平成3199日目

1997/10/11

この日のできごと(何の日)

【サッカーW杯予選】日本1-1ウズベキスタン

サッカーの98ワールドカップ(W杯)フランス大会アジア地区最終予選B組のウズベキスタンー日本の第2戦が11日、タシケントのパフタコールスタジアムで行われ、日本は終了間際に追い付き、1−1で引き分けた。日本は勝ち点6でB組3位のまま。2位のアラブ首長国連邦(UAE)との勝ち点差は1に縮まったが、本大会出場の可能性を残す同組2位を自力では確保できなくなった。

岡田新体制で臨んだ日本は呂比須、中田(ベルマーレ)に代えて城、森島が先発したが、31分、CKのこぼれ球を決められ、今予選で初めて先制点を許した。だが後半も敗色濃厚の89分、井原のロングパスを途中出場の呂比須が頭で流し、幸運なゴールが決まった。首位韓国は同日、カザフスタンと1−1で引き分けたが、勝ち点を13に伸ばした。《読売新聞》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

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外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)

古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。

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【シプリアニ大司教】中高生らに講演

ペルーの日本大使公邸人質事件で、ペルー政府と武装グループの仲介役を務めたシプリアニ大司教が11日、名古屋市の南山学園を訪れ、中、高校生ら約1200人に「21世紀を生きる日本の若い人たちに」と題して講演した。

講演は同学園男子部生徒会のメンバーが計画。生徒たちの英文の手紙をアルゼンチン出身のペドロ・シモン同学園理事長がスペイン語に翻訳、大司教に送ったことから実現した。

大司教は講演で「勇気を持って生きなさい」と温かい響きのスペイン語でゆっくりと語りかけた。生徒たちとの質疑では「武力突入でしか解決の道はなかったのか」との質問に「これ以上、人質の生命をテロリストたちの中で危険にさらすわけにはいかなかった。悲しい結末だが責任はテロリストたちにある」と真剣な表情で答えた。大司教は講演後のわずかな時間、生徒たちと得意のバスケットボールを楽しんだ。《共同通信》

【柔道・世界選手権】

柔道の世界選手権は11日、パリのベルシー総合スポーツセンターで第3日の男女計4階級が行われ、アトランタ五輪で男子71キロ級に金メダルをを獲得した中村兼三(23・旭化成)が、決勝で同五輪3位のクリスト・ガグリアノ(仏)を破り、初優勝を飾った。

今大会で日本勢の金メダルは女子72キロ級の阿武教子(明大)に続いて2人目。《読売新聞》

【政府・自民党】「省庁再編」行革会議案を大幅修正

政府、自民党は11日、行政改革会議(会長・橋本龍太郎首相)の中間報告が打ち出した1府12省庁体制への再編案を大幅修正する方針を固めた。①建設省は分割せず国土庁、北海道、沖縄両開発庁を統合し「国土整備省」②郵政省の情報通信行政と運輸省を一元化し「情報通信交通省」③農水、環境両省庁の統合を基本に「農水環境省」ーを創設することを軸に検討に入る。

建設省からの河川局分離や、郵政省解体を打ち出したことに対する自民党内の反発を受けた。1府12省庁の数は堅持し、この枠内での変更はやむを得ないとの判断に傾いた。《共同通信》

【石川県金沢市】「ルネス9シネマ」オープン

UCIジャパン(東京)が金沢市高柳町の「ルネスかなざわ」内に建設した石川県内初の複合映画館「ルネス9シネマ」が11日オープンし、9つのスクリーンを擁する館内には午前中から多数の映画ファンが詰めかけた。最新の音響、映像システムなど既存の映画館にはない手法で映画復権を掲げる「シネマコンプレックス」(シネコン)の登場で、石川の映画界は活性化策を探る香林坊映画街の動向も含め、新たな時代に入った。

ルネス9シネマでは開業時間前から150人近くが列をつくり、午前10時に入り口の風船が放たれて開場が告げられると、待ちかねた映画ファンが次々と入場した。先着100人にシネマ関連グッズが贈られたほか、大道芸人がショーを披露してオープニングを彩った。

土曜休校日とあって中高校生の姿も目立ち、午前10時半から、この日最初の映画「コンタクト」が上映され、ゆったりとしたシートに腰を下ろした観客は大スクリーンの迫力を満喫した。

ルネス9シネマは最小171席から最大376席までの大小9館を抱え、総客席数は2456席。UCIジャパンとしては滋賀県大津市に次ぐ国内2号店で、独立した建物のシネコンとしては全国初となる。《共同通信》

【北朝鮮・平壌】慶祝大会

朝鮮中央放送によると、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の平壌・金日成広場で11日午後4時(日本時間同)から、金正日総書記推挙を祝賀する平壌市慶祝大会が開かれた。大会には、李鐘玉、朴成哲両副主席、金永南外相、桂応泰・党書記をはじめ党・政府幹部と数十万の平壌市民が参加した。金正日総書記は参加しなかった。

大会では、妻賢洙・平壌市党責任書記兼同市人民委会委員長が演説し、「金正日総書記を奉じたため、革命の偉業は一層躍動する。活力にあふれて前進し、チュチェ(主体)祖国は偉大な領袖(=故金日成主席)による革命の歴史を継承して永遠に隆盛繁栄するであろう」と述べた。

会場には、金日成主席と金正日総書記の肖像画と、「わが党の総書記に高く推挙された偉大な指導者金正日同志を熱烈に祝賀します」などと記された数々のスローガン、アドバルーンも掲げられた。広場と周辺道路には党旗と赤旗が立ち、花束や風船を持った市民で埋め尽くされ、慶祝一色となった。《共同通信》



10月11日 その日のできごと(何の日)