平成2797日目

平成8年9月4日(水)

1996/09/04

【オウム裁判】サリン入りコップ倒せ

東京地裁で4日開かれたオウム真理教幹部土谷正実被告(31)の公判に、地下鉄サリン事件の共犯とされる元幹部林郁夫被告(49)が検察側証人として出廷、故村井秀夫元幹部=当時(36)=から松本智津夫被告(41)=教祖名麻原彰晃=が考えたサリンのまき方のアイデアを伝えられ、松本被告の関与が理解できた、などと実行状況を詳しく証言した。

証言によると、事件2日前の昨年3月18日、山梨県上九一色村の「第6サティアン」で村井元幹部が実行を指示した際、松本被告が考えたジュースのコップに入れたサリンを倒してまくという方法を伝えられた。5人のメンバーは反対したが、村井元幹部はその場では、松本被告のアイデアだからそのようにやる、と答えたという。

林被告は、村井元幹部が実行メンバーにサリン袋を渡す際に笑みを浮かべていたのでふそんだと思った、と振り返り「笑いごとにするようなことではない」と言って涙ぐんだ。《共同通信》



【ポケットビスケッツ】シングル「YELLOW YELLOW HAPPY」発売

【政界談話室】

○・・・橋本龍太郎首相は4日午前、岩手県の花のキャンペーンに訪れた「りんどう娘」から青いリンドウの鉢植えをプレゼントされた。山に自生するリンドウの栽培に成功するのに25年かかった苦労話を担当者から聞いた首相は「公邸の庭ではどうかな。うまくいくかいかないかは別にしてやってみようか」と栽培に意欲を見せ、担当者に「土は多少やせていてもいいのか」と熱心に質問を浴びせた。次期総選挙後の政局激動が予想されるが、首相の心はリンドウ栽培ができるほど長期政権を確信?

○・・・鳩山由紀夫衆院議員はこの日、熊本市で開かれた電力総連定期大会であいさつ。同席した佐藤観樹社民党幹事長と前日懇談したことに触れ「きのうしていたネクタイのプリントが、(佐藤氏のネクタイと)同じハトの柄だったので交換した」と、佐藤氏からもらったブルー地に黄色のハトが入ったネクタイを披露した。「でも私があげたネクタイを佐藤氏は着けていただいていない。意味があるのかなと思った」と壇上にいた佐藤氏の方を見て、苦言をチクリ。新党をめぐり鳩山氏、社民党、新党さきがけが慌ただしく動く中、ネクタイ一つでも気にかかる。《共同通信》

【中曽根康弘元首相】「死んだふり解散」もあり得る

中曽根康弘元首相は4日、都内の事務所で記者団と懇談した。衆院の解散時期について「台風がいつ、どこへ上陸するかというような話。まして政治の気圧配置は、まだ判断できない状況にある」と、現役首相の胸の内を予測するのは難しい様子。

しかし続けて「総理が政治生命を賭してやる大権。寝たふりも死んだふりも許される」として、首相時代の昭和61年夏「死んだふり」で衆参同日選挙を任掛けた経験を引き合いに「皆さんも注意してみる必要がある」と解説した。《共同通信》

【Jリーグカップ】第16日

Jリーグカップ第16日(4日・国立競技場ほか=2試合)準決勝2試合を行い、柏レイソルを2−1で下したヴェルディ川崎と、ベルマーレ平塚に5−0で大勝した清水エスパルスが、25日の決勝(国立)で顔を合わせることになった。第4回を迎えたこの大会の決勝で川崎と清水が対戦するのは、第1、2回大会に続いて3度目。いずれも川崎が勝っており、川崎は今大会に優勝すれば4連覇となる。《共同通信》

【米・クリントン大統領】イラク攻撃終結宣言

クリントン米大統領は4日午後、ホワイトハウスで記者会見し、2度にわたる巡航ミサイル攻撃などで、イラク北部のクルド人居住地区に侵攻したフセイン政権に対する懲罰作戦の目的を達成したと表明。同地域に残留していたイラク軍部隊も撤退したことを確認した。大統領の発言は事実上の終結宣言と言える。《共同通信》

橋本龍太郎は4日午前、米国がイラクに2回目の攻撃を加えたことについて、在日米大使館のデミング公使から連絡を受けたことを明らかにするとともに「政府としては基本的には(1回目の時と)同じスタンスだ」と述べ、米側の一連の軍事行動を基本的に支持する考えを表明した。

また首相は今後のイラク情勢について「(イラク軍が)クルド人自治区に何万という軍隊、何百という戦車を移動させているらしい。憂慮すべきことだ」と懸念を示した。《共同通信》

【パレスチナ交渉】再始動

ネタニヤフ・イスラエル首相は4日、かつて「テロリスト」と呼び会談を拒んできたアラファト・パレスチナ解放機構(PLO)議長=自治政府議長=と、イスラエル領と自治区ガザの境界の検問所で初めて約1時間会談した。

ネタニヤフ首相は会談後の共同記者会見で、双方ともこれまでの和平合意を守り履行していく決意だ、と述べた。アラファト議長も、「ネタニヤフ首相と協力していく」と和平継続への意思を強調した。

首脳会談の実現で、今年6月のネタニヤフ政権発足後、暗礁に乗り上げていたパレスチナ和平交渉は、前進に向け再び一歩踏み出した。《共同通信》



9月4日のできごと