平成5150日目
2003/02/13
この日のできごと(何の日)
【小泉純一郎首相】「有事法案成立を」
小泉純一郎首相は13日夜、首相官邸で記者団に対し、ミサイル問題など北朝鮮の脅威に対応するため、有事関連法案を今国会で成立させるべきだとの考えを表明した。
先に継続審議となった同法案について首相は再三、今国会成立に強い意欲を表明しているが、特定の国を念頭に置いた発言は極めて異例。核開発問題が国連安保理に付託された北朝鮮が国際的に孤立感を強め、朝鮮半島情勢が緊迫しつつあることを踏まえたものとみられる。
首相は、北朝鮮のミサイル問題に対する国民の不安を解消するための方策を記者団に問われ「常に脅威は存在している。だから有事法制が必要だと昨年から(法案を)審議している。常に、いざという時の備えをしっかりしておかないといけない」と述べ、自らは名指ししなかったものの、北朝鮮の脅威を前提に同法案の必要性を指摘した。
さらに「法律を作っても犯罪がなくならないように、常に脅威は存在する。しかし、その対応は整備しておかなくてはいけない」と強調した。
首相はまた「北朝鮮は国際社会の懸念をいかに払しょくするか真剣に受け止めなくてはいけない」と北朝鮮に柔軟姿勢を求めるとともに、日本政府として外交努力を継続する考えを示した。《共同通信》
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【大相撲・旭鷲山関】モンゴル観光親善大使に
大相撲の幕内旭鷲山が13日、東京都渋谷区のモンゴル大使館で、母国の観光親善大使に任命された。
観光業の発展に力を入れているモンゴルは、旭鷲山を通じて同国の魅力をアピール。旭鷲山も「素朴で純情なモンゴルの人々と触れ合いをもってほしい。相撲で頑張るのが自分の仕事。今、モンゴル人力士は32人いるので、みんなで頑張っていきたい」と話した。
モンゴル出身力士の先駆者で「技のデパートモンゴル支店」と人気を集めた旭鷲山も、最近はモンゴル出身初の横綱になった朝青龍の陰に隠れがちだったが、この日は存在感を十分に発揮した。《共同通信》
【中村喜四郎・前衆院議員】収監
東京高検は13日、ゼネコン汚職であっせん収賄罪に問われ、最高裁で懲役1年8月、追徴金1000万円の実刑判決が確定、失職した元建設相の中村喜四郎・前衆院議員(53)を東京拘置所に収監した。近く受刑施設に移される。
判決で未決拘置日数のうち60日を刑期に算入することが認められているため、刑期の満了は2004年6月。国会議員の実刑確定による失職は戦後3人目。2人目のオレンジ共済事件の友部達夫・元参院議員(74)=01年に欺罪で懲役10年確定=は確定時も拘置されており、あらためて収監手続きは取られなかった。
関係者によると、東京高検は最高検から収監の嘱託を受け中村前議員側と協議、収監の日程を決めた。13日早朝、高検の係官が都内のホテルで弁護士に付き添われた中村前議員に接触。検察車両に同乗させ午前8時10分ごろ、東京拘置所に入った。《共同通信》
【小泉純一郎首相】保守新党・熊谷代表らと意見交換
小泉純一郎首相は13日夜、保守新党の熊谷弘代表らと首相官邸で会談し、デフレ不況対策やイラク、北朝鮮情勢などをめぐり意見交換した。熊谷氏は日銀の金融緩和策は不十分だと指摘、「3月末の株価対策が大事だ。思い切った金融政策を展開すべきだ」と述べ、デフレ克服に向けて首相の指導力発揮を強く要請した。
首相は衆院解散・総選挙をめぐり「解散は全く考えていない。絶対しない」と重ねて強調した。《共同通信》