平成3303日目

1998/01/23

この日のできごと(何の日)

【オリックス・イチロー外野手】契約更改

4年連続首位打者を獲得したオリックスのイチロー外野手(24)は23日、神戸市須磨区のグリーンスタジアム神戸で契約更改交渉に臨み、昨季の年俸2億6千万円プラス出来高払い2千万円の2億8千万円から4千万円増の年俸3億2千万円でサインした。

プロ7年目、24歳で3億円プレーヤーになったのは球界史上最短、最年少。これで落合(日本ハム)を抜き、日本人選手のパ・リーグ史上最高年俸となった。《共同通信》

笑顔を見せることなく切り出した。「トップクラスの選手に近いところまでいきました」。自信とプライドの感じられるイチローの態度。7年目、24歳で推定年俸が3億円の大台に到達した。「努力してないわけじゃない。何もしないでなったわけじゃないですから」と言った。

シーズン最多安打をはじめ、さまざまな記録を打ち立て、タイトルを獲得し、一昨年はチームが日本一になった。新たな目標を問うと、チーム内でのリーダーシップを挙げた。

オリックスはトレードや、ドラフトで選手が大きく入れ替わった。「前半戦で新しい同僚の能力や特長をつかみたい。プレー以外のことでも」とチームの状況に応じて役割を果たす心構えを強調した。「当然(リーダーに)なっていかなくてはいけない」というわけだ。

4年前は推定800万円だった年俸はどこまで上昇するのか。「そろそろストップですよ。なかなか(これ以上は)難しい」。ようやく笑顔を見せてイチローらしく受け流した。(金額は推定)《共同通信》

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【大相撲初場所】13日目

大相撲初場所13日目(23日・両国国技館)大関武蔵丸が左四つがっぷりから横綱曙を寄り倒し11勝目、2敗を守った。後続とは2差がついており、武蔵丸は14日目の貴ノ浪戦に勝てば7場所ぶり3度目の優勝が決まる。武蔵丸に続く4敗をキープしたのは、貴ノ浪、若乃花の両大関、武双山、栃東の両関脇に平幕栃乃和歌の5人。貴ノ浪と若乃花はそれぞれ湊富士、敷島を寄り切り、栃東は旭鷲山を上手投げで仕留めた。武双山は横綱貴乃花の休場による不戦勝。曙は5敗で優勝の可能性が消えた。小結琴錦は小城錦を下し勝ち越した。十両は11勝2敗の若の里が単独トップを維持。《共同通信》

【プロ野球脱税事件】ヤクルト2選手に有罪判決

プロ野球脱税事件で、所得税法違反(脱税)の罪に問われたヤクルトスワローズの投手K(24)、内野手M(27)の2被告の判決公判が名古屋地裁で23日、相次いであり、両被告はそれぞれ懲役10月、執行猶予3年、罰金350万円(求刑懲役10月、罰金400万円)を言い渡された。両被告は控訴しない見通し。

同事件で起訴された10選手のうち、福岡ダイエーホークス、横浜ベイスターズ、中日ドラゴンズの計7選手がいずれも執行猶予付きの有罪判決を言い渡されており、これで9選手の判決が出た。《共同通信》

【ソニー、富士通】次世代半導体生産で提携

富士通とソニーは23日、メモリーやマイコンなど複数の半導体を一つのチップに混載した次世代半導体「システムLSI」について共同で開発、生産すると発表した。

半導体業界では、主力商品のDRAM(記憶保持動作が必要な随時書き込み読み出しメモリー)の市場低迷や、巨額の設備投資が原因で収益が悪化している。今回の提携で両者は設備投資の圧縮が可能となり、今後もこうした形で業界再編が進む可能性がある。《共同通信》

【民政党】結成

国民の声、太陽党、フロムファイブの野党3党による新党「民政党」は23日夕、都内のホテルで結党総会を開き、政権交代可能な二大勢力の一翼を担うことを目指し、正式に旗揚げした。代表に太陽党の羽田孜党首、幹事長に国民の声の鹿野道彦代表が就任。衆院30人、参院9人が参加。衆院では第五党となった。《共同通信》

羽田代表は総会後、記者団に対し、野党の現状について「できるだけ一つのものになるため、努めたい。(参院選で)より有効な結果を出すためにできるだけ早い方がいい」と述べ、7月の参院選前に民主党、新党友愛などとつくる統一会派「民友連」を基軸とした新・新党を結成することに強い意欲を表明。「私たちが協力すれば間違いなく政権が奪還できる」と強調した。

