平成2640日目

平成8年3月31日(日)

1996/03/31

【柔道・五輪女子代表】6選手決定

アトランタ五輪柔道女子の日本代表最終選考会を兼ねた全日本女子選抜体重別選手権は31日、東京・代々木第二体育館で7階級を行い、48キロ級世界チャンピオンの田村亮子(帝京大)が同級で6連覇を達成し、連勝記録を80に伸ばした。2回戦から登場した田村は3試合とも危なげなかったものの、技に本来の切れを欠き、一本勝ちを奪えなかった。

52キロ級は、昨秋から今年にかけて国内外で連勝を続けている菅原教子(ダイコロ)が初優勝。一昨年の56キロ級と合わせ2階級を制した。72キロ超級は阿武教子(明大)が4連覇を果たし、72キロ級の田辺陽子(ミキハウス)は4年ぶり8度目の優勝をした。

56キロ級は溝口紀子(埼玉大大学院)と立野千代里(ミキハウス)のバルセロナ五輪メダリスト同士の決勝となり、溝口が辛勝した。 66キロ級の一見理沙(茨城・土浦日大高)61キロ級の中橋治美(ダイコロ)が初優勝、新風を吹き込んだ。

全日本柔道連盟(全柔連)は31日、全日本女子選抜体重別選手権後に開いた強化委員会で、アトランタ五輪日本女子代表に48キロ級の田村亮子(帝京大)ら6選手を決め、発表した。72キロ超級は全日本女子選手権(4月14日・愛知県武道館)の結果を待って決定する。

61キロ級以外の5階級は今大会の優勝者がそのまま選ばれた。61キロ級は、初戦の2回戦で敗れた後、敗者復活戦を勝ち上がり3位となった恵本裕子(住友海上火災)が、昨年の世界選手権代表、2月のブルガリア国際優勝の実績を評価され、代表になった。

田村と56キロ級の溝口紀子(埼玉大大学院)72キロ級の田辺陽子(ミキハウス)の3選手はバルセロナ五輪(溝口は52キロ級に)に続く出場。

日本代表は全階級でのメダル獲得を目指し、4月3日から4日間、新潟県新発田市で最初の強化合宿を組む。監督は野瀬清喜・全柔連強化ヘッドコーチが務めた。《共同通信》



【米軍楚辺通信所】契約切れ「不法占拠」に


https://www.pref.okinawa.jp/

沖縄県読谷村の米軍楚辺通信所内にある商店経営知花昌一さん(47)の所有地(約236平方メートル)が31日いっぱいで国との賃貸借契約が切れ、4月1日午前0時をもって「不法占拠」状態に入った。国は明確な法的根拠がないまま継続使用し、米軍の管理権などを盾に立ち入りを認めない方針。知花さんは今後、明け渡しや立ち入りを求める構えで現場では緊迫した場面も予想される。

国は既に緊急使用(6カ月間)を県収用委員会に申請しているが、事態は長期化が予想され、4月16日のクリントン米大統領の来日を控え、一層苦境に立たされそうだ。《共同通信》

【第68回選抜高校野球大会】第6日

第68回選抜高校野球大会第6日は31日、甲子園球場で1、2回戦計4試合を行い、明徳義塾(高知)が準々決勝に一番乗りを果たし、比叡山(滋賀)米子東(鳥取)高陽東(広島)は2回戦に進んだ。

明徳義塾は3点を追った六回、佐藤、清水の連続二塁打など5安打を集中して5点を奪い逆転。浜松工(静岡)を6−4で退けた。

四回に勝ち越した比叡山は七回にも2点を追加。新潟明訓(新潟)の反撃をかわし、5−2で選抜初白星を挙げた。新潟明訓の得点は、新潟県勢としては出場四度目で初になる。

米子東は9−7で粘る金石南(岩手)を振り切り、30年ぶりの選抜勝利。春夏通じて甲子園初出場の高陽東は、駒大岩見沢(北海道)に3−2で競り勝った。東北、北海道勢はすべて1回戦で敗退。第7日の1日は2回戦4試合が行われる。《共同通信》

【米大リーグ】開幕

米大リーグは31日(日本時間4月1日)開幕した。3月中のプレーボールは大リーグ史上最も早く、シアトルでのマリナーズ−ホワイトソックスで今季の公式戦がスタートした。

