平成2729日目

平成8年6月28日(金)

1996/06/28

【ロッテ・伊良部秀輝投手】首脳陣を批判

ロッテの伊良部秀輝投手は約1カ月ぶりの登板となった28日の日本ハム戦(東京ドーム)後、広岡ゼネラルマネジャー(GM)ら球団首脳を批判。「あした今後の自分の野球人生について広岡GMと話し合う」と話した。

同投手が不満を唱えるに至った原因は、右ひじ関節の炎症を治すために二軍で調整している間に、広岡GMの「彼は投げる気がない」などのコメントや尾花投手コーチの突き放すような言動が関節的に伝わったからとみられる。

敗戦投手になったこの日、五回に右足に打球を受けたが、降板後に広岡GMから「目が覚めたか」と言われたことで一気に不満が爆発。「検査の結果も診断書ももらって経過も報告していたのに、気持ちの問題とは何なんだ」などと興奮気味な口調は30分近くも続いた。《共同通信》



【岸谷五朗さん、奥居香さん】入籍

人気俳優の岸谷五朗さん(31)と歌手奥居香さん(29)が28日入籍したことを同日、所属事務所を通じて明らかにした。2人はラジオ番組で共演して知り合い、交際を続けていた。結婚式は行わないという。

奥居さんは5月末に解散した人気ロックバンド、プリンセス・プリンセスのボーカリスト。今後もソロとして音楽活動を続ける予定。《共同通信》

【オウム真理教・村岡達子代表代行】「尊師は死したに等しい」

オウム真理教に対する破壊活動防止法の団体規制請求手続きを進める公安調査庁は28日、東京・霞が関の法務省別棟で、教団側の反論を聴く第6回弁明手続きを開いた。

意見陳述した教団の村岡達子代表代行は「麻原尊師=松本智津夫被告(41)=は教団代表も教祖も降り、死したにも等しい存在となった。逃亡中の特別手配者は除名し、残る信者も、罪を犯さない旨の誓約書を出している。誤解を与える教養も廃棄した」として、破防法の要件の「将来の危険」がないことを強調した。

村岡代行の陳述に先立ち、教団側代理人の内藤隆弁護士は公安庁が今回で弁を打ち切る方針を示していることについて「容認できない。今回の陳述も不本意だが、7月まで弁明を続行することを前提に反証する」と話した。

第6回弁明には、公安庁から堀江信之総務課長ら受命職員3人、教団側から村岡代行のほか、内藤弁護士ら代理人4人が出席。内藤弁護士らは21日の第5回同様、公安庁が一方的に期日を指定したため、別の裁判予定などと調整が付かなかったとして、35分遅れて出席した。

意見陳述で、村岡代行は「将来の危険」を否定したほか、公安庁は信者や元信者に金銭を渡して供述を求めたり、供述内容をねつ造したりして、違法、不当な調査活動を繰り返したと指摘した。《共同通信》

オウム真理教の破産管財人の阿部三郎弁護士らは28日午前、山梨県上九一色村を訪れ、教団施設「第6サティアン」で生活する。信者約80人に対して退去勧告を行った。

管財人事務所によると、施設を出た信者の行き先が準備できていないことなどから、当面は期限を定めずに「可及的速やかな退去」を促すが、土地と建物の処分手続きに入る9月25日の債権者集会以後も信者が施設を出ない場合は、強制退去も辞さないという。

勧告とともに、管財人らは信者に名前や本籍、国の用意する保護施設に入る意思などを問う調査票を配布。調査票は26日に東京都の教団亀戸道場などで行った退去勧告でも配っている。阿部管財人は「事前に教団幹部と話をしておいたので混乱はなかった。今後、大阪など大きな施設に退去勧告に行く予定でいる」と話した。《共同通信》

