1996 平成8年4月4日(木)

平成2644日目

平成8年4月4日(木)

1996/04/04

【名古屋地裁】喫煙者らがJTを提訴

たばこをやめたくてもやめられずニコチン中毒になったり、周囲のたばこの煙を吸って健康を害したとして、愛知県内の喫煙者4人と嫌煙者1人が一緒になり、たばこの製造、販売の禁止と有害性を説明した警告文の表示、慰謝料計500万円の支払いを日本たばこ産業(JT)に求める訴えを4日、名古屋地裁に起こした。

JTによると、国内でたばこの製造禁止などを求めた訴訟は嫌煙家から3件起こされている。同社は「訴状をっ見ていないので具体的なコメントはできない」としている。《共同通信》



【第68回選抜高校野球大会】第10日

第68回選抜高校野球大会第10日は4日、甲子園球場で準決勝2試合を行い、決勝は初優勝を目指す鹿児島実(鹿児島)と、一昨年の選抜覇者、智弁和歌山(和歌山)の顔合わせとなった。

鹿児島実は三回、松下の適時打で1点を先行し、四回にも2点を追加。五回に岡山城東(岡山)の反撃で2点を返されたが、エース下窪が追撃をかわし、3−2で逃げ切った。鹿児島実は夏を含め初の決勝進出。智弁和歌山は高陽東(広島)に2点先行されたが、八回二死走者なしから猛反撃。中谷、中山の2点適時打を含む6連打で一気に逆転、4−2で2年ぶり2度目の決勝進出を果たした。最終日の5日は午後0時半から決勝を行う。《共同通信》

【JR西日本】北陸新幹線「米原接続が望ましい」

与党3党は4日、整備新幹練検討委員会を開き、JRの北海道、東日本、西日本の3社から新幹線開業後の経営見通しなど建設に対する考え方や取り組みについて意見を聞いた。この中でJR西日本はルート末決定の北陸新幹線敦賀(福井県)−大阪間について、「名古屋や京都からの利便を考えても、敦賀から米原(滋賀県)へ抜けて東海道新幹線と接続するルートが望ましい」と意見を表明した。

席上、3社とも「JRの健全経営を確保することが最重要だ」というのが一致した意見で①並行在来線の分離②JRの負担は受益の範囲内―という2原則の確認を要望した。これに対し与党委員側からは「これまでもその原則に従ってきたし、今後も再確認する」と約束した。

一番厳しい見解を示したのはJR西日本で、北陸新幹線について「建設費を払えるような受益は見込めない」として「(新線上を在来線特急が通る)スーパー特急方式が現実的だ」と述べた。その上で「全線フル規格でつくるなら国家的な見地に立って全額公共負担で建設し、大阪まで全線同時開業してほしい」と要望した。

JR東日本は「優先着工区間は国で決めてほしい」、JR北海道は「青函トンネルを活用するためにも青森−函館間はフル規格が望ましい」と述べた。また貨物輸送については、3社とも新線利用は新たな投資が必要になるとして、在来線利用を求めた。《北國新聞》

【菅直人厚相】「ミドリ十字に法的処分」

参院厚生委員会の約垓工イズ問題集中審議で、菅直人厚相は4日午前、楽害工イズ訴訟の被告の製薬会社「「ミドリ十字」(大阪市)が危険な輸入非加熱血液製剤の最終回収時期を厚生省に虚偽報告したことについて「虚偽(報告)をしたのなら薬事法上の処理をしないといけない」として処分する意向を示した。

また、昭和58年当時の同省エイズ研究班に関連したファイル27冊の存在が、他のファイル発見から2カ月以上たって明らかになったことに触れ「当時のことが分かるかなり重要なものが含まれている。意図的な資料隠しがあってはならない。疑われたことは大変に残念だ」と述べ、27冊のうち最も重要な1冊とこれまでに公開していない1冊の計2冊を5日に公表するとした。

さらに、薬務行政を見直す諮問機関を設置する考えを示した。《共同通信》

【政界談話室】

○・・・橋本龍太郎首相は4日昼、国会内で土屋義彦埼玉県知事に知事選の推薦証を手渡した。4年前の知事選で自民党が一時、土屋氏に出馬を見合わせるよう迫った経緯があるためか、首相が「推薦証を裏返して張らないでください」と照れくさそうに語り掛けると、土屋氏も「大自民党の推薦証だから、そんなことはしません」となごやかに応じた。会談終了後、土屋氏との関係修復の成否を記者団が尋ねると、首相は「土屋さんが最年少で参院に初当選された時、僕も衆院で最年少で攻守同盟を結んだ。だから(付き合いが)長いんだ」。

○・・・永井孝信労相はこの日、記者団と懇談し、先日フランスのリールで開催された先進7カ国雇用閣僚会議(雇用サミット)での手柄話を披露。発展途上国の労働基準問題と貿易を絡めることを主張したフランスや米国に「労働条件を基にした貿易制裁につながり、保護貿易の台頭になりかねない」と反論、議長総括の文面を変更させた経緯を紹介した。さらに「次回は来年か再来年に日本で開くことをほぼ固めた」と、各国閣僚の根回しに成功したことも披露した。「開催地は(選挙区に近い)神戸くらいがいいか」とボルテージは上がる一方。《共同通信》

【橋本龍太郎首相】米軍基地不法占拠問題で特別立法検討も

橋本龍太郎
https://www.kantei.go.jp/

橋本龍太郎首相は4日午後の衆院予算委員会で、沖縄県の米軍楚辺通信所(読谷村)の一部土地で国の「不法占拠」状態が続いている問題に関連して「本来、条約履行の責任は国であり、対応できる法的な方途を検討すべきだったし、これから検討すべきとの指摘には、必要性を排除するものではない」と述べた。

日米安保条約、地位協定上の義務があることから、将来国が用地確保に対して直接事務手続きをとれるような特別立法の検討も必要、との認識を示したものだ。

梶山静六官房長官も同委員会で「(在日米軍基地など)国の根幹にかかわる用地の確保には、何らかの特別法があっていいと思うし、そういうことをしないとならない」と同様の考えを明らかにした。《共同通信》



4月4日のできごと