平成2675日目

平成8年5月5日(日)

1996/05/05

【新進党・小沢一郎党首】中国・江沢民国家主席と会談

小沢一郎新進党党首は5日夜、北京の人民大会堂で江沢民中国国家主席と約1時間会談した。

江主席は歴史認識に関連して「(日本人の)軍国主義的発言が中国の反感をかっている。前のことを忘れず、後の戒めとすべきだ」と日本の閣僚らが過去の侵略や戦争を正当化する言動を繰り返さないよう求めた。

小沢氏は「日本は正しい歴史認識を持ち、歴史を将来の糧にしなければならない」と表明。「良識のある人が日中両国の実りある関係を築くよう努力し、誤った考えを持った人を勢いづかせないことが大切だ」と指摘した。

小沢氏は経済偏重主義からの脱却を強調した上で「国家、立場が違うことを前提にした相互信頼が大切だ。改善すべきは日本により多く、もっと努力するつもりだが、主席も両国家、両国民のため頑張ってほしい」と要請。江主席は「アジア、世界の平和、安定のために有益だ」と応じた。

中国脅威論に関し江主席は「中国脅威論には反対の立場だ。中国が発展すれば、世界はますます発展する」と述べたのに対し、小沢氏は「中国の発展は脅威にならない」と同調する考えを示した。

小沢氏は6日に李鵬首相と会談、北京での日程を終える。《共同通信》



【日中友好環境保全センター】落成式

日本の無償資金協力105億円を投じた「日中友好環境保全センター」の落成式が5日、北京で催された。竹下登元首相が祝辞を述べ「子供が成長したことを喜ぶ親のような気持ちだ」と語った。

センターは、国家環境保護局所属の研究、研修機関で、中国の環境行政の水準向上を担い、今後、日中間の環境問題をめぐる交流の拠点ともなる。《共同通信》

【橋本龍太郎首相】静養を終え帰郷

橋本龍太郎
https://www.kantei.go.jp/

橋本龍太郎首相は5日夕、新潟県湯沢町での静養を終え帰郷した。首相は2日夜から久美子夫人や秘書官らとともに湯沢町のホテルに宿泊。趣味の写真撮影や、就任後初めてのゴルフを楽しむ一方、大学教授らを相次いで招き、安保問題などで意見を聞いた。

静養を終えた首相は公邸で記者団に「孫を追いかけ回して相手をしていたから疲れたよ」と感想を話した。《共同通信》

【仏・パリ】国営銀行本店が全焼

パリ中心部にあるフランスの大手国営銀行クレディ・リヨネの本店で5日、火災が発生、同本店は約9時間にわたり炎上し建物内部をほぼ全焼した。消火中の消防士51人を含む計55人が一酸化炭姜中毒ややけどで手当てを受けた。

火は朝方、同銀行のディーリングルームから出て燃え広がり、隣接するビルからも従業員が避難した。漏電が出火原因とみられている。

パリ市の消防当局は約250人の消防士を動員し消火に努めたが、建物が1878年建造と古い上に、コンピューターのケーブルなどから有毒ガスも発生し多くのガス中毒者が出たため消火に手間取った。 クレディ・リヨネは、フランスではクレディ・アグリコルに次いで、二番目に大きい。

本店で大規模な火災が起きたフランス第二の銀行、クレディ・リヨネのペイルルバード会長は5日、フランスのテレビのインタービューで、火災が同銀行の経営に悪影響を与えるとは考えていないと述べた。

また同銀行スポークスマンは、銀行のコンピューターデータは本店以外の場所にバックアップが取ってあり、失われたデータはないと語った。《共同通信》



5月5日のできごと