平成3185日目

平成9年9月27日(土)

1997/09/27

【ボブ・ディランさん】ローマ法王を前に「天国の扉」を熱唱

カトリック教会のトップが、権威を否定し反体制のシンボルとされた「フォークの神様」の歌に聴き入った—。イタリア・ボローニャで27日開催されたカトリックの青年集会で、米国の歌手ボブ・ディランさんが「天国への扉」を熱唱した。

ディランさんは、ステージ上で、歌を聴いたローマ法王ヨハネ・パウロ二世と握手を交わし、野外会場を埋めた約30万人の若者らも、2人に拍手を送った。

法王は演奏に先立つ説教で、ディランさんの有名なヒット曲「風に吹かれて」の歌詞を言い換えて「答えは吹く風の中にある。聖霊の息吹を伝える風の中に」などと語った。《共同通信》



【マルタイの女】伊丹十三監督作品公開

【ブルーリッジ】米旗艦が東京港入港

米海軍第7艦隊の旗艦「ブルーリッジ」(18,372トン、乗員定員811人)が27日午前、東京港に入港し、晴海ふ頭に着岸した。

23日、日米間で決定された、新しい日米防衛協力のための指針(ガイドライン)に日本周辺有事の際の民間港湾・空港への米軍への提供が盛り込まれたが、米軍艦艇の初の民間港湾入港となった。

米海軍は「入港目的は友好・親善と乗組員の休養」としているが、米艦艇による日本の民間港湾入港が繰り返されていることから、「民間港湾使用の実績づくり」と指摘する軍事関係者もいる。《共同通信》

【ASEM・経済閣僚会議】開幕

アジア欧州会議(ASEM)の初の経済閣僚会議が27日夕、千葉市の幕張メッセで二日間の日程で開幕した。日本、中国、韓国と東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟7力国、欧州連合(EU)加盟15力国と欧州委員会が参加、アジア欧州間の貿易投資拡大などのためのルールづくりを協議する。

議長の堀内光雄通産相は歓迎レセプションで「この会合は、アジアと欧州が経済面で包括的協力を行うという新しいチャレンジ。両者の結び付きを一層深めていこう」とあいさつ。

引き続き行われた閣僚夕食会での非公式意見交換では、東南アジア諸国の市場の将来性が依然として大きいこと強調。タイなど各国で、表面化している通貨不安について「一服すれば、再び成長に転じる」との見通しを示し、会議を通じて欧州側に東南アジアへの投資拡大支援・協力を要請する方針だ。《共同通信》

【タイ国会】初の民主憲法を採択

タイ国会は27日、新憲法案の採択を行い、両院議員の過半数が賛成、史上初めて民主的手続きで策定された憲法を採択した。新憲法はタイ政治の悪弊であった金権腐敗体質の一掃を目指し、選挙制度の改革や、閣僚は議員資格を失うなど行政と立法の権限分離を特徴としている。

新憲法は国王に報告された後、官報公示によって発効する。タイでは軍と民主勢力が衝突した1992年の5月騒乱後、民主化が進展。昨年11月の総選挙前に与野党が新憲法制定で合意していた。《共同通信》



9月27日のできごと