平成3340日目

1998/03/01

この日のできごと(何の日)

【横浜国際総合競技場】オープン

日韓共催の2002年サッカー・ワールドカップ(W杯)決勝戦の有力候補地になっている横浜に、国内最大の競技場「横浜国際総合競技場」(横浜市港北区)が1日オープンした。雪の中で開設記念式典とサッカー日本代表メンバーが出場する第4回ダイナスティカップ日本−韓国戦などが行われた。

横浜国際総合競技場は一部屋根付きの全天候型で、総面積約6万4000平方メートル。これまで国内最大だった国立競技場(東京、約6万人収容)上回る7万人の収容が可能。観客席は国内で初めて二層式を採用し、高さ9メートル、幅19メートルの大型ビジョンを2基設置した。約600億円をかけ横浜市が建設した。

開設記念式典は午後1時から行われ、横浜市の高秀秀信市長が「わが国最大の競技場をお披露目でき感激に堪えない。ワールドカップの決勝戦も横浜で開催したいと願っている」とあいさつした。2002年のW杯決勝戦開催地には横浜市のほか埼玉県などが名乗りを上げている。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

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【サッカー・ダイナスティ杯】開幕

サッカーの東アジア対抗戦、第4回ダイナスティカップは1日、新設された横浜国際総合競技場に約5万9000人の観衆を集めて開幕。日本は後半終了直前の城(横浜M)の決勝ゴールで韓国を2−1で下し、大会3連覇に向けて好スタートを切った。

日本は前半18分、右CK中山(磐田)が頭で決めて先制。しかし4分後には李相潤に突破を許して同点に追いつかれた。後半は一進一退。日本の攻撃陣は韓国の厳しいマークに苦しんだ。それでも後半終了直前、名波(磐田)のけった右CKに城がヘディングで合わせた。《共同通信》

【第53回びわ湖毎日マラソン】

第53回びわ湖毎日マラソンは1日、大津市皇子山陸上競技場を発着点とする42.195キロのコースで行われ、小島宗幸(旭化成)が日本歴代7位となる2時間8分43秒の好記録で優勝した。

大会2連覇を狙ったマルティン・フィス(スペイン)は2時間9分33秒で2位、昨夏の世界選手権代表の清水康次(NTT中国)が2時間9分57秒で3位に入った。《共同通信》

【有森裕子さん】聖火走者を辞退

マラソンの有森裕子さん(31)が1日、ロサンゼルス発の全日空機で帰国、成田空港で会見し、長野パラリンピック開会式の最終聖火ランナー取り消し問題について「引くしかありません」などと述べ、事実上辞退する考えを明らかにした。

聖火ランナーの取り消しについては「(長野パラリンピック組織委員会から)正確な連絡は受けていません」と話した。

有森さんは「長野五輪の最中も私のことで選手らにかなりの迷惑を掛けたし、私がその場に行くことで(注目を集め)、本来写らなければならない(選手らの)映像がそがれるなら、不本意なので引くしかありません」と述べた。

同組織委会長の吉村午良長野県知事が「辞退してもらうのはやむを得ない。本人は悪くないと言っても、結婚したら夫婦は一体」などと発言したことに対しては「そういう評価なんだなと感じました」と話した。知事発言に抗議するのかという問いには「抗議しても通るんでしょうか」と苦笑いを浮かべた。

有森さんは1月に結婚した米国人男性の金銭トラブルなどがマスコミで報じられたため、組織委内部から「適当ではない」との声が上がり、この日までに取り消しが決まった。《共同通信》

【自民党・山崎拓政調会長】公共事業前倒し執行

自民党の山崎拓政調会長は1日、大分市内で講演し、低迷する景気へのてこ入れ策として、(1)1998年度公共事業は過去最大の率(82%)を上回る前倒し執行(2)株価引き上げを狙った株式市場への公的資金投入(3)早期補正予算編成をにらみ、情報通信網整備を柱とする党の第5次景気対策ーを実施する考えを表明した。

97年度補正予算成立後も回復が遅れている景気に対し、米国などから要望が強い特別減税の追加や継続よりも、公共事業を中心とした一段の対策が必要との判断によるものだ。

山崎氏は財政構造改革路線について「橋本政権が堂々と(同路線を)標ぼうして財政再建に取り組んでいることを評価している」と強調。財政再建が一定の経済成長を前提としていることを指摘し「経済政調が止まることを克服しないといけない。必ずできる」と強調、同路線の見直しは必要ないという考えを示した。《共同通信》

【韓国・金大中大統領】「3.1精神で国難打開を」

韓国の金大中大統領は1日、ソウル市内で行われた3.1独立運動79周年の記念式典の演説で、運動の精神を継承し国民が団結して経済危機を克服するよう訴えた。

朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)との関係では「北韓(北朝鮮)当局に再度、南北基本合意書履行のための特使交換を提案する。何よりも離散家族の再会ないしは生死確認だけでも急がなくてはならない」と訴え、2月25日の大統領就任演説に続いて、北朝鮮側に特使交換や離散家族の再会促進を求めた。

大統領は「いますぐの統一は難しい」とし「南北基本合意書で合意している和解と協力、不可侵の関係実現が必要だ。まず、最小限の対話、交流が実現されなければならない」と北朝鮮側に呼び掛けた。

さらに「南北対話と並行して四者会談を必ず成功させなければならない」と、四者会談継続の意思を明確にした。日本への言及は特になかった。

3.1独立運動は、日本が朝鮮半島を植民地支配した時代で最大の独立運動。宗教者や学生らが1929年3月1日、京城(現ソウル)の広場で「独立宣言書」を読み上げたのを口火に全土でデモが繰り広げられ、軍事力で鎮圧されて多くの犠牲者が出た。《共同通信》



3月1日 その日のできごと(何の日)