平成2676日目
1996/05/06
この日のできごと(何の日)
【竹下登元首相】中国首脳と会談
中国訪問中の竹下登元首相は6日、江沢民国家主席、李鵬首相と相次いで会談し、環境保護問題での両国の協力などについて意見交換した。
江主席との会談では、竹下元首相が「日本は公害などを経験しているので、各国にそのノウハウを伝えていかねばならない」と述べた。これに対し、江主席は「発展途上国にとって(環境保護対策は)先進国による工業化推進への制限だという議論もある。先進国は経済・技術力で途上国を助けるべきだ」と応じた。
李鵬首相との会談では、5日落成した日本の105億円の兵無償資金協力による「日中友好環境保全センター」が、1988年の李・竹下会談で建設合意に至ったことなどを語り合った。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
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【Jリーグ・京都】ラモス瑠偉選手が入団会見
サッカーJリーグのヴェルディ川崎から京都サンガに移籍したラモス瑠偉選手(39)の入団記者会見が6日、京都市内のホテルで行われ「チームを強くするために来た」と開幕から12連敗と泥沼状態の京都の救世主になると力強く抱負を語った。《共同通信》
【福永祐一騎手】金沢競馬に登場
元祖天才ジョッキー・福永洋一の息子である福永祐一騎手(19)が6日、金沢競馬に地方競馬として初登場し、中央競馬交流の重賞・MRO金賞でジンライに騎乗して1着となり、1万2000人のファンを沸かせた。
福永騎手は3月のデビュー以来、9日間連続で勝利を挙げるなど「天才二世」の呼び名にふさわしい活躍をみせ、全国のファンの熱い視線を浴びている。金沢競馬のレースでも積極的に序盤から先頭に立ち、絶妙の手綱さばきで追走する他の馬を振り切った。
金沢競馬には福永騎手のほか、ナリタブライアンでおなじみの南井克巳騎手、若手成長株の塩村克己騎手ら中央競馬の実力派騎手が登場し、今年一番の盛況をみせた。
福永騎手は「ファンの声援を近くで感じることができ、レースにも勝てたので金沢に来て本当によかった。機会があれば、また来たい」と笑顔で話した。《北國新聞》
【ドジャース・野茂英雄投手】今季5勝目
敵地で初勝利―。米大リーグ、ドジャースの野茂英雄投手は6日、ピッツバーグのスリーリバーススタジアムでのパイレーツ戦に先発し、5勝目(2敗)を挙げた。八回に1点差とされたところで降板したが、その後を救援陣が抑え、本拠地のドジャースタジアム以外では今季初白星をつかんだ。
野茂は昨年のパイレーツ戦では2試合(1勝0敗)で計30三振を奪っていたが、この日は球威をやや欠いて8安打され、5奪三振に終わった。また八回にジョンソンに一発を喫し、これで5試合連続の被本塁打となった。
ドジャースはモンデシー、ピアザの本塁打で主導権を握り、1点差とされた九回にはギャグニーの3点本塁打でパイレーツを突き放して8−4で勝ち、3連敗を免れた。《共同通信》
【中曽根康弘元首相】能登の休日を満喫
中曽根康弘元首相は6日、石川県穴水町を訪れ、森喜朗前建設相、島村宜伸前文相らとともにゴルフを楽しんだ。
中曽根氏は七尾市での青柏祭見物、同市下町の丸井織物七尾工場での記念植樹を終えて穴水町のザ・カントリークラブ・能登を訪れ、森、島村両氏、神谷一雄同クラブ理事長とディーグラウンドに立った。中曽根氏は「最初は島村プロから」などと軽口を飛ばし、上機嫌で能登での休日を満喫した。
政局は住専問題や国会会期末をにらんだ動きで緊迫化が必至の情勢だが、この日は生臭い話もなく、中曽根氏らは和気あいあいのプレーを繰り広げた。
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中曽根元首相は6日、石川県穴水町で北國新聞社のインタビューに答え、解散・総選挙の時期について「住専の後始末をきちんとしなければ解散はできない。(解散・総選挙は)秋深くか来年だろう」との見通しを示した。
中曽根氏は、財政、安全保障、教育など1、2年のうちに大津波がやって来るとしたうえで、「大津波を乗り切る選択肢の一つとして保・保連合があるが、保・保連合は政策を中心に共鳴する者が透明性を持って公然とやらなければならない」と述べた。 橋本政権の今後については、中曽根氏は「橋本(龍太郎)首相は苦しい時期を乗り越えて巡航速度に入り、政権は長続きする」とした。《北國新聞》