昨年は労使紛争の影響で開幕が遅れたうえに、観客動員も約20%減と大幅ダウン。ファン離れが懸念されているが、シアトルのキングドームは5万7467人の大観衆で埋まり、昨年ア・リーグ西地区優勝の地元マリナーズが延長十二回、3−2でサヨナラ勝ちした。

4月1日にはナ・リーグも開幕し、2年目を迎える野茂英雄投手のドジャースはヒューストンでアストロズとの開幕カードに臨む。《共同通信》

【池田行彦外相】中国・銭其琛外相と会談

中国の銭其琛外相は31日午後来日、都内の外務省飯倉公館で池田行彦外相と夕食を含め5時間にわたって会談した。銭外相は、日米安保条約に言及し「歴史的に形成された経緯は承知するが、日中の健全な関係発展に矛盾しないように望む」と、中台間の緊張に基づく日米安保体制強化論をけん制した。

これに対し、池田外相は「日米両国とも中国との建設的関係を築くことを重視する」と強調。4月のクリントン大統領来日の際に行う日米安保体制の再定義は、日中の関係促進とは矛盾しないとの認識を明らかにした。また銭外相は日本と台湾の関係について「いかなる政府間の往来が行われることにも反対する」と述べた。《共同通信》

【社民党・村山富市党首】新党さきがけ・武村正義代表と会談

社民党の村山富市党首と新党さきがけの武村正義代表は31日、遊説先の岐阜市内のホテルで会談し、政府が国会に提出する金融関連3法案のうち、預金保険法改正案から経営破たんした信組処理のため財政措置を講じるとした部分を削除し、扱いを次期通常国会まで先送りすることで一致した。

与党内に新たな財政資金投入に異論が強いためで、社さ両党首の方針により、政府案から該当部分削除の方向で政府与党内で再調整される。

しかし、ノンバンクの住専処理に税金を投入しながら、信組処理から財政資金投入を削除することは、一貫性がないと批判されるのは必至で、住専処理策をめぐる国会論議にも影響しそうだ。

会談の中で、武村氏が村山氏の預金保険法改正案の見直し発言の真意をただたのに対し、村山氏は「先の先のことまで決める必要はない」との認識を表明。武村氏は「税金投入を明確にすべきだが、まとまらない以上先送りすべきだ」と述べた。

両氏は破たんした信組処理で最終的には公的関与が避けられない状況になり得るとの認識で一致したものの①与党内調整が難航している②都道府県の負担割合が不明確−などの理由から、見送りで一致した。

同法案は、5年間に限って破たんした信組処理に必要な資金を日銀などから借り、政府が債務保証し、返済できない場合は財政措置を講ずることとしている。《共同通信》

【チェチェン紛争】ロシア軍、段階的撤退へ

ロシアのエリツィン大統領は31日のテレビ演説で、チェチェン紛争収拾のための新たな包括的和平案を発表し、駐留ロシア軍の軍事行動を4月1日午前0時(日本時間1日午前5時)から停止し、段階的に共和国領外に撤退させることを明らかにした。

大統領としては、武力行使により国民の政権不信を加速した同紛争をめぐり、一連の和平案を提示することで「対話による政治解決」の姿勢を強く打ち出し支持を回復、6月に迫った大統領選を有利に展開したい意向だ。

大統領は和平案の中で、軍撤退に伴い共和国議会選出の「自由かつ民主的な選挙」を実施する、と述べ、事態の正常化を急ぐ方針を表明。チェチェン独立派のドダエフ政権側とも話し合う用意のあることを明確にした。

ただ、共和国議会選挙の一具体的な期日は示していない。独立派との交渉は「仲介者」を通じて行うとし、独立派の戦闘には「断固反撃を加える」と付け加えた。ロシア軍についても、共和国の隣接境界線にまで撤退「領外撤退」の形はとるものの、必要な場合はいつでも出動できる余地を残している。

和平案は選挙準備と併せて、共和国の「地位」に関する交渉も提案、ロシア連邦の政府との「権限分割条約」に調印する用意のあることを示した。《共同通信》



3月31日のできごと