平成3237日目

平成9年11月18日(火)

1997/11/18

【サッカー日本代表】帰国

サッカーの1998年ワールドカップ(W杯)フランス大会アジア第3代表決定戦(16日・マレーシア)でイランを破り、W杯初出場を決めた日本代表チームは18日朝、成田着の日航機で帰国した。

国民的な関心事となった今回のW杯アジア予選。到着ゲートに降り立ったチームを代表して岡田監督と井原主将(横浜M)にスチュワーデスから花束が贈られた。午前7時すぎ、選手たちが到着ロビーに姿を現すと、早朝にもかかわらずに駆けつけた約300人のファンが、拍手と「ニッポン」コールで出迎えた。

午前8時からチーム全員が成田市内のホテルで記者会見に臨んだ。岡田監督は「目標を達成して帰ってくることができ、うれしく思っている。周りのいろいろな人たちのサポートでチームが進んでくることができた」と疲れも感じさせずに話した。《共同通信》

サッカーの1998年ワールドカップ(W杯)フランス大会出場を決めた日本代表チームは18日朝、成田着の日航機で帰国した。11月末で契約の切れる岡田武史監督の去就は未定だが、代表チームはこれでいったん解散し、フランス大会に向け、来年2月から新たにスタートする。

W杯初出場の悲願を達成して帰国した岡田監督は、16日のアジア第3代表決定戦のイラン戦は、選手交代などを含め、計算通りに進んだことを明らかにした。特に、ファンを驚かせた三浦知(川崎)の途中交代は、事前に本人にも伝えていたという。

決定戦の後半18分、ベンチに向かって走り寄りながら自らを指さし、三浦知は不思議そうな表情をした。けが以外では異例のエースの途中交代に、フィールドを退く姿は不満なようにも見えた。三浦知と中山(磐田)の2トップを、城(横浜M)と呂比須(平塚)にそろって交代させた大胆なさい配。プライドの高い三浦知を気遣い、中山とセットで代えたとの憶測も呼んだ。

しかし、この選手交代は、予定通りだった。本人には試合前から交代の可能性を告げていた。三浦知は「あの場面、監督は中山を呼んでいたのに、審判の示した交代選手の背番号は自分だったので、手続きの間違いだと思っただけ」と話した。そして、最終予選では出番のなかった岡野(浦和)の延長からの起用がW杯予選史上初めてのVゴールへとつながった。「相手も暑い中でいつか疲れてくる。そうなればスペースができて、岡野でカウンターを狙える。3分間以内はリスクを考えて我慢した」

震えがくるような大一番で、選手の力量、気候、試合の流れといった、もろもろの条件を冷静に計算したうえでの選手起用だった。《共同通信》



【大相撲九州場所】10日目

大相撲九州場所10日目(18日・福岡国際センター)1敗で並ぶ三人は順当に白星を挙げた。横綱貴乃花は新鋭、千代大海を押し出しで退けた。前日敗れた両大関は、武蔵丸が魁皇を落ち着いた相撲で突き落とし、貴ノ浪は栃乃和歌を寄り切っていずれも9勝目。平幕の武双山が8連勝で勝ち越しを決め、ただ一人2敗で三人を追う展開。大関若乃花は関脇栃東との熱戦を制し、3連敗を免れる6勝目。栃東は5勝5敗。関脇貴闘力は早くも負け越し。新小結の栃乃洋は星を五分に戻した。小錦は敗れて5勝5敗。十両は旭天鵬ら四人が7勝3敗で並んでいる。《共同通信》

【プロ野球脱税事件】5球団10選手を在宅起訴

プロ野球選手の脱税事件で、名古屋地検特捜部は18日、名古屋国税局の告発を受け所得税法違反(脱税)の罪で福岡ダイエーホークス所属の小久保裕紀選手(26)らセ・パ5球団の現役選手10人を在宅のまま名古屋地裁に起訴した。脱税額の最高は小久保被告が約2800万円に上る。

