平成2954日目
1997/02/08
この日のできごと(何の日)
【ナホトカ号重油流出事故】
重油抜き取り再開
船首部が座礁した福井県三国町沖は8日朝、天候が回復、海上災害防止センターは午前10時前、船首部からの重油抜き取り作業を再開した。
この日、福井地方は晴れで南の風1.5メートル、現場ではうねりが2メートル。現場には早朝から作業母船などが係留され、船首部右舷のタンクから抜き取りを始めた。
船首部からは1月16、17日に約700キロリットルを回収、その後荒天のため作業が中断され、2月6日に400キロリットルを回収した後、再び中断していた。
同センターは、海上からの抜き取りと並行して、仮設道路からクレーンを使った重油くみ上げ作業に向けた準備を急いでいるが、パイプや機器の固定に時間がかかり、作業開始にはなお3、4日かかる見込み。《北國新聞》
各地で懸命の回収作業
ロシアタンカー「ナホトカ」の重油が漂着して1カ月を経た8日、朝からまずまずの好天に恵まれた石川県内では、10市町で約5300人が休日返上で回収作業に励んだ。このうち松任市や輪島市では、ボランティアの大人に交じって汗を流す中学生も見られるなど、沿岸各地で懸命の作業が続けられた。県災害対策本部によると新たな重油の再漂着は確認されていない。
松任市では1000人規模で作業が行われ、市職員やボランティア、市内4中学の生徒約60人が海岸の油粒などを回収した。約1700人が参加した輪島市では、中学生約10人も大川海岸で作業を行った。陸上、航空自衛隊310人による回収と大型ヘリを使った土のう搬送も急ピッチで進められた。
また、富来町で約1500人、加賀市で約400人、志賀町で約210人、羽咋市で170人がそれぞれ参加した。このほか海上保安庁の巡視船17隻が洋上回収を行い、陸上自衛隊のヘリや海上自衛隊の航空機などが流出油の調査を実施した。《北國新聞》
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【民主党・菅直人代表】長良川河口堰を視察
民主党の菅直人代表は8日、三重県長島町の長良川河口堰を視察し、堰の運用に反対している市民グループの意見を聴いた。記者会見した菅代表は「巨大な堰を何のために使うのか、根拠をいろいろ聞いてみてもはっきりしない」と感想を述べた。《共同通信》
【インド・ゴウダ首相】橋本首相の早期訪印を要請
インドと日本の産業界が共催する貿易見本市出席のため政府特使としてニューデリーを訪れている宮澤喜一元首相は8日、ゴウダ首相と両国関係などについて意見を交換した。
ゴウダ首相との会談で宮沢特使は、インド側が強く要望していた橋本龍太郎首相の訪問が国会のため実現できなかった事情を説明し、橋本首相からの親書を手渡した。ゴウダ首相はあらためて橋本首相の早期訪問を要請した。《共同通信》