平成2730日目

平成8年6月29日(土)

1996/06/29

【リヨン・サミット】閉幕

先進国首脳会議(リヨン・サミット)は29日午前(日本時間同日夕)、議長声明を発表、閉幕した。議長声明は「21世紀に向け全世界の安全と安定を達成する国際システム構築を討議、協力の決意を新たにした」と強調。朝鮮半島情勢について南北朝鮮、米中による四者会談の支持を明記。朝鮮半島エネルギー開発機構(KEDO)への国際社会の支援拡充を呼び掛け、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)に韓国との対話と協力の進展を求めた。

包括的核実験禁止条約(CTBT)について各国が9月に署名するための早期妥結を確認。発効までの間の「核兵器保有国の自制」を指摘し、9月までに核実験を1回行う中国に方針転換を求めた。

朝鮮半島情勢をめぐる事前調整では四者会談支持にロシアが難色を示したが、日本などの主張が通り、北朝鮮に対し会談に応じるよう強いメッセージを送る形となった。

橋本龍太郎首相提案の国連スリム化による節約経費の途上国への再投資は議長声明の付属文書に盛り込んだ。声明でも国連改革の推進と国連平和維持活動(PKO)の能力強化と、「平和のための柔軟な手段」拡充を打ち出した。

日本提案の対人地雷の拡散や無差別使用の世界的禁止などを盛り込んだ。半面「中国の国際社会への迎え入れ」は最終段階で削除された。

ロシア改革支援については議長声明で取り上げられなかったほか、当初予想されていた議長の口頭表明でも触れられなかった。ボスニア・ヘルツェゴビナ問題は特別声明で、9月の選挙実施と復興の支援を打ち出した。

中東情勢に関して、イスラエルに誕生した右派政権とアラブ側の双方に和平合意の継続と二国間交渉の再開を呼び掛けた。イランに対しては、過激派グループへの支持をやめテロと絶縁するよう求め、各国に対しイランの核開発に協力しないよう要請した。

テロ問題では米国提案の40項目対策を支持、司法共助など国際協力を訴えた。議長声明はロシアのチェルノムイルジン首相も加わった8カ国の政治討議を受けてまとめられた。次回サミットは来年6月、米国のデンバーで開かれる。《共同通信》

橋本龍太郎首相は29日午後、フランス・リヨン市内で内外記者団と会見し、日米両国間の半導体、保険分野の交渉について「簡単な見通しがあるわけではないが、こうした問題で日米間を壊してしまうわけにはいかない」と述べ、7月末の解決に向けた強い決意を表明した。

解決には双方の努力が必要であり、米側も交渉が円滑に行われる環境づくりに積極的に取り組むとの認識を示した。《共同通信》



【Jリーグカップ】第9日

Jリーグカップ第9日(29日・日本平ほか=8試合)B組は開幕から負けなしの首位、清水エスパルスが、2ゴールを挙げたオリバの活躍で名古屋グランパスに2−0で快勝した。名古屋はまだ勝ち星がない。A組は首位の柏レイソルが、ガンバ大阪を4−1で圧倒。2位のジュビロ磐田は、中山、スキラッチが後半に得点して不振の浦和レッズに2−1で逆転勝ちした。《共同通信》


6月29日のできごと