平成3376日目

1998/04/06

【橋本龍太郎首相】経済政策転換の責任「参院選で判断」

参院予算委員会は6日午前、平成10年度予算案に関連して国際経済、外交・防衛、福祉の3テーマで集中審議を行った。橋本龍太郎首相は積極財政への事実上の政策転換に伴う責任問題について「(7月の参院選で)国民の審判を受けることが責任を明らかにする最大の道だ。国民の審判は重いものだと受け止めている」と述べた。

財政構造改革法改正をめぐり、野党や自民党内の一部で首相への批判が強まっているが、首相はこうした責任論に反発したものだ。自民党の武見敬三氏への答弁。

首相は、アジア欧州会議(ASEM)出席の際の記者懇談の発言を引用して「予算成立後、できるだけ早く財政構造改革会議を招集したい」と述べ、予算成立を受け財革法改正の検討に着手する考えを重ねて示した。

冒頭、首相はASEM出席について「建設的で有意義な会議だった。所期の目的を達することができた」と報告した。

これに先立つ同委員会理事会で、野党側は首相が記者懇談で大型減税や財革法改正を示唆する発言をしたことに対し「外国に行ってはぶち上げている。予算審議が大詰めの段階で無礼だ」と抗議した。《共同通信》



【NHK連続テレビ小説・天うらら】放送開始

【瀬戸大橋】SLが初走行

春の瀬戸大橋を6日、蒸気機関車(SL)が煙を上げながら駆け抜けた。瀬戸大橋開業10周年を記念したJR四国(本社高松市)の企画で、同線の全線開業以来、SL列車が走るのは初めて。JR四国は8日まで試運転を続け、10日から3日間、多度津ー茶屋町間の約38キロを臨時ダイヤで営業運転する。

この日はあいにくの雨となったが、瀬戸大橋記念公園(香川県坂出市)の展望タワーには鉄道ファンが集まり「C56-160号」が瀬戸大橋を渡っていく姿をさかんにカメラに収めていた。《共同通信》

【甲山事件】検察が控訴

1974年3月に兵庫県西宮市の知的障害児施設「甲山学園」で園児が水死体で見つかった甲山事件で、神戸地検は6日、殺人罪に問われた元保母山田悦子被告(46)を無罪とした神戸地裁の差し戻し審判の判決を不服として大阪高裁に控訴した。

同地検は大阪高検や最高検と協議した結果、判決が差し戻しを命じた大阪高裁判決の判断に反し、各種証拠の信用性を不当に否定して事実を誤認したとしている。

しかし、再度の控訴審で判決が覆る確証はなく、既に20年の長期裁判になっている点などを考慮すれば、迅速な裁判を求める憲法の規定に照らすと問題も多い。《共同通信》

【政界談話室】

○・・・自民党の野中広務幹事長代理は6日、党本部で講演し、衆院東京4区補選などで得票を伸ばしている共産党について「最近は自衛隊や安保のことを言わず、最気対策のような国民に耳当たりのいい話をしている」と指摘。「党綱領を変えないままで薄化粧をして安心感を与え、国民の中に入っていこうという恐ろしさに気付けなければならない」と、ソフト路線に警戒感を示した。小沢一郎自由党党首批判を繰り返してきた野中氏だが、「自共対決の時代」(加藤紘一幹事長)をにらみ共産党に「口撃」の照準を合わせたようだ。

○・・・共産党の志位和夫書記局長はこの日の記者会見で、今月27、28両日に開く地方議員全員会議について「全員集会は初めてだ。ぜひ(取材に)来てください。(議員が)約4000人も集まるから壮観になりますよ」とPRした。しかし、開催場所の国立横浜国際会議場で平成6年12月に新進党結党大会が開かれたことを記者団が指摘すると「同じ場所かあ。はあっー」。支持層拡大に勢いづいている時だけに、政党にとっては縁起のよくない会場選定と気付いたのか大きなため息。《共同通信》

【民主党】執行部人事が内定

27日に旗揚げする新「民主党」の執行部人事が6日、内定した。総務会長に横路孝弘民主党副代表、政調会長に伊藤英成新党友愛幹事長、国対委員長に石井一民政党副代表を起用するほか、当初2人だった副代表枠を増やし、鳩山邦夫民主党副代表を充てる。

初代代表となる管直人民主党代表と、幹事長に就く羽田孜民政党代表ら民主、民政、友愛3党の代表、幹事長クラスが6日午後の協議で合意した。7日の代表者会議、両院議員総会を経て正式に決定、27日の党大会を前に新体制が事実上スタートする。民政党からも副代表を起用する方向だが、候補の鹿野道彦幹事長が固辞している。

当初は新党の清新なイメージをアピールするため、思い切って若手を愛用する案も検射されたが、各党の党内調整の結果見送られ、各党幹部がポストを分け合う順送り型人事になった。

鳩山邦夫氏は副代表兼選対委員長を求めたが、会党とも役職の兼務に反対論が強く、副代表に専念することになった。選対委員長には山花貞夫民主党選対委員長代理が就任する。

「横路総務会長、伊藤政調会長、石井国対委員長」の人事案は先週末の幹事長レベル協議でまとまっていたが、民主党の社民党出身議員グループが「横路政調会長」を強く要求したため調整が難航、週明けに決着を持ち越していた。《共同通信》



4月6日のできごと