平成3002日目

平成9年3月28日(金)

1997/03/28

【京福電鉄】2線存続で合意

京福電鉄の越前本線勝山ー東古市間と永平寺線(東古市ー永平寺間)の存続問題で、同電鉄と県、沿線5市町村は28日、両線の鉄道事業を継続することで合意した。赤字助成など行政支援と利用の促進が主な条件で、越前線の活性化を目的とした協議会を9年度中に設置、具体的事業を検討することとした。平成4年2月に廃線方針が打ち出されてから5年。「乗る運動」など地元の熱意が後押ししたこともあって同線存続が決定した。

存廃については、県が第三セクター方式を含めた経営形態も検討したが、他県の地方民間鉄道を視察するなど長所短所を調査する中で、京福による現状の経営形態維持が最善と判断、打開策を探る方針を固めていた。《福井新聞》



【第69回選抜高校野球大会】第3日

第69回選抜高校野球大会第3日は28日、甲子園球場で1回戦3試合を行い、岡山南(岡山)国学院栃木(栃木)中京大中京(愛知)が2回戦に勝ち進んだ。岡山南は2点を先行されたが、五回に6長短打、打者10人を送る猛攻で光星学院(青森)から一挙に5点を奪い逆転、反撃をかわし5−3で逃げ切った。国学院栃木は、茂呂の今大会2号となる2点本塁打などで序盤に大差をつけ、計15長短打の鋭い攻めで加点。左腕・谷口が8四死球を出しながら桑名西(三重)を9−2で退けた。中京大中京は、分校として史上初の甲子園出場を果たした日高高中津分校(和歌山)に6−3と逆転勝ちし、選抜大会通算勝利数で単独1位の48勝目を挙げた。《共同通信》

【石川県金沢市】「江戸村」営業停止に

金沢市湯涌温泉にある交化財施設の「江戸村」が4月20日限りで営業を停止することが28日、明らかになった。事業主の百萬石文化園(金沢市)が関係先に書面で伝えた。

江戸村は昭和42年、江戸時代の歴史的史料を収集、管理し、広く一般に公開することを目的に開村した。16万平方メートルの敷地に本陣、大町家、加賀藩御料紙の紙漉農家など重要文化財3棟のほか、数多くの県、市文化財の建造物などがある。《北國新聞》

【フジテレビ】プロデューサー、女子高生に乱暴

「ドラマに出演させてやる」などと女子高校生を誘い、ホテルに連れ込み乱暴したとして警視庁石神井署は28日、婦女暴行の疑いでフジテレビ・プロデューサーのS容疑者(39)=新宿区=を逮捕、同容疑で芸能プロダクション役員U容疑者(44)=港区=を再逮捕した。

調べによると、U容疑者は昨年10月5日ごろ、顔見知りの新宿区内の女子高校生(17)の自宅に「カラオケに行こう」などと電話。S容疑者と二人で、渋谷区の喫茶店に女子高生を呼び出し「芸能界に興味あるだろう。モデルにしてテレビドラマに出演させてやるから」などと持ち掛け、手首をつかむなどしてホテルに連れ込み乱暴した疑い。調べに対し両容疑者は「(女子高校生も)合意した上での行為だ」などと供述しているという。

上村容疑者は17日、知人の埼玉県内の女子中学生(15)に自分の性交渉の相手を探させ、別の女子中学生(14)を紹介してもらったとして、児童福祉法違反(いん行させる行為)教唆の容疑で逮捕された。

押収したU容疑者の手帳に、中、高校生ら少女数人の名前があったことから、石神井署が少女らから事情を聴いた結果、女子高生が「フジテレビのプロデーューサーから暴行された」と打ち明けたという。《共同通信》

【オウム真理教・松本智津夫被告】第32回公判

オウム真理教松本智津夫被告(42)=教祖名麻原彰晃=の第32回公判が28日、東京地裁(阿部文洋裁判長)で開かれ、坂本堤弁護士一家殺害事件の検察側証人として出廷した週刊誌「サンデー毎日」の広岩近広記者が「松本被告の血を飲むとされる儀式で100万円支払った元信者を坂本弁護士に紹介した。坂本弁護士は『完全な詐欺。返還訴訟は必ず勝てる』と話していた」と証言した。

また、事件1カ月前の平成元年10月、修行の異常形態と霊感商法のような布施集めを批判する記事を同誌に掲載した直後、松本被告が信者5−6人を連れて同誌編集部に押し掛けてきた経緯などを証言した。《共同通信》

【97年度予算】成立

総額77兆3900億円の1997年度予算は28日夕の参院本会議で、自民、社民、さきがけ3党などの賛成多数で無修正のまま可決、成立した。政策的経費である一般歳出は本年度当初比1.5%増の緊縮型。歳入では消費税アップなど国民負担増を盛り込んでいるが、審議空転もなく95年度予算以来の年度内成立となった。

予算成立により政局の焦点は5月14日に一部使用期限が切れる沖縄の米軍用地強制使用問題に移る。橋本龍太郎首相は内閣の最大課題である行財政改革も抱え、厳しい政権運営を迫られる。《共同通信》

【政界談話室】

○・・・橋本龍太郎首相は28日、参院予算委員会で沖縄の米軍基地問題で質問攻めに。委員会では「それは以前にもお答えしていたように…」と丁寧に答弁していたものの、記者団から同様の質問を繰り返されて「だから、さっき(委員会で)言ったじゃないか」と、ついに堪忍袋の緒が切れた。その後、高校野球で地元の岡山南高が見事な逆転勝利を収めたことを耳打ちされると「そうか。逆転したか。そういうことなら(質問は)何度でも受ける」と一転してにっこり。与党内調整が難航し、劣勢の沖縄の特措法改正でも逆転勝利に期待?

○・・・新進党の西岡武夫幹事長はこの日、都内のホテルで前回衆院選の落選者と懇談、冒頭から「総選挙以来、皆さんは地域で大変な苦労をされている。おわびする」と頭を下げた。気を取り直すように「ここで底値を打って、反転攻勢の形になってきている」「経済再建なくして財政再建はないという新進党の政策が国民の理解を得てきた。米国も新進党の政策でなければという論調になっている」と力説したが、あいさつに拍手もなく、隣の党幹部は居眠りする始末。元気が出ないのはオレンジ疑惑の後遺症か。《共同通信》

【米・ゴア副大統領】韓国・高建首相と会談

ゴア米副大統領は28日、韓国公式訪問のため中国・上海からソウルに到着、高建首相と会談した。米外交筋によると、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)に対する大規模な食糧援助は、朝鮮半島和平を目指す四者会談のプロセスが始まってからにすべきだとの立場で一致した。

副大統領は29日、金泳三大統領と会談、在韓米軍に象徴される米国と韓国の安全保障関係維持の必要性を再確認する見通しだ。《共同通信》



3月28日のできごと