平成3217日目

平成9年10月29日(水)

1997/10/29

【米・クリントン大統領】中国・江沢民主席と会談

クリントン米大統領は29日、ホワイトハウスで江沢民中国国家主席と会談、両国首脳による公式訪問を定期化することで一致した。大統領は来年春にも北京を訪問する。これまで高官レベルの「戦略的対話」を続けてきた両国関係は、今回の会談を機に21世紀への関係強化に向けて新たな段階を迎えた。しかし、米国民が注目していた人権問題は溝が埋まらず、大きな対立を残したままとなった。

会談後に発表された共同声明などによると、両首脳は1985年に調印されたまま凍結状態となっていた米中原子力平和協力協定を履行段階に移すことで最終的に合意した。さらに香港株式市場の暴落を受け、朱鎔基副首相とルービン財務長官を中核とする対話の枠組みの設置を決定、アジア経済安定化のため米中が協力していくことになった。《共同通信》



【橋本龍太郎首相】景気対策早期策定を指示

橋本首相は29日、首相官邸で、村岡官房長官と尾身経済企画庁長官に対し、政府の景気対策策定を急ぐよう指示した。株価の不安定な値動きなどで、経済界から景気対策の早期策定を求める声が強まったことに配慮したものだ。

これを受けて両長官は30日午後、郵政、運輸、建設、農水など関係省庁の官房長を官邸に呼び、景気対策の柱となる規制緩和について、省内の審議会の検討事項となっているため早期に結論を得られていない課題などを洗い出し、前倒しして取り組むよう改めて要請する。《読売新聞》

【政界談話室】

○・・・橋本龍太郎首相は29日朝、菊池福治郎衆院議員の辞職についての感想を述べた後に、わざわざ記者団に向かって「今日はこの話か株の話だと思っていたんだ」。かねて用意の株価安定に向けた取り組みを記者団に講義した。「問題は株価の上下だけでなく、ほかへの波及なのだ。政府系金融機関に、きちっとした資金供給の役割を果たすよう、どこかで指示する」とリーダーシップをアピール。昼には、インドネシアのスハルト大統領との電話会談でのやりとりを細かく説明し、「為替市場の関心はバーツからルピアに移っている」と解説するなど、すっかり蔵相の気分。

○・・・在職25年表彰を辞退した小泉純一郎厚相はこの日の衆院財政構造改革特別委で、野党議員から「胸像も贈られる在職50年でも辞退するのか」と聞かれ、「私が50年やろうと思っても(自分の意思だけで)できるものでない」と答弁。「ただ50年だといって(胸像を)建てればいいものではなく、国民が自然に思う時に建つ」と胸を反らせた。だが小泉氏が所属する旧派閥領袖の三塚博蔵相は「表彰は院議をもって決める。受けるのも生きざま。今回私は25年表彰を受ける」と正反対の答弁で、一言居士の小泉氏も苦笑い。《共同通信》



10月29日のできごと