平成2285日目

平成7年4月11日(火)

1995/04/11

【村山富市首相】中国・喬石氏と会談

村山富市
https://www.kantei.go.jp/

村山首相は11日昼、首相官邸で中国の喬石全国人民代表大会(全人代)常務委員長と会談、日中間の過去の問題について「戦後50年の節目に歴史を深く反省し、それを踏まえて未来に向けて平和と友好を発展させたい」と述べ、間接的ながら国会の不戦決議実現に決意を示すとともに、過去の反省に立った未来志向の日中関係構築を目指す考えを強調した。

これに対し喬石氏は「首相の発言に賛成だ。中国には“過去を忘れず将来の戒めとする”との言葉がある。歴史を正しく認識し、21世紀に向けた(日中関係の)基礎をつくることを願う」と述べ、不戦決議が日中関係の前進に役立つとの認識を示した。《共同通信》



【広島・山内泰幸投手】プロ初登板、初勝利

広島4−2阪神◇11日◇甲子園

広島が初先発のドラフト1位の新人、山内の好投で快勝した。140キロ前後の速球を見せ球に、勝負球は内外角に投げ分ける切れ味鋭いスライダー。失策絡みで1点こそ失ったが、6回1/3を自責点0でプロ初勝利。七回途中からは高橋健、井上祐、大野のリレーで逃げ切った。

攻めては二回、制球の甘い阪神の先発山崎から西山の適時打で先制し、三回に1点を追加。五回には代打山田が2点適時二塁打と効果的に得点した。

阪神は開幕3連敗。《共同通信》

【都議会自民党】都市博開催を確認

世界都市博動会の開催中止を公約にした青島幸男氏が新知事になるの受けて都議会自民党は11日、総会を開き予定通り実施することを新知事に求める方針を確認した。

その理由として①中止すれば準備に投入した資金が無駄になるだけでなく、参加企業などから損害賠償を請求される恐れがある②国連や世界各国が参加を予定、国際的な信用を失うなど影響が大きい—などを挙げている。

田中晃三幹事長は「6会派で防災の視点から内容を見直すことを確認しており、予定通り実施するのが都民のためになる」と述べた。また、会派の新知事への態度は是々非々で臨むことも確認したが、都市博開催問題ではあくまでも強い姿勢で開催を求めていくことで一致した。

総会では一部から「野党宣言をすべきだ」との意見も出されたが、青島氏も都政の内容をよく知らない中での公約であるとして、すべてに反対するような野党宣言は出さないことになった。《共同通信》

【政界談話室】

○…村山首相は11日、喬石・中国全人代常務委員長の歓迎昼食会に出席するため首相官邸の執務室を出た際、背中のほこりが気になるのか、さかんに手で払うしぐさ。見かねた記者が「手伝おうとすると、機嫌が良かったのか「(自分で)払う、払う、円高を払うわ」と珍しく冗談も飛び出した。しかし円高だけでなく、首相には阪神大震災の復興、地下鉄サリン殺傷事件への対応に加え、統一地方選前半戦で惨敗を喫した社会党の立て直しなど、次々と火の粉が降りかかるばかり。果たしてうまく振り払えるかどうか?

○…新進党の海部党首はこの日、在日米商工会議所のジョルダン会頭らから日米貿易不均衡の解消で陳情を受けた。「今日は外圧じゃなくて、内圧と受け取ってください」と切り出した会頭に、海部氏が「どんな規制緩和をすれば日本の努力を分かっていただけるでしょうか」と尋ねると、会頭は「われわれが言っているのは緩和じゃなくて撤廃です」とぴしゃり。同行のメンバーからも「日本の弁護士会は閉鎖的であり解散すべきだ」「外為法は存在それ自体がおかしい」など厳しい注文が相次ぎ、「与党より新進党の方が規制緩和に積極的」と言う海部氏もタジタジだった。《共同通信》

【英・エリザベス女王】「王室アパートのカギ貸します」

「王室アパートのカギ貸します」―英バッキンガム宮殿当局者は11日、王室運営資金に充てるため、エリザベス女王所有の不動産のうち約60戸を民間の希望者に貸し出すことが決まった、と発表した。

宮殿側は、具体的な物件や家賃は全部は公表できないとしているが、女王を“大家さん”にして、王朝気分も味わえることから、王室ファンの申込者が殺到しそうだ。

候補地となっているのは、ロンドン南西のハンプトン・コート宮殿敷地内の別荘や、市内のケンジントン宮殿周辺の旧兵舎など。ハンプトン・コート宮殿の別荘の場合、年間家賃は推定で3万5000ポンド(約465万円)になるという。

宮殿当局者によると、今回の決定は、王室事務職員らに割り当てられる住居が削減され、空き家になる物件が出てきたため。王室資産については、議会などでも批判があり、未使用の不動産については有効な活用の必要性が指摘されていた。

エリザベス女王は、火災で炎上したウィンザー城改修費をねん出するため、1993年からバッキンガム宮殿を一般公開するなど“財テク”に精を出している。《共同通信》



4月11日のできごと