドなど新興国での販売が急激に伸びたことが寄与した。業界首位のホンダに対し、インドや中国メーカーが攻勢を仕掛けて販売競争が激化しており、高付加価値で価格を抑えた車種を展開するなどして販売を強化する。

1949年に「ドリーム D型」で量産を開始してから70年で達成した。需要が多く見込まれる地域で現地生産する体制を整えたことが奏功し、2014年に累計3億台を達成してから5年で、1億台を上積みした。

今後の有望市場として、ナイジェリアなどアフリカ地域を挙げた。《共同通信》

【東京地検】秋元衆院議員事務所を家宅捜索

日本でのカジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業への参入に関心を寄せていた中国企業の日本法人側が、無届けで海外から現金数百万円を持ち込んだ疑いがある外為法違反事件に絡み、東京地検特捜部は19日、秋元司衆院議員(48)=自民、東京15区=の地元事務所(東京都江東区)や衆院議員会館内の事務所を家宅捜索した。特捜部は、既に秋元氏から任意で事情聴取しており、不正に持ち込まれた資金と秋元氏との関連を慎重に調べている。

秋元氏はIR誘致推進派で、2017年8月から18年10月まで内閣府副大臣でIRを担当し、観光施策を所管する国土交通省の副大臣も兼務していた。《共同通信》

【立憲民主党・枝野幸男代表】合流「年内に結論を」

立憲民主党の枝野幸男代表は19日のBSテレ東番組収録で、国民民主党などに提案した政党合流に関し、合流するかどうかの結論は年内に出すべきだとの見解を表明した。来年1月召集の通常国会冒頭で衆院が解散される可能性があるとして「どのような形で政治的連携を強めるかの方向性は、年内に結論を出さないといけない」と述べた。

枝野氏は17日、国民の玉木雄一郎代表との会談で合流協議に結論を出す時期に関し「できるだけ速やかに」と述べたが、具体的に年内と発言したのは初めて。

枝野氏は番組で、合流する場合でも手続きが済むのは年明け以降になるとの見方を示した。《共同通信》

【茂木敏充外相】ロシア・ラブロフ外相と会談

ロシアを訪問中の茂木敏充外相は19日(日本時間同午後)、モスクワでラブロフ露外相と会談し、日本漁船5隻が露国境警備局によって国後島の古釜布に連行されたことに抗議した上で、速やかな帰港を求めた。平和条約締結の前提となる北方領土問題では双方の主張の隔たりは埋まらず、協議項目を整理し、議論を継続することで一致した。

茂木氏は会談後の共同記者発表で「平和条約締結交渉を進めるための自分の考えを具体的に伝えた」と述べた。ラブロフ氏は「課題は決して簡単なものではない。(われわれは)長期的で地道な作業を行う用意がある」と強調し、交渉の長期化を示唆した。

ラブロフ氏は条約締結に向け「経済、投資、安全保障、人道などの分野での露日関係を包括的に発展させていくべきだ」とも述べ、「領土問題を解決して平和条約を締結」とする日本側と異なる立場を示した。漁業者に日露間の協定を順守させることも要請した。

両氏は、秋に北方四島で初めて試行した共同経済活動の観光ツアーに関し、来年の本格事業化に向け局長級の作業部会を来月中に開催することで合意した。茂木氏は元島民への人道的措置として航空機を使った墓参の継続を重ねて求めた。《産経新聞》

【安倍晋三首相】ウズベキスタン・ミルジヨエフ大統領と会談

安倍晋三首相は19日、中央アジア・ウズベキスタンのミルジヨエフ大統領と官邸で会談し、同国の電力供給強化に向けた発電所整備や農産物の輸出促進へ計1878億9千万円の円借款供与を伝達した。両首脳は戦略的パートナーシップを深める方針を確認し、これらの内容を盛り込んだ共同声明を発表した。

首相は、インフラ整備や経済協力を通じて中央アジアの大国であるウズベキスタンとの関係を強めたい考えだ。

会談で首相は「中央アジアだけでなく国際社会の安定と繁栄に重要な役割を担うウズベキスタンとの関係を非常に重視している」と強調。ミルジヨエフ氏は日本の支援に謝意を示した。《共同通信》

【中国・習近平国家主席】マカオの愛国浸透を評価

マカオを訪問中の中国の習近平国家主席は19日、マカオ政府主催の夕食会で演説し、マカオ政府が愛国主義教育を推進し「一国二制度の成功に向けた思想的基礎を築いた」と評価した。マカオと同様の一国二制度下にある香港で中国への反発を背景にした抗議活動が続いていることをけん制したとみられる。

習氏は「幅広いマカオの同胞」が愛国主義を民主や人権、法治よりも尊重すべき価値観だと位置付けたと称賛。さらに全ての学校で国旗掲揚や国歌斉唱を義務付けたこともたたえた。《共同通信》

【望月義夫衆院議員】死去

元環境相で自民党衆院議員の望月義夫氏=静岡4区=が19日午前、静岡市清水区内で死去した。72歳。静岡市出身。体調不良のため最近まで入院していた。

静岡県旧清水市(現静岡市)の市議や静岡県議を経て、1996年の衆院選で初当選し、8期務めた。2014年に第2次安倍改造内閣の環境相として入閣。自民党幹事長代理や衆院災害対策特別委員長を歴任した。所属する岸田派では事務総長を務めた。《共同通信》



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