平成2968日目

平成9年2月22日(土)

1997/02/22

【米国、韓国】北朝鮮情勢で緊密協力

オルブライト米国務長官と韓国の柳宗夏外相は22日、ソウルで会談後、共同記者会見し、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)情勢について「不確実で流動的」とし電話や相互訪問による定期的な協議を強化するなど、緊密に協力していくことで一致したと明らかにした。

オルブライト長官は、朝鮮半島和平のための四者会談説明会を3月5日にニューヨークで開催するこちに北朝鮮が応じた点を「非常に前向きで重要な一歩」と評価。柳外相も「歓迎する」と述べた。

両外相によると双方は会談で、朝鮮半島での武力衝突を防ぎ、平和と安定を図るため四者会談を実現するとともに、軽水炉事業を含む米朝ジュネーブ核合意を予定通り実施することで合意。北朝鮮の食料危機に人道的に対処することが重要との認識でも一致した。

長官は、北朝鮮の黄長燁書記亡命問題について「これまでうまく扱われてきたと信じている」と述べた。聯合通信によると、米側は会談で、基本的に中韓協議により、国際的慣例に従って処理されることを期待するとの立場を示したという。《共同通信》



【在ペルー日本大使公邸占拠事件】身代金、議題追加も

ペルーの日本大使公邸人質事件でリマの複数の外交筋は22日、ペルー政府とトゥパク・アマル革命運動(MRTA)の予備的対話で、双方の問題で調整がつかず積み残しになった需要問題があることを明らかにし、MRTAが現在は要求していない戦争税(身代金)の支払いを最終局面で持ちだした場合は、議題に追加される可能性を示唆した。《共同通信》

【プロ野球オープン戦】開幕

プロ野球オープン戦は22日、沖縄・宮古島の平良市民球場でのオリックス−中日戦で始まった。パ・リーグ3連覇と連続日本一を狙うオリックスは、若手主体のメンバーで臨み、イチローがサヨナラ二塁打を放って7−6で逆転勝ちした。中日は新入団のゴメスが本塁打したが、復活を目指す宣銅烈が打ち込まれた。23日には清原の加入で注目を集める巨人が、宮崎で広島と対戦する。公式戦はセ・リーグが4月4日、パ・リーグが4月5日に開幕する。《共同通信》

【池田行彦外相】沖縄県・大田昌秀知事と会談

池田行彦外相は22日午前、沖縄県庁で大田昌秀県知事と会談し、劣化ウラン弾誤射問題で県への通報が遅れたことを陳謝するとともに、米軍の事件、事故の日本側への通報体制に関する「重層的な新しいシステムを3月中には固めたい」との意向を表明した。

外相は沖縄返還時に沖縄米軍基地使用に関する日米間の合意を記した「5.15メモ」の公表問題について「全部出すつもりで準備している」と述べ、県が要求している全面公開に努力していることを明らかにした。大田知事は「中途半端に出すとかえって疑惑を深める」とくぎを刺した。

大田知事は、日本政府が米政府に対し、沖縄米軍の兵力削減を求めていくよう要請。外相は「将来の国際情勢が好転すれば県の負担は軽減される。そのために政府はあらゆる外交努力を払う」と述べるにとどまり、現時点で米側に兵力削減を要請する考えはないことをあらためて示した。

外相は沖縄米軍基地の整理、縮小問題では日米特別行動委員会(SACO)の最終報告を「着実に実施していく」と述べ、県側の理解と協力を求めた。

また沖縄県北谷町の米軍キャンプ瑞慶覧から民間地域につながる排水管の中から高濃度の有害物質PCB(ポリ塩化ビフェニール)が検出された問題について「遺憾であり、米側と原因を究明して適切な措置をとりたい」と述べた。

外相は、5月14日で使用期限が切れる米軍施設の土地強制使用の権原取得のため沖縄県側の協力を求めたが、大田知事からの回答はなかった。《共同通信》



2月22日のできごと