平成2829日目

1996/10/06

この日のできごと(何の日)

【プロ野球・巨人】2年ぶり28度目のリーグ優勝

プロ野球のセントラル・リーグは6日、優勝目前で足踏みが続いていた巨人が2位中日との直接対決に5−2で勝ち、2年ぶり28度目のリーグ制覇を達成した。1993年に球界復帰した長嶋茂雄監督(60)は、前回監督時代と合わせて通算4度目のリーグ優勝を果たし、一昨年に続いてナゴヤ球場で宙に舞った。《共同通信》

「メークードラマ」は敵地ナゴヤで完結−。6日、巨人は中日との直接対決で5−2と快勝し優勝を決めた。

長嶋監督がニコニコしながらべンチの中でウインドブレーカーを脱いだのは九回二死。最後の打者、立浪が見逃しの三振に倒れると、マウンドに大きな固まりができ、長嶋監督が七度舞った。ナインは左翼へ向かい、スタンドと呼応して何度も「バンザイ」。長嶋監督は帽子を取って、丁寧にお辞儀を繰り返した。

これまでのセの最大差の逆転優勝は1988年中日の8ゲーム。7月6日には首位広島に11.5ゲーム差ついたが、長嶋監督は奇跡を予言し「メークドラマですよ」と言い続けた。

7月に反撃を開始。復活した投手陣とベテランと若手のかみ合った打線の活躍で広島との差は見る見る縮まっていった。最後は中日の驚異的な粘りに苦しんだが、とうとう2年ぶりのゴールに飛び込んだ。《共同通信》

マウンド上にできた歓喜の渦を、中日ナインはベンチで静かに見つめていた。128試合目、奇跡への道のりはついに途絶えた。「終わったな。やっと楽になる。これをみんな覚えておけばいい」星野監督はさばさばとした表情で口を開いた。長い間、慣れ親しんだナゴヤ球場でのゲームもこれで終わり。「最後にしちゃったな。最後にしたくなかったけれど」この悔しさは来年、ナゴヤドームで晴らせばいい。《共同通信》

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【天才・たけしの元気が出るテレビ!!】最終回

【大相撲・旭道山関】衆院選出馬を表明

新進党の西岡武夫幹事長は6日夕、党本部で大相撲の旭道山関(31)と会い、8日公示の衆院選に比例代表の近畿ブロックから公認候補として出馬するよう要請した。旭道山関は「こんな光栄なことはない」と述べ、受諾の意向を表明した。7日に日本相撲協会に廃業届を出す。

新進党は比例代表と小選挙区の重複立候補を認めない方針で、比例代表に転出する旧公明党系候補が名簿上位に並ぶ可能性が強い。このため旧公明党色を薄めると同時に浮動票の獲得を狙いとして、知名度の高い「目玉候補」の擁立を探ってきた。旭道山関は近畿ブロックの上位に登載される見通しだ。

旭道山関は「(出馬受諾には)滝から落ちるのと同じくらいの勇気が必要だった」としながらも「初めての仕事なので不安ばかりだが、先輩たちにいろいろと聞きたい。相撲での情熱を政治の世界にそのまま持っていきたい」と抱負を述べた。《共同通信》

【新進党・小沢一郎党首】政権取れなければ「党首を辞任」

新進党の小沢一郎党首は6日午前のフジテレビの報道番組で、総選挙で政権奪取に失敗した場合の責任について「(政権を)取れないことは想定していないが、私が原因で取れないならば、責任を取らねばならない」と述べ、党首辞任の可能性を示唆した。

この発言は「政治が責任を持って思い切った改革を断行しなくてはいけない」とする持論を補強し、政策決定での責任の所在があいまいだった自社さ連立政権との違いをアピールする狙いとみられる。

また新進党の18兆円減税公約への批判に対し、「大蔵省のマインドコントロールを受けている」と反論。「赤字を垂れ流しにすれば、失業が増え、上がるのは消費税だけとなる。悪循環を断ち切り、経済を活性化させなくてはいけない」と強調した。

小沢氏は公約発表の際にも、新進党政権が公約を実現できなかった場合は「政界を去る」と言い切るなど、強気発言が目立っている。大幅減税や消費税率据え置きなど小沢氏主導でまとめた選挙公約が「絵にかいた餅」(中曽根康弘元首相)と実現性に疑問が持たれる中で、自分の進退をかけることで公約実現への意気込みを示したともいえる。《共同通信》

【米大統領選】初のテレビ討論

米大統領選挙投票を1カ月後に控え、終盤戦のヤマ場となるクリントン大統領とドール共和党候補の1回目のテレビ討論会が6日夜(日本時間7日午前)、コネティカット州ハートフォードで1時間半にわたり行われ、実績を誇示する大統領と、現状を批判するドール候補が、内政、外交など政策全般で激しく応酬した。

全米レベルの支持率で15−20ポイントの差を付けられているドール候補にとって2回行われるテレビ討論は、劣勢をばん回する事実上最後のチャンスだったが、今回はドール候補は決定的な得点を稼げず、米ABCテレビは討論後の電話世論調査で50%の人が「大統領が勝った」と答え、大統領に軍配を上げたと報じた。両陣営とも自らの候補者の「勝利」を宣伝し始めたが、有権者が最終的にどのような判定を下すかが注目される。

討論は、国民の関心が高いテーマを司会者一人が両候補から交互に聞く形で行われ、大統領は財政再建、雇用、犯罪対策など4年間の実績をいたるところにちりばめ、初当選した「4年前より暮らしは良くなった」と繰り返して誇示。またドール候補の議員時代の投票実績などを批判的に例示して再三激しく攻撃、「21世紀に向かうには私の方が適任だ」として、未来志向を強調。「今後も正しい方向で前進を続けよう」と再選支持を訴えた。

ドール候補はクリントン政権は「(大きな)政府を信じるリベラル」などと攻勢をかけ、大統領は「自分に都合のいいところだけを語っている」と反撃。「私の強さは約束を守ること」と、15%の所得税一律減税などを売り込み支持を訴えた。《共同通信》



10月6日 その日のできごと(何の日)