平成3422日目

1998/05/22

【オウム真理教・松本智津夫被告】第80回公判

オウム真理教松本智津夫被告(43)=教祖名麻原彰晃=の第80回公判が22日、東京地裁(阿部文洋裁判長)で開かれ、地下鉄サリン事件の実行犯とされる元幹部林泰男被告(40)が事件直前の心境について「すべての指示に逆らいたい気持ちだった」と証言、犯行に消極的だったことをあらためて強調した。国選弁護団の反対尋問に答えた。

証言によると、林被告は平成7年3月20日の地下鉄事件直前、元幹部井上嘉浩被告(28)らから指示を受けて日比谷線にサリンをまくことが決まっていた。その際、電車の2両目に上野駅から乗ることになっていたが、実際にはいったん上野駅から乗った後次の御徒町で下車。ホームを歩き回るなどした後再び乗車したが、乗ったのは指示と異なり3両目だったという。

弁護団は林被告に「本当にやりたくなかったのなら、うそをつくなどして(実行せずに)済ませられるのでは」と尋ねると、林被告は「教団は自白剤などを使っている。うそは後に発覚する可能性が強い」と説明した。《共同通信》



【大相撲夏場所】13日目

大相撲夏場所13日目(22日・両国国技館)3敗で並んでいた七力士のうち四人が脱落、武蔵丸、若乃花の両大関と平幕、出島の三人が10勝目を挙げトップに立った。武蔵丸は横綱曙との3敗同士の対戦を引き落としで制し、綱とりに望みをつなぎたい若乃花は厳しい相撲で玉春日を寄り切った。横綱貴乃花は関脇武双山に引き落とされ、貴闘力、安芸乃島はそれぞれ小結千代大海、旭豊に敗れた。3敗で敗れた四力士に大関貴ノ浪、琴錦を加えた六人が4敗で続いている。新小結の千代大海、新入幕の若の里が勝ち越しを決定、関脇魁皇は負け越した。《共同通信》

【政界談話室】

○・・・自民党の山崎拓政調会長は22日、経団連会館で開かれた全国建設業協会のパーティーに出席し、総合経済対策について「16兆5000億円の規模で、内外から高い評価を得ている」と自画自賛。さらに公共事業について「議論はあるが必要性は変わらない」と再三強調し、最後には「景気回復のために占める役割は全く変わっていない。それどころか本当に困った時こそ公共投資ということが証明された」。最近は公共投資への風当たりが強いだけに、公共事業に最も理解のある建設業界関係者相手に言いたい放題。

○・・・民主党の菅直人代表はこの日、韓国の朴定洙外交通商相と会談、朴氏から「菅さんはブレア英首相に似ている。大変人気があるようですね」と持ち上げられると、照れながら「イタリアのプローディ首相、ブレア氏とともに金大中大統領は政権交代の師匠です」とお返し。さらに朴氏から「民主党は(国会議員数の)20名程度と聞くが数は問題ではなく、質が大事だ。菅さんの人気が沸き上がって(民主党も)大きくなると確信している」とまで言われ思わず顔をほころばせた。党内でもこれほどの理解者はいない?《共同通信》

【橋本龍太郎首相】女性疑惑を否定

橋本龍太郎
https://www.kantei.go.jp/

自由党の平野貞夫氏は22日の参院本会議で「中国人女性が橋本龍太郎首相を通じ、ベチューン医科大学への26億円の無償援助を引き出した」との月刊誌記事を基に、援助決定時に蔵相だった橋本首相が「国益を侵した疑惑がある」と追及した。

首相は「政治家としての信念に基づき、わが国の協力を進めるべく努力してきた」と疑惑を強く否定した。《共同通信》

【民主党・鳩山邦夫副代表】総理に「帰去来」辞を進呈

、鳩山邦夫副代表は22日の衆議院本会議で、民主党、平和・改革、自由党の野党3会派提出の財政構造改革法停止法案に賛成し、政府提出の財革法改正案など5法案のうち、貸し渋り対策の中小企業信用保険法改正案を除く4法案に反対する討論を行った。政府案が可決され、参院に送られた。

鳩山副代表は「かつて橋本総理と同じ政党、派閥に属していたが、先輩が総理の座に着いてまったく無責任な経済運営をするとは夢にも思わなかった。政官業癒着構造の守護者でしかなかったのかと悲しい気持ち」と切り出した。総理が昨年春以降、「景気は回復している」と官僚の作文を繰り返し、景気悪化によって半年足らずで財革法改正を余儀なくされたことについて、「政策転換を君子豹変と言う人がいるが、豹に対して失礼。もともとは豹の模様のように悪から善にはっきり変わるという意味であり、総理は単に朝令暮改」と批判。「今までの経済運営を国民に詫び、『橋龍不況』に終止符を打つべき」と辞任を迫った。

鳩山副代表は「政府の財革法改正案は財政健全化目標を2003年度から2005年度に延長するというが、目標達成の具体的根拠はついに聞くことができなかった」と国会での議論を総括し、「政府案では恒久減税も不可能。不況継続旧来型財政構造温存法だ」として、「野党案は問題だらけの財革法を2年間凍結し、その間景気対策に全力をあげることができるとともに、現行法を抜本改革するもの。経済活性化と財政政策への信頼を回復する唯一の道だ」と強調した。

最後に鳩山副代表は「市場はすでに総理に不信任案を突きつけ、可決している」として、晋の陶淵明が宮仕えを辞め、故郷に帰った時の心境を述べた「帰去来(かえりなんいざ)」の辞を進呈し、政治家としての決断を促した。《民主党ニュース》

【インドネシア・ハビビ大統領】前大統領の長女ら更迭

インドネシアのハビビ大統領は22日、「開発・改革内閣」と命名した新内閣の閣僚名簿を発表した。スハルト前大統領の長女のシティ社会相、ボブ・ハッサン産業貿易相ら情実人事と批判された閣僚は更迭され、与党ゴルカル以外に野党からも入閣、スハルト政権下では例がなかった公認3政党すべてによる「連合政権」となった。

ウィラント国防・治安相は声明を発表し、新内閣に改革実行のチャンスを与えるよう呼び掛けた。民主派や学生らも一定の評価を示し、当面は情勢平穏化の公算が大きくなった。《共同通信》



5月22日のできごと