【政界談話室】

○・・・梶山静六官房長官は28日の記者会見で、「沖縄問題で自民党幹部と話し合ったと側聞するが」と質問され、「私は連立政府の官房長官だが、所属は自民党。閉会中、国会にいないので浦島太郎になってはいけないので、党本部を訪ねた」と明らかにした。さらに「山崎拓政調会長と会ったが、山崎氏は来週からインドネシアに行くとのこと。加藤紘一幹事長は人間ドックに入ったとのことだ」「やはり行ってみないと分からない。これからは時々党本部へ行きたい」と、肝心の沖縄問題に一言も触れず、おとぼけ。

○・・・グアムの米軍基地視察を終えた社民党の上原康助副党首はこの日、国会内で記者会見し、「いくつかの沖縄基地を受け入れる余地の可能性があることを実感できた」との認識を明らかにした。その一方で「グアムの知事代行から、日本の国会議員が来ると聞いたので企業誘致の話かと思った、と言われた。日本総領事からも仕事で来た国会議員は初めてだとも言われた」と紹介。国会終了後、基地問題で忙しい上原氏だが、8月上旬にも韓国の米軍基地視察が組まれていて、最後は「海外にばかり行っていて選挙が心配だ」。《共同通信》

【リヨン・サミット】経済宣言を発表

先進国首脳会議(リヨン・サミット)は2日目の28日午後(日本時間同日夜)、発展途上国の低賃金労働者の作り出す製品が先進国の経済と雇用にとって脅威になっているとの認識から、世界貿易機関(WTO)で貿易と労働問題を絡めた「国際統一労働基準」について議論すべきだと提案した経済宣言を発表した。こうした先進国の姿勢に発展途上国が反発するのは必至で、今後南北間の対立が高まるのは確実だ。

午前中の経済討議では、地球的規模での経済一体化(グローバリゼーション)への対応を中心に協議。フランスは途上国の劣悪な労働条件で生産された安価な製品が先進国の産業や雇用を脅かしていると主張。12月にシンガポールで開かれる初のWTO閣僚会議で、国際的に統一された労働基準を作るべきだと提唱した。

これに対し、橋本龍太郎首相は「雇用問題などの解決を経済一体化に求める考えには反論しなければならない」と厳しく批判。日本政府は「労働基準とWTOは切り離せた」と解釈する。が、他の参加国や発展途上国はWTOの議題になったと理解している。

マクロ経済では「各国の景気はおおむね順調」と楽観的な見方を示し、日本は「景気回復が強まっている」と評価された。ただ、「失業率は受け入れ難いほど高く、財政赤字一は極めて高い水準にある」と指摘。共通の政策目標として財政再建、低金利、規制緩和などの構造改革の必要性を確認した。日本で雇用問題会議を開くことでも一致した。《共同通信》

【TBS】番組収録でアトランタ渋滞

日本の民放テレビ局が28日、アトランタ五輪のマラソン・コースを使ってスペシャル番組を収録した。朝の通勤ラッシュ時間と重なり、コース上の各所で交通渋滞が起こり、市民からは「なぜ平日にこんなことをやるのか」とのクレームも出た。

制作プロダクションによると、番組はTBSが7月14日に放送予定の「寛平 夢のアトランタ!」(仮題)。タレントの間寛平さんと女子マラソン選手の谷川真理さんの2人が、五輪マラソンのスタート時間とほぼ同じ午前7時すぎに出走。ダウンタウンの中心部を通る42.195キロのコースを約3時間余りで完走した。

収録にはアトランタ市警の警官7人が白バイで先導、警備に当たった。白バイと収録車、走者2人に道をふさがれた地区では渋滞が起きた。通勤中の20代の女性は「遅刻しそうになった。土曜か日曜日にやればいいのに」と話した。

林純之介TBS広報部長 アトランタ五輪のマラソンコースを、同じ時間帯に走ってみていかに過酷なコースか試そうというまじめな企画。警察の許可はもちろん協力を得たうえでの撮影で、問題はないと確信している。《共同通信》



6月28日のできごと