平成3186日目

平成9年9月28日(日)

1997/09/28

【慶大・高橋由伸外野手】東京六大学リーグ新記録の23本塁打

東京六大学野球リーグ、慶大の高橋由伸外野手(22)が28日、神宮球場で行われた法大2回戦で通算23号本塁打を放ち、個人最多本塁打のリーグ記録を23年ぶりに更新した。

春季リーグ戦まで22本塁打でプロ野球の阪神、西武で活躍した田淵幸一氏(法大)と歴代トップで並んでいた同選手は、七回一死からの第4打席で右翼席中段に本塁打。場内のファンから盛んな拍手を浴びた。試合は慶大が5−2で勝った。《共同通信》

待望の一撃がついに出た。慶大の主砲・高橋の通算23号本塁打。個人最多本塁打のリーグ記録を29年ぶりに塗り替え、70年を超える東京六大学の歴史に新しい一ページを加えた。

七回一死、高めのストレートを強振すると、打球は右翼席中段まで一直線。本人が「入ったと思ったので、打球が落ちるところは見なかった」と言う当たりで、アマチュア球界を代表するスラッガーぶりを見せつけた。

今季はここまで苦しんだ。開幕前に調子を崩し、ジャストミートしても打球が上がらない。特に2試合目の東大戦では3二塁打しながら周囲が期待する本塁打は打てず「悔しかった」。

相手投手の配球も外角低めのボール球が多く、この日も最初の2打席は四球。本塁打を奪った第4打席は外角球を予想して「思い切り踏み込んで打った」。今季4試合目、17打席目での一発に「久しぶりですね。(打球の)角度がよかった」と苦笑した。

新記録には「これまでと変わりはしない」と、いつもの通り淡々と話し、2連覇を狙う主将らしく「明日につながって、よかった」とチームの勝利を優先した。

プロ球団の逆指名先も注目の的だが、今はリーグ戦に集中。七回の守備につく際、学生野球の後の試合のためにヤクルトのファンが詰め掛けていた右翼席に帽子を取ってあいさつしたが、ドラフトの目玉選手は「いや、、声援を受けたので」と屈託がなかった。《共同通信》



【セ・リーグ】ヤクルト(野村克也監督)2年ぶり5度目の優勝

ヤクルトが2年ぶりに王者に–。28日、勝てば優勝という神宮での阪神戦でヤクルトは16-1と圧勝した。笑顔の野村監督がゆっくり、ゆっくりとマウンドへ向かい、選手に囲まれ、8度宙に舞った。古田が、飯田が、ホージーがファンとともに喜びを分かち合った。

マジックナンバー1でこの日を迎えた。デーゲームで2位横浜が広島に9-1で勝ったが、しっかり自力で決めた。二回に無安打で先制し、中盤に失策などに乗じて大量点を奪っていった。先発吉井は3安打1失点で胴上げ投手となった。《共同通信》

桧山の打球が小早川から吉井と渡って歓喜の瞬間が訪れた。背番号ではコーチに促されて歓喜の輪に加わった。一度、二度、計八度。選手たちのたくましい腕に支えられて宙を舞ったのは、けん土重来の誓いを見事に実現した野村監督だった。

「大変苦しい優勝でしたが、胴上げで吹っ飛びました。裏方さんはじめファンの後押しがあったからです」。昨年は屈辱の4位。今季前の評判は決して高くなかったが、ヤクルトは他の5球団を寄せ付けず、走り続けた。

16点を奪った。随所にヤクルトらしさがあった。1点リードした四回。失策と古田の安打にボークが絡み一死二、三塁。野村監督は土橋の3球目にスクイズを命じた。

阪神バッテリーはこれを外したが、暴投になり難なく2点目がしるされた。動揺を隠せないマウンドの中込。土橋は「1球1球、展開が変わってやりがいがありました」。緊迫した場面でも冷静さを失ってなかった。5球目。内角よりの直球をジャストミートした打球は左前で弾んだ。

ここからは一方的な展開となった。本塁打なしでの16点が、個々の力が結集した今季の勝利を象徴していた。フィナーレも開幕から首位の座を譲ることなく走り続けたヤクルトらしい戦いだった。《共同通信》

【サッカー・W杯アジア最終予選】日本1−2韓国

28日、東京・国立競技場で行われたサッカーのワールドカップ(W杯)アジア最終予選の韓国戦に日本は1−2で逆転負け。予選は韓国との2戦目を含めて5試合を残しているが、念願のW杯出場への道は険しくなった。

日本は国籍を取得したばかりの呂比須(平塚)を先発に起用して臨み、前半は両チームとも決めてなく0−0。後半22分、山口(横浜F)が先制したが、韓国は39分に同点とし、42分に李敏成が決勝ゴールを決めた。3戦3勝の韓国は勝ち点9でB組1位。2位は同7のアラブ首長国連邦、日本は同4で3位。日本は29日、カザフスタン戦(10月4日)のため、首都アルマトイへ向けて出発する。《共同通信》

【新進党・西岡武夫幹事長】内閣不信任案も視野

新進党の西岡武夫幹事長は28日のテレビ朝日とNHKの討論番組で、臨時国会への取り組みについて佐藤孝行氏の総務庁長官辞任問題や、石油卸商の泉井純一被告から山崎拓自民党政調会長らへの資金提供疑惑などを挙げ「橋本首相の任命権者としての責任や、泉井疑惑などで、橋本政権を続けさせるのかという問題に発展する」と述べ、内閣不信任決議案の提出を視野に政府を追求していく考えを表明した。

民主党の鳩山由紀夫、太陽党の畑英次郎両幹事長も「(不信任案提出の)可能性を十分考えていかなければならない」(鳩山氏)「橋本内閣の総辞職を求める」(畑氏)などと同調した。

また鳩山氏は職務権限の有無にかかわらず、国会議員が地位を悪用して不当な利益を得ることを罰する「政治的利用罪」を刑法などに創設する法案を臨時国会に提出する考えを明らかにした。《共同通信》



9月28日のできごと