平成3451日目
1998/06/20
この日のできごと(何の日)
【サッカーW杯・フランス大会】日本0−1クロアチア
サッカーの第16回ワールドカップ(W杯)フランス大会第11日は20日、フランス南部の歴史の街、ナントで1次リーグH組の日本ークロアチアを行い、初出場の日本は欧州の強豪に果敢に挑んだが0−1で敗れ、目標としていた決勝トーナメント進出の望みがほぼ絶たれた。
初戦でアルゼンチンに敗れ、1次リーグ突破に背水の陣で臨んだ日本は前半から細かいパスをつないで中盤を支配し、相馬(鹿島)のシュートはわずかに外れ、中山(磐田)のシュートもGKに阻まれ、ゴールを割れなかった。
日本は後半も押し気味に進め、岡野(浦和)を投入して初得点を狙ったが、30分すぎみシュケルに決勝点を許した。終盤には森島(C大阪)、呂比須(平塚)を入れ、1点を狙いに出たが、ゴールが遠く、連敗で世界の壁の厚さを実感することになった。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
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【小渕恵三外相】内閣改造は9月末
自民党小渕派会長の小渕恵三外相は20日、訪問先のブラジル・サンパウロで日本人記者と懇談し、7月の参院選直後の内閣改造について「物理的に無理な気がする。9月末に党役員人事があり、そこで態勢を整えるのが順当だ」と述べ、党役員任期が切れる9月末とすべきだとの考えを表明した。
また、参院選での自民党の勝敗ラインについて、61の改選議席を1ないし2議席上回れば「(政治責任を)人は言うかもしれないが、自分は言わない」と述べ、自民党の現有改選議席数を上回れば、橋本龍太郎首相や党執行部の責任追及はしない、との姿勢を鮮明にした。《共同通信》
【松永光蔵相】不良債権処理表明
円を含むアジア通貨危機への対応を緊急協議する先進7カ国(G7)とアジア11カ国・地域の蔵相・中央銀行総裁代理会合が20日、都内のホテルで開かれた。過度の円安がアジア通貨不安再燃や欧米経済の混乱につながるのを防ぐため、円安是正と為替安定へ向けた協調体制を確認するのが最大の目的。
合同会合の冒頭で松永光蔵相は「不良債権処理を速やかに強力に進めることで、内外の信認を回復したい」とあいさつし、政府として問題に最優先で取り組む意向を表明した。
G7は合同会合に先立ち同日午前、松永蔵相が出席して蔵相・中銀総裁代理会合を開き、日米が踏み切った協調介入を歓迎するとの認識で一致した。
同日夕の合同会合終了後、日本の景気回復努力の重要性や通貨危機防止のための外貨の相互融通機能強化、資本市場の監視強化などを盛り込んだ共同声明を発表する見通しだ。《共同通信》
【参院選】景気回復が争点
橋本龍太郎自民党総裁(首相)、菅直人民主党代表ら各党党首らは20日、全国各地で参院選候補の応援に駆け付け、参院選挙での自党への支持を訴えた。
選挙戦での争点は、金融機関の不良債権処理問題を中心にした景気回復策と景気低迷の責任論。
橋本首相は不良債権処理を最優先の政府の姿勢に理解を求めた。菅氏は現行金融システムが金融機関の破たんを招いたと橋本政権を批判、新党平和の神崎武法代表は「橋本不況」と攻撃した。自由党の小沢一郎党首は金融機関への公的資金投入に反対の考えを示した。社民党の土井たか子党首は「憲法を生かすところから政治は始まる」と、憲法擁護の姿勢」を前面に押し出した。
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橋本龍太郎首相は20日午後、栃木県宇都宮、小山両市内で講演し「(参院選に)政治の安定をかけている。景気問題に全力で取り組むためにも政治の安定がほしい」と述べ、参院での自民党の過半数回復に向けて国民の支持を訴えた。
景気回復のカギとなる金融機関の不良債権処理問題について首相は「いつまでも不良債権を抱えていては、貸し渋りも起きる」と指摘。「担保不動産にいろいろな権利が入り組んでいるのを解きほぐす機関や、それを債権として動かす市場をつくる仕事が目前に控えている」と強調し、早期処理に決意を示した。《共同通信》