平成3437日目

1998/06/06

【パキスタン・シャリフ首相】インドに対話呼びかけ

パキスタンのシャリフ首相は6日、国会で演説し、インドのバジパイ首相に対し、両国の軍拡競争に終止符を打つため「目的のある、意味のある対話」を始めようと呼び掛けた。

シャリフ首相は、パキスタンがインドの直接対話の再開を求めてきた従来の立場にいささかの変化もないと強調。「バジパイ首相、南アジアの軍拡競争に終止符を打とうではないか」と呼び掛ける一方、両国が領有を争うカシミール問題については「ようやく関心を持ち始めた国際社会が積極的な役割を果たすよう期待する」と述べた。

当初、カシミール問題の協議を拒否する姿勢を示していたインドは、日本などが粉争解決の仲介に積極姿勢を示すなど「国際問題化」し始めたのを背景に、最近、態度軟化の可能性を見せている。しかし、シャリフ首相の呼び掛けに応じた形での対話が実現するかは不透明だ。

シャリフ首相は「住民投票を実施してカシミール地方の帰属を決めるという国連決議が履行されていない。同地方の住民が自決権を行使できるまで、われわれは声を大にして求めていく」と、カシミール問題をあくまで国際的枠組みの中で解決を図る方針を示した。

インドに対抗して核実験を強行したパキスタンは、カシミール問題を含む包括的対話の再開をインドにあらためて呼び掛けていた。《共同通信》



【国連安保理】核拡散防止体制堅持を採択

国連安全保障理事会は6日、インドとパキスタンが先月、相次いで実施した核実験を非難し、南アジアの不安定化に懸念を表明するとともに、核拡散防止体制の堅持を呼び掛ける決議を全会一致で採択した。

両国の核実験で揺らいだ一核拡散防止への安保理の強い決意表明と言えるがインド外務省は「強圧的だ」と激しく反発する声明を発表。採択のための公式協議に出席したパキスタンの国連大使も核保有国の核兵器独占を非難した。

他の理事国以外の国も演説で、5常任理事国に核軍縮推進を要求、核保有国で占める5常任理事国は自らの核軍縮努力も迫られる格好となった。

決議採択を主導した日本は、採択阻止を狙ったインド、パキスタン両国の圧力を受け決議反対に傾いた非同盟の理事国と、核保有国の核軍縮義務に議論が進むのを嫌う5常任理事国の主張を調整し、唯一の被爆国としての役割を担った。《共同通信》

【Jリーグ・京都】ハンス・オフト監督が辞任

サッカーJリーグの京都サンガは6日、神奈川県平塚市の平塚競技場で行われたヤマザキナビスコカップ予選リーグ、ベルマーレ平塚戦の終了後にハンス・オフト監督(50)が会見し、この試合限りで辞任すると発表した。後任には清水秀彦ヘッドコーチ(43)が就任する。

昨秋に就任が決まり、2月から指揮を執った同監督は、辞任の理由を「個人的な問題」とし、明言を避けた。《共同通信》

【全仏テニス】アランチャ・サンチェス選手、4年ぶり3度目の優勝

テニスの全仏オープン第13日は6日、パリのローランギャロスで女子シングルス決勝を行い、第4シードのアランチャ・サンチェス(スペイン)が第6シードのモニカ・セレシュ(米国)を7−6、0−6、6−2で破り、4年ぶり3度目の優勝、賞金362万4000フラン(約8600万円)を獲得した。《共同通信》

【民主党・菅直人代表】内閣不信任案「2党だけで提案も」

民主党の菅直人代表は6日、長野市内で会見し、橋本内閣不信任決議案について「補正予算の審議がある程度進んだ段階で出すことが適当だ」との見解を示した。野党間での協力態勢については「自由党と平和・改革の3党で一緒に出すことを第一の目標にする。場合によっては2つの党で共同提案もありうる」と指摘。「社民などともさらなる議論を行う可能性もあり得る。不信任案だけでなく、政治倫理や他の課題についても意見交換があってもいいのではないか」と述べ、与党離脱した社民、さきがけ両党との連携にも前向きな姿勢を示した。《共同通信》



6月6日のできごと