昨年末以降の新進党の分裂をきっかけとした野党の再編は、民政党結党により一段落。今後は、新・新党構想の行方など、野党勢力が参院選にどのような形で臨むかが最大の焦点となる。

羽田代表は参院選への対応で「(比例代表の)統一名簿もいいが、地域(選挙区)と全国(比例代表)で違う名前で戦うのでは成果が十分に出ない」とし、新党結成にまで踏み込むべきだとの考えを示した。《共同通信》

【政府】日韓漁業協定破棄を通告

政府は23日の閣議で、現行の日韓漁業協定を破棄する「終了通告」を行うことを決定した。同日午前、小渕恵三外相が韓国の柳宗夏外相あてに外交ルートを通じて「引き続き新協定締結交渉に取り組みたい」との書簡を出したほか、柳井俊二外務事務次官が韓国の金太智駐日大使を外務省に呼び、終了通告の口上書を提出した。

破棄通告は、新しい漁業協定締結交渉の合意が現状では困難と判断し、局面転換を狙った措置。だが韓国側は柳外相が記者会見で「非友好的な行為」と厳しく批判するとともに、日韓両国の沿岸で実施している自主操業規制を「無期中断する」と反発し、日韓関係への影響は避けられない情勢だ。《共同通信》

【政界談話室】

○・・・民政党幹事長となった鹿野道彦氏は23日昼、同党結成に伴い解党を決めた「国民の声」の両院議員総会で「代表」として最後のあいさつ。「短い期間だったが、18人が心を一つにした結果が発展的解消につながった」と、結党から解党まで20日間という短い「党史」を振り返った。その上で各議員に「次の段階に向かって民政党の中で主導的役割を果たそう」とげきを飛ばした。ところが一人感極まったか「皆さんとの友情は墓場に行っても決して忘れない」と今生の別れのような文句まで飛び出し、出席議員らは目をパチクリ。

○・・・自民党の保利耕輔国対委員長はこの日の総務会で、日興証券から利益提供を受けた新井将敬氏について「残念ながら衆院予算委に参考人招致が決まった」と報告。すると山中貞則氏が「離党を促した相手に対し『残念』という表現は、将来性ある国対委員長としていかがなものか」とかみつき、党として新井氏に厳しい態度で臨むべきだと主張した。ひるんだ保利氏が「すいません」と謝ると、今度は亀井静香氏が「それはおかしい。党として正式な離党勧告をいつしたのか。所属議員は守るべきだ」と反論。こわもての二人に挟まれ保利氏は困ってしまう。《共同通信》

【米・クリントン大統領】支持率急落

クリントン米大統領の不倫もみ消し疑惑の発覚を受けて、同大統領の支持率が23日発表された世論調査で急落し、大統領がこれまで誇ってきた高い人気が今回のスキャンダルで揺らぎ始めた。

疑惑は米株式・為替・債券市場にも影を落とし、同日はトリプル安の展開となった、大横領は数々の疑惑に見舞われながらも高い支持率を背景に乗り切ってきたが、支持率低下は内外政策遂行に、影響する可能性が強く、政権の将来に暗雲が漂い出した。

米CNNテレビによると、クリントン大統領の支持率は不倫もみ消し疑惑が発覚する前の1月14、15日実施の60%から、22日実施では50%に大きく減少した。フォックステレビの調査でも、59%(9日実施)から49%(23日実施)に落ちた。

大統領は昨年、アジア系実業家からの献金疑惑で共和党に攻撃された際も60%前後を維持してきた。50%の支持率は1994年秋に中間選挙で共和党に大きく敗北して以来。

CNNによると、大統領が元ホワイトハウス実習生モニカ・ルインスキさん(24)と不倫したと思うと答えた人は48%と、否定派の31%を大きく上回り、大統領の言い分は信用されていない。大統領としての職務遂行への支持率も59%から52%に落ちた。CNNの調査は成人618人を対象に行われた。

大統領は23日の閣議の冒頭に「疑惑には根拠がまったくない」とあらためて否定した。

マカリー大統領報道官は23日も、大統領自身が国民に疑惑について回答すると繰り返したが、時間や場所を特定していない。《共同通信》



1月23日 その日のできごと(何の日)