平成3304日目

1998/01/24

この日のできごと(何の日)

【長野五輪】選手村オープン

長野冬季五輪まで2週間に迫った24日、長野市川中島町今井の選手村で開村式が行われた。選手、役員の人村も始まり、第一号として式の直後に日本選手団の役員3人が入村した。この日は日本を含め12の国と地域の選手、役職が選手村での生活をスタートさせる予定。2月7日の開会式に向けて開催地ナガノの五輪ムードは一気に高まってきた。

午前10時すぎから始まった開村式には、森田健作・文部政務次官、吉村午良・長野県知事ら同五輪組織委員会関係者のほか選手村で働くボランティアら計約400人が出席。約70の参加国と地域の旗が掲げられた選手村出入り口前のロータリーで、メルボルン五輪のレスリング金メダリスト、笹原正三村長が「言葉の量で身構えてしまうが勇気を持ってほしい。ボランティアの笑顔が素晴らしかったと言われることが最高の喜びになる」とあいさつした。

この後、近衞甯子名誉村長が開村宣言。五輪旗と日の丸、組織委のエンブレム旗の3本をポールに掲揚し、テープカットとくす玉割りで開村を祝った。

この日の入村予定は日本のほか、米国、イタリアなどの計74人だが、大半は、役員で、海外選手は台湾と米領バージン諸島の計8人。午前中に米、英、カナダの選手団役員も入村した。

選手村は長野五輪閉幕後の2月25日に閉村するまでの33日間、約3000人の選手、役員が生活する。《共同通信》

開幕まであと2週間に迫った長野冬季五輪は24日、選手村がオープンしたほか、メーンプレスセンターをはじめとする五輪関連施設も始動し、いよいよ本番態勢に入った。選手村に先発隊が一番乗りした日本選手団も、各競技会場で練習本格化。秒読みに入った五輪は、いよいよムードが盛り上がってきた。

日本の男女アイスホッケーチームは同午後に入村し、女子チームは本番会場で練習。フィギュアスケートの代表チームや、スノーボードのハーフパイプ勢も、それぞれ始動した。スピードスケートの現地合宿も、熱気がこもってきた。

しかし、長野県の山岳部は激しい雪となり、白馬村八方尾根のアルペンチームは、本番コースでの練習を断念。選手村には、外国選手団も入り始めたほか、メーンプレスセンターや国際放送センターも人の出入りが激しくなり、長野五輪全体が動き出した。《共同通信》

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【大相撲初場所】14日目

大相撲初場所14日目(24日・両国国技館)大関武蔵丸が勝てば優勝という一番で大関貴ノ浪に敗れ3敗目を喫した。武蔵丸はライバルに8連敗。千秋楽で武蔵丸が12勝目を挙げれば、7場所ぶり3度目の優勝が決まる。武蔵丸が敗れた場合は、この日4敗を守った貴ノ浪、武双山、栃東のいずれかが勝ったときに武蔵丸との優勝決定戦になる。武蔵丸は貴ノ浪を突き放し切れず、寄りに屈した。栃東は大関若乃花を、武双山は玉春日を力強く押し出した。横綱曙は小城錦を寄り倒して9勝目。栃乃洋は粘って7勝目を挙げた。《共同通信》

【Jリーグ広島・高木琢也選手】ヴェルディ川崎への移籍決定

サッカーのJリーグ、サンフレッチェ広島のFW高木琢也選手(30)のヴェルディ川崎への移籍が24日、決まった。赤字経営が続く広島の経営再建策の一環。

高木は184センチ、85キロの恵まれた体格を生かした大型FW。長崎・国見高から大商大を経てフジタ(現ベルマーレ平塚)に入団。1991年に広島の前進であるマツダに移籍した。《共同通信》

【社民党】第4回定期大会

社民党の第4回定期大会が24日午前、党本部で2日間の日程で始まった。土井たか子党首はあいさつで、与党で合意した政策の有効性について「三党協議で心血を注いた合意は約束だ。(社民党が仮に与党を離脱して)目の前からいなくなっても衆院で過半数を超える自民党が約束を守ることが、連立の意味が生きることになる」との考えを示した。

企業団体献金の禁止と腐敗防止法制定についても「自民党が社民党を侮ることのないようにあらためて警鐘を鳴らしておきたい」と強調した。

大会では、10日に再選された土井党首を正式に承認。25日に今後2年間党運営を担う新執行部を選出する。土井党首は執行体制の刷新を訴えており、与党協議のかなめとして自民党との折衝に当たってきた伊藤茂幹事長と及川一夫政審会長の去就が焦点だ。

来賓の橋本龍太郎首相は「気が付かない点があれば率直に言ってもらい、ともに議論をしながら難局にぶつかっていきたい」と自社さ三党体制の継続を重ねて求めた。

さきがけの堂本暁子議員団座長は「土井党首とともに政治の信頼回復を目指したい」と述べた。

伊藤幹事長は幹事長報告で、野党の統一会派「民友連」について「私たちが目指す政治勢力と距離があり、今参加することはない」と不参加を正式に表明。自民党一党優位体制に対峙できる社会民主主義勢力的な緩やかな政党連合による勢力結集の追求を強調した。《共同通信》

【米・民主党】「クリントン離れ」鮮明に

クリントン米大統領の不倫もみ消し疑惑で、民主党有力者のパネッタ前大統領首席補佐官は24日、「疑惑が事実ならば大統領は辞任せざるを得ない」と公言、民主党内の「クリントン離れ」が表面化した。

不倫相手とされる元ホワイトハウス実習生モニカ・ルインスキーさん(24)側も、刑事責任を免除することを条件に大統領との性的関係を認める構えを示しており、さらにもみ消し工作まで認めた場合、大統領の偽証や偽証教唆の疑いが一層濃厚となることから、ルインスキーさんとスター特別検察官との免責特権をめぐる交渉に焦点が絞られてきた。《共同通信》



1月24日 その日のできごと(何の日)