平成2955日目

1997/02/09

この日のできごと(何の日)

【ナホトカ号重油流出事故】輪島市、一次終息宣言

ロシアタンカーの重油流出事故で9日、石川県内では、5市8町で住民、ボランティアも含め約1万9000人が回収作業にあたった。この日は晴天に恵まれたこともあり、県内全域で644.7キロリットルが回収された。

輪島市では、作業に一定のめどがついたとして、作業の一次終息宣言を出したほか、県内各地に派遣されていた自衛隊もおおむねの作業を終えた。それでも10日は加賀市、内灘町など5市町で残った油の除去作業が続けられた。

県災害対策本部によると県内では9日までに、延べで14万2600人が回収作業にあたり、洋上回収分まで含めるとドラム缶で約8万本分が回収された。《北國新聞》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

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【ゴルフ】タイガー・ウッズ選手「タイは祖国のようなもの」

アジア・プロゴルフツアーのホンダ・クラシックは9日、バンコクのタイCC(パー72)で最終ラウンドを行い、注目のタイガー・ウッズ(米国)が68とスコアを伸ばし、通算20アンダー、268で優勝した。優勝賞金は4万8450ドル(約600万円)。昨年夏にプロに転向して以来、4勝目になる。

3日目を終えて独走態勢を固めていたウッズは、この日も5バーディー、1ボギーと快調なラウンド。2位の韓国選手に10打差をつけて圧勝した。ウッズはこの後、13日からの豪州マスターズ(メルボルン)に出場する。日本勢では、山添昌良が283で14位に入ったのが最高だった。

ウッズの姿が18番グリーンに近づくと、大きな拍手と歓声が沸き起こった。帽子を取り、軽く右手を挙げてギャラリーの声援にこたえる。母親の母国での初トーナメントで、見事に主役を演じ切り、10打差で圧勝した。

ギャラリーのほとんどがウッズ目当てだった。前半9ホールを終え2位に9打差。勝負は既に見えていたが、帰る者は一人としていない。後半はさらに後を追うギャラリーの数が増えていった。

この日は堅実なプレーに終始した。前日389ヤードを1オンさせて度肝を抜いた10番(パー4)では、アイアンでティーショット。16番までノーボギーを続けた。17番(パー5)の第1打を右に曲げて唯一のボギーを出したが、過酷な暑さの下でも、最後まで緊張が途切れることはなかった。

18番で短いパーパットを沈め、駆け寄った母親クルティダさんと抱き合い勝利を喜び合った。出場料が優勝賞金の10倍近い48万ドル(約5950万円)といわれているが、タイで勝つことが何より大事だったようだ。

「皆さんに本当によくしてもらった。タイは祖国のようなものです」。これこそタイのファンが聞きたかった言葉だった。表彰式でこうあいさつすると、歓声はひと際大きくなった。《共同通信》

【東京国際マラソン】清水康次選手が初優勝

世界選手権(8月・アテネ)の代表選考会を兼ねた東京国際マラソンは9日、東京・国立競技場を発着点とするコースに131人が参加して行われ、27歳の伏兵、清水康次(NTT中国)が2時間10分9秒で初優勝した。

この大会での日本選手の優勝は、1992年の森下広一(旭化成)以来。36歳の谷口浩美(旭化成)は2時間11分26秒で4位に入った。外国選手は不振で、オスミロ・シルバ(ブラジル)の5位が最高だった。

好コンディションの中、順調に進んだレースは、30キロ以降、ペースが落ちた。マラソン2回目、一般参加の清水は38キロ付近で抜け出し、逃げ切った。服部孝宏(鐘紡)が2時間10分21秒で2位、川島伸次(旭化成)は3位。アトランタ五輪銅メダルのエリック・ワイナイナ(コニカ)は15位に終わった。《共同通信》

【社民党・伊藤茂幹事長】来年度予算、減税前向きなら賛成

社民党の伊藤茂幹事長は9日、富山県大沢野町で開かれた党富山県連の会合で講演し、平成9年度予算案への対応について「2兆円の特別減税と財源問題などいくつかの重要な柱をまとめて20日ごろに政府、自民党に提起して責任ある回答を求めたい」と述べ、納得がいく回答があれば賛成する意向を示した。

この場合、予算案は修正せず成立を図り、減税などに関連した予算上の処理は、その後の補正予算案で行えばよいとの考えだ。

また沖縄米軍用地強制使用に関連して検討されている米軍用地特別措置法の改正については、沖縄米軍縮小を日米両政府のテーマとするなど条件が整えば、法改正に賛成する方向を示唆した。《北國新聞》

【ペルー・フジモリ大統領】不支持率が5割に

9日付のペルーの有力紙ラレプブリカとエスプレソは、最新の世論調査結果でフジモリ大統領の不支持率が49.4%に上ったと報じた。日本大使公邸人質事件への実力行使は65.9%が「反対」と答えた。《共同通信》



2月9日 その日のできごと(何の日)