平成3074日目

平成9年6月8日(日)

1997/06/08

【全仏テニス】グスタボ・クエルテン選手が初優勝

テニスの全仏オープン最終日は8日、パリのローランギャロスで男子シングルス決勝が行われ、ノーシードから勝ち上がった20歳の新鋭グスタボ・クエルテン(ブラジル)が、3度目の優勝を狙った第6シードのセルジ・ブルゲラ(スペイン)を6−3、6−4、6−2で破って初優勝。優勝賞金366万8000フラン(約7400万円)を獲得した。

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クエルテンはブラジル選手として四大大会初優勝。世界ランキング8位のクエルテンは、ツアー以上の大会での初タイトルを全仏制覇で飾った。ノーシードでの優勝は1982年のマッツ・ビランデル(スウェーデン)以来で通算3人目。南米選手の全仏優勝は90年のアンドレス・ゴメス(エクアドル)以来で3人目。

クエルテンは高い打点から打ち込む強烈なストロークを武器に、第1、第2セットを連取。第3セットも3−2からブルゲラのサーブをブレークし、押し切った。

女子ダブルス決勝は、ジジ・フェルナンデス(米国)ナターシャ・ズベレワ(ベラルーシ)組がメアリージョー・フェルナンデス、リサ・レイモンド組(米国)を破り、この種目では大会最多となる5度目(2年ぶり)の優勝を果たした。《共同通信》



【自民党、民主党】テレビで諫早討論

自民党の江藤隆美元総務庁長官らと民主党の菅直人代表らが8日、テレビ朝日の報道番組に出演し、長崎県の諫早湾干拓事業の見直し問題をめぐり意見を戦わせた。民主党は当初、日本記者クラブなどの場を借りた公開討論会を目指したが、自民党側がテレビの生中継に固執、テレビ討論の形になった。

熱が入った後半には、相手の話を遮り合う場面もあったものの、双方が「視聴者への印象」を意識してイメージを演出。ほとんどは感情を抑えたやり取りに終始し激突を回避した。肝心の公共事業の在り方に-ついてもお互いの持論のすれ違いに終わった。

この日、出演したのは両氏のほか自民党側が松岡利勝農林部会長、民主党側が仙谷由人政調会長。江藤氏らに対しては「雰囲気が強面の農林族。分が悪い」との懸念が党内にもあったためか、江藤氏は温厚さを前面に出すことに腐心している様子だった。《共同通信》

【民主党】両代表が「保・保」批判

民主党の鳩山、菅両代表は8日、東京都議会議員選挙(7月6日投票)の応援のため、JR吉祥寺駅前でそろって演説。共に「保・保連合」の対抗勢力をめざす考えを表明した。

この中で鳩山氏は、「民主党ができていなかったら、一方では自民党、他方では新進党という、保守というより保身の政党の駆け引きが二大政党のように続いていた。民主党の誕生によって、小沢さん(新進党党首)が天下を取る夢は未来永劫、ついえ去った。それで小沢さんは、保・保連合を築く気持ちになった」と強調。続く菅氏も「都議選は、民主党が自民党や保・保連合に対抗する第二局と認められるかどうかの戦いだ」と述べた。《読売新聞》

【中曽根康弘元首相】憲法見直しの必要性を強調

中曽根元首相の議員在職50年記念祝賀会は8日、地元の群馬県高崎市で行われ、地元後援会員を中心に約6000人が参加、旧渡辺派の議員26人がかけつけた。

中曽根氏はあいさつで「日本の国会は自分で憲法を作ったことがない」と、憲法見直しの必要性を改めて強調。さらに「水泳をやったら私に勝てる人はいないのではないか。マラソンで言えば、半分に来た所。政界の隅に座り、日本の道を間違えることがないよう、天命を自覚してお国のために働かせていただきたい」と、今後の政治活動に意欲を見せていた。《読売新聞》

【橋本龍太郎首相】日米防衛協力「法制念頭に議論が必要」

橋本龍太郎
https://www.kantei.go.jp/

橋本龍太郎首相は8日、日米防衛協力のための指針(ガイドライン)見直しの中間報告について「中間報告だから(日米間に)意見の食い違いはあるだろう。議論すべき点はたくさんある。その上で法整備の論議もあるだろう」と述べ、ガイドライン見直し後に有事法制を念頭とした論議が必要との認識を示した。首相公邸で記者団の質問に答えた。《共同通信》

【仏・ストロスカーン経済相】欧州通貨統合を支持

欧州連合(EU)の蔵相理事会が8日夜(日本時間9日未明)、ルクセンブルクで2日間の日程で開幕し、フランス新内閣のストロスカーン経済相は欧州通貨統合への参加と欧州連合条約(マーストリヒト条約)の尊重を明確に表明した。

今回の蔵相理事会は、フランスで左翼内閣が誕生してから初めて。フランス新内閣の通貨統合への態度が明確になったことで、EU欧州委員会のサンテール委員長は「財政安定化協定はあす(9日)話し合うが、フランスの態度表明により、通貨統合の延期はあり得ない」と述べた。

フランスのジョスパン新首相は選挙戦の中で、通貨統合参加のための経済緊縮策を批判、通貨統合参加基準の緩和や財政安定化協定の見直しを主張していた。

ストロスカーン経済相は蔵相理事会で、雇用問題の重視に言及しながら、フランスの通貨統合とマーストリヒト条約への参加を約束した。経済相と夕食を共にした各国蔵相は「欧州へのフランスの態度は新政権の下でも明確だ」と述べた。夕食会では、将来の欧州単一通貨ユーロのコインのデザイン9種類が検討され、フランスも参加した。

ユーロ紙幣のデザインについては、昨年12月のダブリンでのEU首脳会議で公表された。コインのデザインは今回の理事会で初めて検討され、蔵相による予備審査が行われた。16、17日にアムステルダムで開かれる首脳会議で正式決定の予定。《共同通信》



6月8日のできごと