名古屋国税局は、起訴された10選手以外に選手ら11人について脱税と認定。特捜部はこの計21人のうち20人について、脱税工作にかかわったとして同法違反(脱税)の罪で名古屋市の経営コンサルタントS被告(41)=別の所得税法違反の罪で公判中=を追起訴した。脱税額は20選手で計2億5000万円に達した。

プロ野球コミッショナーは起訴された選手に対し同日、厳重戒告処分とし、刑確定で追加処分する方針。《共同通信》

【エジプト・ムバラク大統領】テロ阻止へ決意

エジプト南部ルクソールで日本人観光客らが襲撃された事件で、ムバラク・エジプト大統領は18日、陣頭指揮を執るため現地入りし、イスラム過激派壊滅に全力を挙げると強調、テロ事件の再発阻止に決意を表明した。

現場のハトシェプスト女王葬祭殿を訪れた大統領は記者団に「日本人遺族らに哀悼の意を表したい。このようなテロが再発しないよう治安強化に努める」と述べた。日本人の死者は10人となり、10人を含む観光客の遺体はエジプト軍用機などで約500キロ離れたカイロ近郊の病院に運ばれた。

エジプトのイスラム過激派組織「イスラム団」は同日、米国で収監中の精神的指導者アブデルラーマン解放のための襲撃だったとの犯行声明をロイター通信に送り付けた。

エジプト政府は事件後、現場周辺を封鎖、夜間外出禁止令を出すなど厳戒態勢を敷き、全国各地で過激派掃討を続けた。しかし、18日朝には現場周辺の封鎖を解除、同葬祭殿には日本人ら約100人の観光客が普段通り見物に訪れた。

現地の治安当局者らによると、6人の犯人グループは警官を装い、命ごいをする被害者を容赦なく殺害した。犯人は警官との銃撃戦で全員死亡した。国営テレビによると、犯行に使われた自動小銃は警察から盗まれたものだった。

地元旅行会社によると、事件に遭遇した日本人観光客と添乗員計11人のうち10人の死亡が確認された。《共同通信》

【橋本龍太郎首相】強くテロ行為を非難

村岡兼造官房長官は18日の記者会見で、邦人を含む多数の外国人犠牲者が出たエジプト観光客襲撃事件に関して、橋本龍太郎首相からエジプトのムバラク大統領あてに(1)事件の真相の徹底解明(2)テロへの断固たる非難(3)負傷者の手当てや遺族の現地入り、邦人の遺体搬送への全面的な支援ーを求めるメッセージを送ることを明らかにした。

橋本首相は同日、首相官邸で記者団に「亡くなられた方には心からお悔やみを申し上げ、弔意を表する」と述べ、さらに「何処の国であれ無差別な攻撃をすることが、一体その国の抱える問題の解決に役立つのか。何処の国であれテロに屈することはあり得ない」と、イスラム過激派によるテロ行為を強く非難した。《共同通信》

【日本赤軍・西川純容疑者】ボリビアから移送

南米ボリビアで身柄拘束され、国外退去処分になった日本赤軍メンバー西川純容疑者(47)が18日午後、日航機で成田空港に移送され、警視庁公安部は1977(昭和52)年にインド上空で日航機を乗っ取ったダッカ事件のハイジャック防止法違反の疑いで西川容疑者を機内で逮捕した。

日本の警察当局が日本赤軍メンバーを逮捕するのは、昨年6月、ペルーで拘束された吉村和江被告(50)=偽造有印公文書行使罪で公判中=以来。国際手配され逃亡中の日本赤軍メンバーはリーダーの重信房子容疑者(52)ら7人となった。

公安部によると、逮捕状を示された西川容疑者は黙ってうなずいて捜査員の指示に素直に応じ、ボリビアで拘束されたときの状況について「相手が話しているスペイン語が分からなかった」などと話したという。《共同通信》



11月18日のできごと