平成2836日目

平成8年10月13日(日)

1996/10/13

【橋本龍太郎首相】不在者投票

地元入りしている橋本龍太郎首相は13日、岡山県倉敷市役所で衆院選と県知事選の不在者投票を行った後、前日に続き、岡山、倉敷両市で自民党への支持を訴えながら自らの選挙を精力的に凝り広げた。

首相は、知事選と衆院選候補の応援で岡山市郊外の大型スーパー前2カ所で街頭演説。日曜の買い物客や家族連れに積極的に握手を求め、もみくちゃになりながら「みなさんの力で押し上げて」と笑顔を振りまいた。さらに郊外の住宅街や田園地帯を街宣車から手を振りながら、警備や報道の車を従え、“大名行列”。タ方には倉敷市玉島地区に入り、「ここで落第点を付けられれば政治家として終わりです」と懸命に訴えた。

これに先だち首相は午前9時すぎ、倉敷市役所2階の不在者投票所を訪れ、職員の案内で不在者投票箱へ。初めての選挙制度で「面倒でしょう」と記者団に聞かれ「いつも(東京の)千代田区役所でやってるよりは面倒かな」とかわして投票を済ませた。《共同通信》



【WBAジュニアライト級タイトル戦】三谷大和選手、戴冠ならず

世界ボクシング協会(WBA)ジュニアライト級タイトルマッチ12回戦は13日、東京体育館で行われ、挑戦者の同級8位、三谷大和(三迫)がチャンピオンの崔竜洙(韓国)に0−3の判定で敗れ、王座に届かなかった。三谷は今年1月に続いて崔のタイトルに挑んだが失敗、崔には通算3連敗となった。戦績は11戦8勝(7KO)3敗。崔は3度目の防衛に成功した。

三谷は前半、右のジャブを主体にしたボクシングで互角に戦った。しかし、中盤以降、崔のボディー攻撃に遭い、スタミナを消耗。2回には崔の右の強打を受け、さらに連打で防戦一方となりダウンを喫して致命的なポイントを奪われた。《共同通信》

【サッカー国際親善試合】日本1−0チュニジア

国際親善サッカーの日本代表ーチュニジア代表は13日、神戸ユニバー記念競技場に約3万人の観客を集めて行われ、日本が1−0で勝った。日本はこれで、ことしの国内で負け無しの5連勝となり、連覇を狙う12月のアジアカップへ向け弾みをつけた。

日本は前半17分、森島(C大阪)とのパス交換で抜け出た前園(横浜F)が先制ゴール。その後は、前半戦終了間際に三浦知(川崎)がPKを外すなど追加点を奪えなかったが、アフリカ選手権準優勝メンバーが大幅に抜けたチュニジアを終始圧倒した。

加茂監督就任後の国際Aマッチでに日本の戦績は13勝9敗3分け。《共同通信》

【F1】デーモン・ヒル選手、初の父子総合V

自動車のフォーミュラワン(F1)シリーズ最終戦、日本グランプリ最終日は13日、三重県の鈴鹿サーキット(1周5.864キロ)で52周の決勝を行い、デーモン・ヒル(英国、ウィリアムズ・ルノー)が1時間32分22秒791で今季8勝目を挙げ、初の総合優勝を決めた。父の故グラハム・ヒルも2度の総合優勝の経験があり、F1で初めて親子で総合優勝を果たした。

2番手スタートのヒルはスタート直後に飛び出して首位に立つと、2位に約3秒のリードを保ち続ける安定した走りでそのまま逃げ切った。

【民主党・鳩山由紀夫代表】福井、金沢で演説

民主党の鳩山由紀夫代表は13日、福井1、3区の同党候補応援のため来県。福井市と武生市で街頭演説し、行政改革、財政再建を訴えた。JR福井駅前のユアーズホテルフクイ前では、鳩山代表が「新しい政治を作りださなければならない」と口火を切り「国、地方合わせて450兆円の借金があり、財政は身動きできない状態」とした上で自民党を「公共事業のばらまき行政」と厳しく批判した。

また大蔵省の改革こそ行政改革の第一歩であると主張。「内閣府」の設置を掲げ、予算編成権を同時にゆだねるとした。民主党の結成については「選挙戦目当ての政党ではない。一人ひとりが強い意思を持ち、苦しみからできあがった党である」と新党への理解を求めた。

約20分の演説後、足早に次の遊説先である石川、富山県へ向かった。《福井新聞》

民主党の鳩山由紀夫代表は13日、衆院選石川1区の桑原豊候補(民新)と石川3区の鍵主政範候補(民新)の応援のため、金沢市香林坊で街頭演説した。

鳩山氏は「民主党は新しい政治を望む人の受け皿になる。選挙になると新進党は甘い言葉を使う。選挙後に公約は飛んで行けではいけない。桑原さん、鍵主さんには第二、第三の菅さんになってほしい」と述べて政官業の癒着を破る姿勢を強調し、約2000人(主催者発表)の聴衆に両候補と民主党への支持を求めた。

桑原、鍵主両候補が決意を語り、女性支持者が聴衆から民主党に対する意見を集めた。《北國新聞》

【アフガニスタン】前大統領派が猛反攻

アフガニスタンからの報道によると、同国で暫定政権を樹立したイスラム原理主義組織タリバンに対して反攻に出たラバニ前大統領派のマスード元国防相の部隊は13日、激戦の末、12日の首都カブール北方約75キロにある要衝ジャバルサラジの制圧に続き、さらに首都に近い町チャリカルを奪回した。

ジャバルサラジは、元国防相の部隊の拠点があるパンジシール渓谷とサラン街道に通じる戦略上重要な町。カブール北方約60キロのチャリカルも人口10万を超える町。タリバン側は先月末の首都制圧以来、最大の打撃を受けたとみられる。勢いを得たマスード派はさらに南下、首都に迫る動きを見せており、今後の攻防次第では暫定政権が窮地に立たされる可能性も出てきている。

目撃者などによると、マスード派は、カブール北方約50キロにあるバグラム空軍基地にも多数の砲弾を撃ち込むなどさらに攻勢を続けているという。《共同通信》

【戸井田三郎元厚相】死去

20日投票の衆院選に兵庫11区から立候補していた自民党の戸井田三郎氏が13日午前9時38分、急性心筋梗塞のため兵庫県姫路市の病院で死去した。78歳。東京都出身。

二男で秘書の徹氏(44)は補充立候補を表明、14日、県選管に届け出で受理された。戸井田氏は重複立候補している比例近畿ブロック名簿から削除されたが、規定により徹氏の名簿登載はできない。

戸井田氏は12日夕の個人演説会終了後に突然気分が悪くなり入院していた。遊説中の橋本龍太郎首相は13日夕、予定通り岡山から姫路市に入り、補充立候補する徹氏の応援演説を行った。

公選法は86条で、候補者が死去した場合、投票日の3日前まで補充立候補ができると規定している。昭和55年の総選挙中に大平正芳首相(当時)が急死し、娘婿が補充立候補した例がある。

戸井田氏は47年に旧兵庫4区から初当選、海部内閣の厚相、村山内閣の首相補佐などを歴任した。旧小渕派。当選7回。《共同通信》



10月13日のできごと