平成3198日目

平成9年10月10日(金)体育の日

1997/10/10

【北朝鮮・金正日総書記】手続き経ず就任

朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の金正日総書記は労働党創建52周年の10日、党、政府、軍の幹部とともに、故金日成主席の遺体が安置されている「錦繍山記念宮殿」を訪れ、8日の総書記就任以来、初めて姿を見せた。その様子は国内のテレビで放映されたが、肉声は伝えられず、新体制の政策や人事も示されなかった。

一方、朝鮮中央放送によると、労働党機関紙、労働新聞は10日付の社説で、金正日総書記の選出が党規約に定められている党中央委総会などの機関決定を経ずに行われたことを明らかにした。規約に基づかず党総書記に就任したことは、北朝鮮の今後の政治体制や路線にも大きな影響を与えるとみられる。外部からは、金正日政権の正統性について論議が起こる可能性もある。

労働党規約(1980年10月改正)第24条は、党中央委総書記は党中央委総会で選出されると定めているが、社説は「実務的な手続きによってではなく、全党的な一大政治事業として党の最高領導者を推挙したことは、労働階級の党建設の歴史にこれまでなかった出来事だ」と述べ、異例の形の選出だったことを認めた。

また、党規約の手続きなしに党総書記に就任した点について「これは、領導者が偉大であり、領導者と混然一体をなしている栄光の主体型の革命党にのみあり得る誇り高いことであり、われわれ式の党組織建設の最高精華だ」と説明。さらに「偉大な金正日同志をわが党の総書記として推挙する事業は、全党と全人民の一致した念願と意思に基づき、高度の政治的熱意の中で行われた」と強調した。

故金日成主席の場合は「労働党中央委総書記」と表現し「中央委」が脱落することはなかったが、今回は党総書記就任を発表した8日の「特別報道」をはじめとして、金正日氏を「労働党総書記」と表現している。《共同通信》



【TBS系連続ドラマ・青い鳥】放送開始

【新国立劇場】開場


https://www.nntt.jac.go.jp/

オペラ、バレエ、演劇など近、現代の舞台芸術を上演する新国立劇場(東京都渋谷区本町)が10日午後開場し、天皇、の皇后両陛下をはじめ内外の招待客らを迎えて華やかにこけら落とし公演が行われた。

大劇場に当たるオペラ劇場の舞台で、橋本龍太郎首相が「多くの先輩が晴れの日を天国から見守ってくださっていると思う。劇場が全国の舞台芸術振興の中核となるよう祈念したい」と祝辞を述べた。病気のため入院し、ていた作曲家團伊玖磨さんも元気な姿を見せ、国歌演奏を指揮した後、團さんがこの日のために作曲したオペラ「建・TAKERU」が初演された。

オペラは日本神話の倭建命(ヤマトタケルノミコト)を描いた壮大な叙事詩的作品。福島明也、林康子ら日本の代表的オペラ歌手が出演し、星出豊指揮、東京交響楽団が演奏した。

新国立劇場は、新宿副都心に近い初台の通産省東京工業試験所跡地に、総工費750億円をかけて建設された。日本初のオペラハウスとなるオペラ劇場のほか、中、小劇場とけいこ場などを備える。《共同通信》

【台湾・李登輝総統】中台対等を訴え

台湾の「双十節」(「中華民国」の成立記念日)に当たる10日、台北市の総統府前広場で祝賀式典が盛大に行われた。

李登輝総統はあいさつの中で、「両岸(中台)が分治されている事実を直視し、共に発展しよう」と述べ、中国側に中台が対等の政治実体であることを認めるよう訴えた。《読売新聞》

【片山右京選手】F1からの引退を表明

自動車のF1に参戦している片山右京選手(34)は10日、第16戦日本グランプリの開かれる鈴鹿サーキットで記者会見。26日に開催される最終戦欧州GPを最後に今季限りでF1から引退すると発表した。今後、ほかのレースを含めドライバーとして活動を続けるかどうかは未定。

片山は中嶋悟、鈴木亜久里に続く3人目の日本人F1ドライバーとして1992年からシーズン通して参加した。今季第15戦ルクセンブルク大会まで6年間で日本人最多の93GPの決勝に出場している。

片山は「体力的にも技術的にも揺るがないが、後進に譲った方が良いのではと思うところがあって決めた」と引退の理由を明かした。《共同通信》



10月10日のできごと