平成3124日目
1997/07/28
この日のできごと(何の日)
【都市対抗野球】日本生命が5年ぶりV
野球・都市対抗最終日(28日・東京ドーム)日本生命(大阪市)が日本通運(浦和市)を下し、5年ぶり3度目の優勝を飾った。
日本生命は初回、一死二塁で福留が左越え適時打。続く天野が2ランと、序盤で主導権を握った。八回には再び天野の左越えアーチで突き放した。日本通運は四回にキーナンが3試合連続となる本塁打、六、八回にも1点ずつを返して粘ったが、及ばなかった。
最高殊勲選手に贈られる橋戸賞は、日本生命の杉浦正則投手が2度目の受賞を果たした。《読売新聞》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
情報量が少ない日は随時加筆中です。
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【大阪地検】安田病院院長ら5人逮捕
大阪市住吉区の安田病院が看護婦数などを水増しし、診療報酬を不正受給していた事件で、大阪地検特捜部は28日午後、同病院院長のA容疑者(77)ら幹部5人を詐欺容疑で逮捕し、関係先計6カ所を捜索した。Aは容疑を認めている。
同容疑者は安田病院のほか、系列2病院、関連の医療法人やペーパー会社を実質的に経営しており、特捜部は一連の不正工作が同容疑者の指示により組織的に行われていたとみて、今後具体的な手口や約20億円にのぼるとされる不正受給の使徒についてA容疑者らを本格的に追及する方針。《読売新聞》
【科学技術会議】人間のクローン作り禁止
首相の諮問機関である科学技術会議(議長・橋本龍太郎首相)は28日、人間のクローン個体は作るべきではないなど生命科学研究の在り方を示した「ライフサイエンス(生命科学)に関する研究開発基本計画」をまとめ、橋本首相に答申した。8月初めに国の計画として正式決定される。
答申が研究の倫理的、社会的影響を検討する組織の必要性を指摘したのに対し、首相は「科学技術会議の中にそういう組織を設置してほしい」と要請。同会議が専門部会を設置する方向で検討することになった。計画は今後10年程度を見通した内容で、生命科学研究のメリットとして医療のほか環境保全や食糧増産、産業の創出を指摘。人間の「尊厳と生命に最大限の敬意を払いつつ研究を進める方針を打ち出した。
国が特に取り組むべき領域として①卵から個体に至る生物発生や脳、生態系など多くの要素が複雑に絡み合うシステムの研究②人間のゲノム(遺伝情報)など生物の基礎に関する研究―を挙げている。計画は、生命科学が人間の幸福のための研究であるという視点を強調。クローンに関する研究では、人間のクローン個体の作製は社会的に容認されていないことなどから「実施しないこととすべきである」と提言した。《共同通信》
【民主党・鳩山由紀夫代表】新進党の反・小沢派との連携を模索
民主党の鳩山由紀夫代表は28日、京都市内のホテルで講演し、新進、民主、太陽各党の有志議員で結成準備を進めている「改革会議」について「小沢一郎党首にはついていけないが、外に飛び出すには至らない人にエールを送ってもらえないか、という新進党内の話が発端だ。そうした人との協力関係を模索している」と述べ、改革会議を通じて新進党内の反小沢グループとの連携を強めていく意向をあらためて表明した。《共同通信》
【政界談話室】
○・・・民主党の鳩山由紀夫代表は28日、京都市内で講演、新進、太陽両党有志議員とともにつくっている「改革会議」について「『反保保連合』という言い方をされるのは好きじゃない」と、「保保連合」の対抗勢力との見方を否定した。だがそれだけでは言い足りないと思ったのか「政策、理念が見えないと批判されるが、まだ一回も会議を開いていないのだから(政策が)ないのは当たり前」と開き直り。最後は「(同会議を)早くつぶしておかないと、ということなのか」と、やや被害妄想的な一面をのぞかせた。
○・・・新進党の小沢一郎党首はこの日、都内で開かれた友党の公明との政策懇談会で、「新進党は改革の旗を掲げて結成した政党だ。理念、政策があってはじめて成り立つ」「自民党は、役所ベースで行政予算の説明はあるが、理念、哲学を打ち出して政策を作っているのは新進党だけ」などと党の存在意義をことさら強調。先に両院議員総会で議論した「日本再構築プラン」(仮称)についても「全員で議論したのは大きな政党として初めてだ」と「民主的党運営」をPRした。離党者が相次ぐ中で、命綱とも言える公明のつなぎ止めに躍起?《共同通信》
【ヤンキース・伊良部秀輝投手】マイナー落ち
米大リーグ、ヤンキースの伊良部秀輝投手がマイナーリーグで再調整するこが28日(日本時間29日)、決まった。球団の施設があるフロリダ州タンパで3日ほど練習した後、マイナーリーグの3A、コロンバスに合流、8月2日に先発することも併せて発表された。
前日の時点では先発を外れ、リリーフで調整する方針だったが、スタインブレナー・オーナーとワトソン・ゼネラルマネジャー(GM)、トーリ監督ら首脳陣の話し合いで方針変更となった。ワトソンGMは「リリーフではいつ登板機会があるか分からないし、問題点を修正してほしい」と説明した。
伊良部に動揺した様子はなかった。「原因は自分では分かっています。メンタルな部分と、肉体的なコンディショニングと両方じゃないですか。やるべきことがたくさんありますけど、きっちりやって早く復帰できるようにしたい」と語った。
総額1280万ドル(約15億円)でヤンキースと4年契約を結んだ伊良部は、10日のタイガース戦で大リーグにデビュー。七回途中まで投げて9三振を奪って初勝利を挙げ「ヒーロー誕生」と騒がれた。続くインディアンス戦で2勝目を記録したが、3本塁打を浴びて5点を許し、3戦目のブルワーズ戦では6失点で初黒星を喫し、26日のマリナーズ戦は6点を失って2回でKOされた。《共同通信》