平成2863日目

平成8年11月9日(土)

1996/11/09

【Jリーグ・鹿島】初のリーグ優勝

Jリーグ最終節(9日・等々力競技場ほか=8試合)鹿島アントラーズがヴェルディ川崎に0−5で完敗したものの、かすかな優勝の望みを残していた横浜フリューゲルスも浦和レッズに0−3で敗れ、鹿島が4年目のシーズンで初のリーグチャンピオンに輝いた。

名古屋グランパスはセレッソ大阪に2−1で逆転勝ちし、横浜Fを得失点差で抑えて2位になり、Jリーグ・チャンピオンファイナルの出場権を得た。

個人得点では、この日2得点した三浦知良(川崎)が通算23得点で、21得点のエジウソン(柏レイソル)を抑えて初の得点王になった。《共同通信》

事実上の総監督に就いたテクニカルディレクター(TD)のジーコと、ジーコが招へいしたジョアン・カルロス監督。この二頭体制の成否がすべてを握った。

昨年は2シリーズとも終盤に崩れ、8位、6位に終わった。この点を鹿島フロントが問題視した。浮上したのはチームの育ての親ジーコで、選手たちの信頼は絶対的。昨年11月、鈴木昌社長は監督就任を要請した。ブラジルでのサッカーセンターの事業を抱えるジーコは監督は断った。

代わって持ち出したのがTDのポスト。その上でフラメンゴでの選手時代、コーチを務めていたジョアン・カルロス監督を腹心として呼び寄せた。ジーコは衰えない闘争心と戦術眼で選手を鼓舞しただけでなく、選手交代のタイミングなど的確な助言を監督へ与え続けた。

ブラジルの大学でサッカー指導者養成科を卒業したジョアン・カルロス監督も持ち味を出した。大学のカリキュラム作成にもかかわった知識は、合理的な練習に生きた。一歩下がって陰から選手の精神面を支えた43歳のジーコと、知性で選手をリードした40歳のジョアン・カルロス監督。2人の絶妙なベンチワークが優勝に結実した。《共同通信》



【日米野球】第7戦

日米野球第7戦は9日、横浜球場で行われ、全日本が松井(巨人)の満塁本塁打などで6−4と全米を破った。全米の通算成績は4勝2敗1分け。

全日本は一回に清原(西武)、鈴木(横浜)の適時打で2点を先取。二回には一死満塁で松井が先発レイノルズ(アストロズ)から右中間ホーマーを放ち、序盤で大きくリードした。全米は七回に6安打を集中して2点差に迫ったが、佐々岡(広島)、佐々木(横浜)の力投に反撃を封じられた。

最終戦は10日に東京ドームで行われ、全日本は斎藤雅、全米はヘントゲンが先発する予定。《共同通信》

【横綱貴乃花関】初の休場が決定

大相撲の横綱貴乃花(24)=二子山部屋=が9日朝、急性腸炎によるとみられる発熱のため、九州場所(10ー24日・福岡国際センター)の休場を決めた。貴乃花の休場は昭和63年春場所の初土俵以来初めて。貴乃花は九州場所に自己初の5連覇がかかっていた。

日本相撲協会の境川理事長によると、同日朝、二子山親方(元大関貴ノ花)から電話で貴乃花の休場が伝えられた。二子山親方は「貴乃花は8日夜、発熱して39度の熱があり、9日朝になっても下がらないため、休場に踏み切った」と説明し、さらに「(治療を受けた病院によると)腸が原因の熱らしい」と語った。貴乃花は8日夜から、福岡県粕屋郡の病院に入院していた。《共同通信》

【WBAヘビー級タイトル戦】ホリフィールド選手、王座復帰

世界ボクシング協会(WBA)ヘビー級タイトルマッチ12回戦は9日、ラスベガスのMGMグランドガーデンで行われ、劣勢を予想された挑戦者のイベンダー・ホリフィールド(米国)が、チャンピオンのマイク・タイソン(米国)に11回37秒でTKO勝ちし、タイトル奪取に成功した。

元統一世界ヘビー級王者のホリフィールドは1994年4月以来の王座に返り咲いた。ヘビー級では、ムハマド・アリ(米国)以来となる3度目の王座獲得。タイソンは90年2月に東京でジェームズ・ダグラス(米国)に負けて以来のプロ2敗目で、今年9月に獲得したWBAタイトルの初防衛に失敗した。《共同通信》



11月9日のできごと