平成2975日目

平成9年3月1日(土)

1997/03/01

【中国・全人代】開幕

鄧小平氏の死後初めての重要な政治日程である中国の第八期全国人民代表大会(全人代=国会)第5回会議が1日、北京の人民大会堂で開幕した。冒頭、李鵬首相は政府活動報告を行い、江沢民指導部が鄧氏の遺志を引き継いで、改革・開放政策を堅持することをあらためて強調するとともに、国内の安定維持を最優先する姿勢を示した。会期は2週間で、国家財政の審議のほか、刑法改正などを審議する。

李首相は、今年の経済成長率は昨年と同じ8%と定め、安定成長を目指す方針を提示。最重点政策としては、過去数年のインフレ対策に代わり、失業者の急増が懸念される国有企業の改革を挙げた。香港返還と第15回党大会の今年の二大行事を控え、安定と団結を至上課題とする江沢民時代が本格始動した、と言える。

政府活動報告の前に、全人代代表ら約3000人が起立して、鄧氏の死去を悼んで黙とう。李首相は報告で「鄧氏の偉大な功績は永遠に中国人民の心に残る」と哀悼の言葉を述べ、鄧氏の遺志を引き継ぎ「江沢民同志を中核とする党中央の指導の下で、改革・開放、社会主義近代化建設に新たな勝利を勝ち取ろう」と国民にアピールした。

経済政策では、インフレを6.1%の低水準に抑えたものの、安定した経済の基礎は固まっていないとし、適度な財政と金融の引き締めを提案。突出した「任務」として国有企業改革を挙げ、大型企業の重点育成などを指示した。《共同通信》



【民主党】代表2人が「仲の良さ」をアピール

民主党北海道の結成総会が1日、札幌市内のホテルで開かれ、このところ政治路線の違いが表面化してきた鳩山由紀夫、菅直人両代表が顔をそろえた。

鳩山氏の健全野党論と政権参画も視野に入れる菅氏の考え方の隔たりが、党内論争を深刻化させない状況だけに、鳩山氏は「党結成の時、菅さんと握手して、どんなことがあっても決して手を離さないと確認してスタートした」としきりに仲の良さをアピールした。

菅氏も「インコースとアウトコースの球を交互に投げようとやってきたが、身近な人にも心配されるので(鳩山氏と)少し球筋をそろえようと思っている」と釈明、「相手を尊重し議論し合える関係だから、二人が別れる心配はない」と強調した。

ただ菅氏は結成総会のあいさつで「国民の本当の声を背景にして行政をコントロールする与党としての活動も一つの方向としてはある」と与党志向の持論を展開。これに対し鳩山氏が「民主党は今、少し濁り始めているのではないか。市民が主役ではなく、自民が主役の民主党ではないかとまで言われている」と皮肉る場面もあり、相変わらず二人の認識にずれがのぞいた。《共同通信》

【千葉地裁】競売妨害で保全執行、不法占拠の暴力団排除

千葉地裁は「暴力団関係者が競売物件を占有し、競売を妨害している」と住宅金融債権管理機構からの申し出に基づき1日、千葉市中央区内のマンションで明け渡しの保全処分を執行した。住管機構の申し立てによる明け渡しの執行は全国で初めて。《共同通信》



3月1日のできごと