平成3216日目

平成9年10月28日(火)

1997/10/28

【正力松太郎賞】ヤクルト・古田敦也捕手

プロ野球の発展に貢献した選手や監督に贈られる「正力松太郎賞」は2年ぶりに日本一となったヤクルトの古田敦也捕手(32)に決まった。28日、東京都内のホテルで開かれた選考委員会で満場一致で選ばれた。

古田は初受賞で選手の受賞は9人目10度目で捕手は初めて。リーグMVP(最高殊勲選手)、日本シリーズMVP、正力賞を同時受賞するのは1992年の石井丈裕(西武)以来で、ヤクルトからは93年の野村克也監督以来3年ぶり。金メダルと副賞500万円が贈られる。《共同通信》



【巨人・桑田真澄投手】FA宣言し再契約

フリーエージェント(FA)資格を持つ巨人の桑田真澄(29)、槙原寛己(34)両投手が28日、東京・神田の球団事務所で深谷尚徳球団代表、山室寛之代表補佐とそれぞれ交渉し、ともにFA宣言した上で、再契約を結んだ。現状維持の年俸1億円と再契約金(額は不明)で合意した桑田の契約年数は4年の長期となったもよう。槙原は1993年に次いで2度目の権利行使で、現状維持の年俸1億6000万円と再契約金1600万円でサインした。

右ひじの手術から2年ぶりに復活した桑田は、シーズンを通して先発で働き、規定投球回をクリア。完投は0だが10勝7敗、防御率3.77の成績。希望の複数年契約を結び「二けた勝利を果たし、来年はことし以上にやれると実感した。予想したよりいい条件を提示してもらった」と笑顔を見せた。

槙原はチーム最多タイの12勝(9敗)を挙げ、防御率は3.46。勝利数による出来高契約を結んだものの複数年契約はならず「活躍するしかない」と話した。(金額は推定)《共同通信》

【東京株式市場】全面安

28日の東京株式市場は、前日のニューヨーク市場の暴落を受けて朝方から売り注文が殺到、全面安の展開となった。東京証券取引所は暴落回避のため気配値の更新値幅を縮小するなど臨時措置を取った。しかし、平均株価(225種)は1万6312円69銭と1995(平成7)年7月以来、約2年3カ月ぶりの安値で取引を終了。前日比725円67銭、約4.3%の急落となった。

この日はアジア市場の株価も軒並み急落。前週の香港株暴落に始まった世界同時株安は、ニューヨーク市場で増幅され、再びアジアを揺るがす形となった。東京では翌日以降に大量の売り注文を残す銘柄も多く、一段の株価下落への懸念が広がっている。

東京市場は、午前の寄り付き後、しばらくはほとんどの銘柄が売り気配のまま値がつかない状態が続いた。その後、取引が成立する銘柄が増えるにつれて平均株価は下げ幅を拡大。午後には一部に公的資金とみられる買い支えもあったが、売り注文をさばききれず、一時は819円安と、終値で今年最大の下げ幅だった8月11日の780円を超える下落となった。出来高は約4億300万株。

ニューヨーク市場との連動性が高く市場のリード役だった優良ハイテク株のほか、香港へ多額の融資を実施している銀行の株にも大量の売り注文が集まった。《共同通信》

【行政改革会議】公共事業は「国土整備省」へ一本化

行政改革会議(会長・橋本龍太郎首相)は28日、9月の中間報告で打ち出した省庁再編案に関し、公共事業を担う「国土開発省」と「国土保全省」を一元化し、新たに「国土整備省」を創設する方向で自民党や、関係省庁との本格的調整に入る方針を固めた。行革会議首脳が同日夜、明らかにした。

中間報告の1府12省庁の枠組みを堅持することは確認されていることから、国土整備省創設に伴い①国土保全省の軸とされた現在の農水省は現状に近い形のまま単独で存続②国土保全省に統合されるとされた建設省河川局は、国土整備省に統合③「環境安全省」は中間報告の通り創設、される方向になった。

ただ、公共事業担当の行政部門が巨大化するため、調整は曲折が予想される。《共同通信》

【政界談話室】

○…自民党の遠藤要両院議員総会長は28日の役員連絡会で、選挙区である宮城県の知事選で推薦候補が破れたことについて「責任を感じているが、県の事情を察してほしい」と陳謝。その上で、相乗りで推薦した新進党の小沢一郎党首の応援は「悪女の深情けだ」と決めつけ、「宮城県が(小沢氏の地元の)岩手県にのみ込まれるという印象を与えるので来ないでほしいと再三、言ったのに…。影響が出たかもしれない」と敗因を分析したが、呉越同舟の失敗は小沢氏に押し付けたいとの気持ちがありあり。

○・・・新進党の野田毅政審会長はこの日の記者会見で、自民党の緊急経済対策をやり玉に。いわく「第一に政策不況だという反省がない。第二は中身が『検討する』『努力する』と具体性がない。第三に言い古された内容のら列で新味がない。第四に、以上の理由で効果がない」と批判、さらに「景気対策は四つの『ない』だ」と決めつけながら「景気対策に失望して、株価も下がった」と言いたい放題。党総務会、役員会で宮城県知事選敗北に対する執行部批判が集中したことへの憂さ晴らし?《共同通信》



10月28日のできごと