平成2837日目

平成8年10月14日(月)

1996/10/14

【自民党、新進党】消費税攻防で泥沼化

新進党は14日午前、自民党が衆院選公示日以降に頒布した文書と、10日付朝刊各紙に掲載した広告で、過去の新進党首脳の増税発言を取り上げたことなどに対し「虚偽の事実を公表、少なくとも事実をわい曲して公表しており公選法の法定外文書の配布、虚偽事実の公表に当たる、とした告発状を東京地検に提出した。

これに対し自民党も同日午後、加藤紘一幹事長名で「正常な政治活動として認められているものであり、各種法律に照らして何ら問題ない。断固とした法的措置をとることとし、顧問弁護団と協議している」とのコメントを発表、一歩も引かぬ構えで、消費税をめぐる両党の攻防は泥沼化の様相を呈してきた。

新進党は当初、「史上初めて」(小沢氏)といわれる自民党の「ネガティブ・キャンペーン」に強く反発したものの「まともに取り合うと泥仕合になる」(党幹部)と具体的措置は控える姿勢だった。にもかかわらず法的手段に訴えた背景には「党内の怒りが激しく、放置すれば、選挙の士気にかかわる」(党選対)との事情がある。告発という行動で陣営を引き締めようとの狙いのようだ。西岡武夫幹事長は14日の記者会見で「極めて悪質なデマであり、事実上の選挙妨害だ」と激しく非難した。

小沢氏は14日、広島県尾道市での記者会見で「全体の中の一つの数字だけを拾い、誤った印象を狙った広告だ。政党と政治家の見識の問題だ。良識ある国民が正しく判断すると思う」とあらためて批判した。

自民党の広告は、今月10、11日の両日、各紙朝刊に掲載された。大活字で「7%増税を提案した細川さん」「10%増税論の小沢さん」「15%増税論の羽田さん、新進党は本当は何ですか」と、小沢氏のほか細川護熙、羽田孜両元首相を批判する内容。《共同通信》



【自民党・加藤紘一幹事長】異例の総裁応援

「盤石の支持を固めてほしい。それが橋本龍太郎首相が世界にはばたく唯一の道だ」。自民党の加藤紘一幹事長は14日、首相の地元、岡山県倉敷市に入り、懸命に支持を訴えた。

幹事長が党総裁の選挙応援をするのは極めて異例だが、橋本氏の対立候補が比例代表との重複立候補したことによる楽観ムードを戒める狙いがあるようだ。

このため加藤氏は選挙事務所での支持団体代表者との会合で「万が一、橋本首相が敗れれば政局(混乱)になってしまう。どんなことがあっても落としてはいけない」「首相は(退路の)橋を焼き切って小選挙区一本に絞り込んだ。この戦いは竹刀ではなく、真剣の勝負だ」などと、げきを飛ばした。《共同通信》

【新進党・羽田孜元首相】福井県三国町で演説

新進党の羽田孜元首相が14日、三国町へ遊説に訪れ、ショッピングセンター前で地方分権や行政改革を掲げて「改革できる政党に支援を」と訴えた。羽田氏は「世界が変革の時に、日本は政権が壊れるのを恐れて何もできなかった」と連立政権を批判。「地方分権を確立して、活力と愛着がわく市民社会をつくっていく」と改革の姿勢をアピールした。

消費税問題で羽田氏や細川元首相、小沢党首をやり玉に挙げた自民党の10日付新聞広告について、羽田氏はコピーを示しながら「羽田が15%増税論を言ったようにねつ造したもの。私に言わせれば、自民党こそ(消費税を)何パーセントにするのかと言いたい」と反論。「新進党は4年間は5%にしないと約束している」と訴えた。《福井新聞》い

【プロ野球・ロッテ】新監督に近藤昭仁氏

ロッテは14日、東京都内のホテルで前横浜監督の近藤昭仁氏(58)の新監督就任を発表した。契約期間は3年。背番号は81。

今季5位に低迷したロッテの再建を任されることになった近藤新監督は「投手陣を軸とした守りの野球を目指す。勝てるチームづくりをして、優勝したいと思っている」と語った。《共同通信》



10月14日のできごと