平成3161日目

平成9年9月3日(水)

1997/09/03

【行政改革会議】「1府12省庁」中間報告決定

行政改革会議(会長・橋本龍太郎首相)は3日午後、首相官邸で会合を開き、平成13年1月に現在の22府省庁を「内閣府」「総務省」などの1府12省庁(国家公安委員会を含む)に再編する方針を柱とする中間報告を決定した。

同報告は、行革の成否に関して「与党の協力が絶対に不可欠」と指摘。11月末の最終報告は「全般的に与党の理解が得られる形でまとめ上げなければならない」として、与党側の協議次第では中間報告の修正もあり得るとの考えを示した。首相は同日夕、自社さ3党の幹事長、政策責任者らで構成する与党行革協議会の初会合で中間報告を提示しながら「尊重してほしい」と要請、与党協議が本格化した。

しかし、社民、さきがけ両党からは財政と金融を分離しない行革会議の方針に異論が噴出。自民党内には郵政3事業改革や建設省の分離などに反発が強く、論議が難航するのは必至だ。

行革会議は今後、与党協議と並行して①8月の集中審議で結論を見送った国税庁の大蔵省からの分離の是非②新省庁が担う具体的機能。独立行政法人の職員身分や対象業務を中心に審議する。中間報告は集中審議での合意事項を整理したもので、この日の会合で了承された。

簡易保険を民営化、郵便貯金は早期民営化への条件整備を義務付けて郵便事業とともに「郵政事業庁」に改組するという郵政3事業改革、独立行政法人(日本型エージェンシー)創設などを明記。内閣機能強化策では、首相の閣議での基本方針発議権を明確化する内閣法4条の改正のほか、閣議の議決方法として「多数決制の採用も考慮する」と提起した。

財政と金融の問題については、大蔵省の金融部門を分離せず、同省の金融の企画立案を「市場信用秩序の維持」に関するものに限定。首相が提案した国税庁分離構想に関しては「税制の簡素化、地方税徴収機構との一元化に向けて、大蔵省から切り離した組織にすべきだとの考え方がある」とした上で「今後、真剣に検討する」とした。

自民党は行革会議の中間報告を受け、党行政改革推進本部内にプロジェクトチームを設置、9日にも橋本龍太郎首相が出席して行革本部の総会を開き、省庁再編に関する本格論議を開始する。



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【Jリーグ第2ステージ】第9節

Jリーグ第2ステージ第9節(3日・平塚競技場ほか)首位攻防戦は、3位のガンバ大阪が、森岡のVゴールでトップの鹿島アントラーズに2−1で競り勝ち、6連勝で首位に浮上した。横浜マリノスもVゴールで清水エスパルスを下し、6連勝で4位に上昇。浦和レッズは3−0で快勝し勝ち点。ヴェルディ川崎はアルシンドの2ゴールで勝った。神戸は開幕から9連敗。試合のなかったジュビロ磐田が3位。《共同通信》

【セ・リーグ】ヤクルト、マジック「21」点灯

プロ野球、セ・リーグは3日、首位のヤクルトが優勝へのマジックナンバー「21」を点灯させた。この日、2位の横浜を3−1で下したヤクルトは、残り24試合で21勝すれば88勝となり、横浜はヤクルト戦3試合を含む残り27試合を全勝しても87勝で及ばないことから、ヤクルトにマジックが点灯した。《共同通信》

【民主党・菅直人代表】純粋野党の姿勢を強調

民主党の菅直人代表は3日、静岡県伊東市の電力総連定期大会であいさつし、「与党と話し合って政策を実現する形を取るのではなく、次の選挙で政権を争うというスタンスで臨まなければ国民にも選択肢が見えてこない」と述べ、民主党が純粋野党の姿勢を貫くべきだとの考えを強調した。

また来年の参院選で連合が要請している統一候補擁立について「それぞれの地域で政党間の協力は必要だ」と指摘、当選後、候補者が所属政党に戻ることを前提に各政党が支援することを提案した。《共同通信》

【橋本龍太郎首相】11日に内閣改造へ

橋本龍太郎首相(自民党総裁)は3日夜、首相官邸で自民党の加藤紘一幹事長と会談、総裁選に伴う党役員人事や内閣改造について協議した。

加藤氏は8日告示の総裁選で首相の無投票再選となった場合は、11日午前に党本部で両院議員総会を開き、正式決定する日程を示し、首相も了解。これを受け11日中に党役員人事、内閣改造が行われることが事実上確定した。

加藤氏は首相との会談で山崎拓政調会長(旧渡辺派)の再任を要請。続投に反発が残っていた旧渡辺派も幹部会で容認する方向となった。このため加藤氏、森喜朗総務会長と三役そろって再任する可能性が強まった。

一方、首相は3日、小渕恵三前副総裁と会談。旧小渕派は小渕氏入閣を最優先で求めており、首相は訪中後に外相就任を要請する見通しだ。《共同通信》

【政界談話室】

○・・・橋本龍太郎首相は3日、「ミス札幌」から、北海道産のトウモロコシを贈られた。同席した自民党の鈴木宗男副幹事長が「(トウモロコシ贈呈は)佐藤(栄作)元首相以来26回目です」と、首相が師と仰ぐ故佐藤元首相の名前を出して水を向けると、首相は「僕より女房と娘が待ってる。これだけあると(公邸に)帰るとき足取りが軽いなあ」と大はしゃぎ。自民党総裁選での再選が事実上確定しているだけに、“伝統の味覚”を楽しみながら「人事の佐藤」と呼ばれた恩師さながらの人事構想を練り上げるつもり?

○・・・この日、電力総連の大会に招かれた太陽党の羽田孜党首は、愛用の半そでスーツを司会者から「元祖省エネルック」と紹介され「私は元祖ではない。大平正芳内閣が提唱したものだ」と反論。さらに「こんな格好をしているのは、涼しいだけではなくて、とにかく議論を提供しようということでやっている。いろんな改革を進める上で、まず服飾革命ということでこんなばかな格好をしている」と服装改革にも意欲。《共同通信》



9月3日のできごと