平成2645日目

1996/04/05

この日のできごと(何の日)

【第68回選抜高校野球大会】鹿児島実(鹿児島)初優勝

第68回選抜高校野球大会最終日は5日、甲子園球場で決勝が行われ、鹿児島実(鹿児島)が6−3で智弁和歌山(和歌山)を破り、初優勝した。春、夏を通じて初の決勝進出で栄冠をつかんだ。鹿児島県勢の甲子園制覇は夏を含めて初めて。《共同通信》

鹿児島実は積極的な打撃が功を奏した。一回、川田の初球攻撃は一塁付近への飛球だったが、上林の落球で無死二塁。田上のバントで一死三塁とし、松下も1球目を中前にはじき返し、わずか4球で先制点を奪った。なおも二死満塁から宮田が右前打して2点を加え、主導権を握った。

リードが1点となった六回には、一死から三塁手の悪送球をきっかけに二死一、二塁。林川の左前適時一打で1点を加えた。八回には下窪が左中間三塁打して、高塚をノックアウト。二死となったが、松下の中前打とボークで2点を挙げた。好球を逃さない打撃が見事だった。

連投の下窪は本来の投球ではなかったが、切れ味鋭いスライダーを決め球に大量点を許さなかった。失策で得点された三、八回も1点で食い止め、自責点1。

智弁和歌山は頼みのエースが攻略された。高塚は4日連続登板で球威不足。9安打を浴び、八回途中で降板した。堅かった守りも乱れた。4失策のうち3個が失点に絡んだ。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

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【セ・リーグ】開幕

プロ野球のセ・リーグ公式戦は5日、神宮、広島、東京ドームでのナイター3試合で開幕した。巨人はエース斎藤雅が阪神打線を1安打無四球に封じる快投。攻撃陣もルーキー仁志の3安打を含む14安打の猛攻を見せ9−0と圧倒した。斎藤雅は史上初の3年連続開幕戦完封を達成した。パ・リーグでは1961、62年に稲尾(西鉄)の2年連続が最高記録となっている。《共同通信》

【新党さきがけ・鳩山由紀夫代表幹事】先行離党に「含み」

新党さきがけの鳩山由紀夫代表幹事は5日午後、新党結成への手順について「さきがけを、発展的に高いステップに上げたいとの思いがある」と述べ、党全体での新党移行を期待していることを指摘しながらも「必ずしも赤信号を一緒に渡るという発想ではない」として先行離党に含みを残した。《共同通信》

【社民党】さきがけとの合流困難

社民党は5日、党本部で「新しい政党づくり推進部会」(座長・村山富市党首)を開き、新党に向けた今後の取り組みについて協議し「現状では、さきがけなど他政党との合流は難しい」との認識でほぼ一致した。

さきがけの鳩山由紀夫代表幹事と、新進党の一部に新党結成を目指す動きがあることなどを踏まえたもの。社民党は今月末をめどに新党問題で方向付けを行うことにしており、この日の部会での現状認識を基に、今後は与党間の選挙協力を模索しながら、社民党単独での総選挙態勢を整備する方向に進みそうだ。

ただ、新党推進派でつくる「創志会」(代表・関山信之前政審会長)や一部の地方組織が抵抗するのは確実とみられ、執行部としては党内対立を避けるため、衆参両院議員や地方組織、支持労組などからの十分な意見聴取をしていく方針だ。《共同通信》

【福井県・栗田幸雄知事】北陸新幹線「若狭ルート推進を堅持」

JR西日本が北陸新幹線は在来線を活用したスーパー特急方式が望ましいとの意向を示したことについて、福井県の栗田幸雄知事は5日の記者会見で「(現行の整備新幹線計画通りフル規格の)若狭ルート実現を求めていく」と述べた。4日の連立与党整備新幹線検討委員会でJR西日本はルートが未決定の福井県敦賀以西について「(在来線活用の)米原ルートが望ましい」と表明。これについて栗田知事は「国には今後も地元の熱意を伝えていくしかない」と、県としては若狭ルート推進を堅持する考えを示した。《北國新聞》

【政界談話室】

○・・・自民党で最年少の衆院議員、小此木八郎氏(30)は5日昼、代議士会で発言を要求した。空席の目立つ部屋を見渡し「ここには200の席がある。自民党議員は200人以上いるのに、こんな状態でいいのか」。予算案採決をめぐり「来週は絶対禁足とか、特別禁足とか、超禁足とか言われるが、言葉ばかり先走る」と緊迫感のない党内に“喝”。「2年半ぶりに自民党総裁を首相にして、われわれ一年生は一生懸命頑張らなければと思っているのに、委員会に携帯電話を持ち込んで話している人もいる。本当に不愉快だ」と真っ赤な顔で苦言を呈し、先輩たちも思わず拍手も起った。

○・・・梶山静六官房長官はこの日夕の記者会見で「質問はどうか大きい声で」と異例の注文。梶山氏は3月27日に70歳を迎えたばかり。「耳が遠くなったのか」と気を回した記者団に、梶山氏は「私の地元で(会見の模様を)ビデオ録画している人がいるが、記者の質問がよく聞こえないので、どの問いに答えているか分からないと言われまして…」。「問いと答えが分かれば面白いと思うが、私が(記者に)マイクを突き付けるわけにもいかないしね」とまくしたてたが、地元サービスの要請と分かって会見場はしらけムード。《共同通信》



4月5日 その日のできごと(何の日)