平成2838日目

平成8年10月15日(火)

1996/10/15

【国連】スパイ潜入で北朝鮮を非難

国連安全保障理事会は15日、韓国で9月18日に発覚した朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の潜水艦による武装スパイ潜入事件を非難する異例の議長声明を採択、北朝鮮に対し、今後韓国への挑発行為を一切やめるよう要求した。

韓国の国連代表部によると、国連が南北朝鮮問題に関して機関決定を出したのは朝鮮戦争の停戦、軍撤退を求めた1950年の3つの安保理決議以来初めて。非武装地帯での軍事行動、スパイ侵入など公然と朝鮮戦争休戦協定違反を繰り返す北朝鮮に、国連があらためて厳しい姿勢を示したものだ。

声明は、安保理は北朝鮮のスパイ潜入事件について「深刻な懸念を表明する」と述べ、北朝鮮に対し「休戦協定を完全に履行するとともに、朝鮮半島の平和と安定を損ない緊張を高めかねない一切の行為を控えるよう求める」との表現で、「北朝鮮のスパイ侵入工作を非難、即時中止を強く求めた。

声明はまた、北朝鮮が休戦協定を破棄し、米国との平和協定締結を要求していることにも言及し「安保理は、休戦協定が新たな平和の機構に取って代わられる平和的な方法で問題を解決するよう促す」と述べ、あらためて南北対話を進展させるよう呼び掛けた。《共同通信》



【衆院選・15日】

自民党・加藤紘一幹事長「この3年半、首相は5人代わった。われわれはかつてイタリアを『あの国はおかしい。毎年首相が代わるから』と笑ったが、今や笑えなくなってしまった」《共同通信》

さきがけ・園田博之幹事長「新進党は米国社会を理想としているようで、徹底した個人主義だ。あまり徹底すると、金と力のある人たちが勝つ社会になる。日本には合わないし、地域の活性化もできない」《共同通信》

【細倉じん肺訴訟】和解成立

宮城県栗原郡鶯沢町の旧細倉鉱山で働き、じん肺になった元従業員とその遺族ら28人が三菱マテリアル(本社東京)などに損害賠償を求めた「細倉じん肺第一次訴訟」控訴審の和解協議は15日午後、仙台高裁(原健三郎裁判長)で行われ、被告企業が四次訴訟まで含めた原告計107人(うち7人が死亡)全員に、総額16億4000万円を支払うことで和解が成立した。

和解金額は、今年3月の仙台地裁判決に基づいたもので、患者1人あたり過去最高の水準。業界最大手の三菱マテリアルが和解に応じたことで、同社が抱える筑豊(原告数480人)、北海道石炭(同305人)の大型訴訟をはじめ、全国のじん肺訴訟に大きな影響を与えるとみられる。《共同通信》



10月15日のできごと