1996 平成8年3月23日(土)

平成2632日目

平成8年3月23日(土)

1996/03/23

【台湾総統選】李登輝氏が圧勝

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台湾初の直接選挙による総統選挙は23日行われ、即日開票の結果、与党国民党の李登輝総統(73)が581万3699票を獲得して、目標の過半数を達成、54%の得票率で圧勝して再選を果たした。

副総統は連戦行政委員長(59)。李総統は同日夜「選挙結果に満足している」と述べ、勝利宣言した。

投票率は76.04%で、中国が李総統を独立派と決めつけ、軍事演習で圧力をかける中で行われた総統選に台湾市民は高い関心を示した。

台湾の1430万有権者は、統一を掲げつつ外交活動を強化する「現状維持」の李登輝路線を選択したことになる。同時に、中国の軍事圧力に対する強い反発を選挙を通じて表現した。《共同通信》



【日本アカデミー賞最優秀作品賞】新藤兼人監督「午後の遺言状」

【大相撲春場所14日目】貴乃花関、12度目の優勝決定

大相撲春場所14日目(23日・大阪府立体育会館)横綱貴乃花が3場所ぶり12度目の優勝を決めた。貴乃花は関脇魁皇を熱戦の末に寄り切って1敗を堅持。2敗だった貴ノ浪、若乃花の両大関が敗れたため、千秋楽を待たずに優勝が決まった。貴乃花は春場所初めての優勝で、12度目のVは双葉山と並んで史上5位。

大関同士の一番は武蔵丸が物言いついて取り直しの末、貴ノ浪を寄り切った。貴ノ浪の場所後の横綱昇進はなくなった。若乃花は関脇武双山に押し出された。武双山は11勝3敗。平幕の琴の若も11勝目を挙げた。関脇貴闘力は勝ち越し、土佐ノ海、安芸乃島の両小結は負け越した。元大関の霧島は千秋楽が現役最後の土俵となる。十両は旭鷲山が3敗となったが、依然単独トップ。《共同通信》

【Jリーグ】第3節

Jリーグ第3節(23日・等々力陸上競技場ほか=8試合)5チームが開幕3連勝。鹿島アントラーズが長谷川の3試合連続得点などで5−1と京都サンガに大勝し、得失点差で首位に立った。名古屋グランパスは森山の2得点などでアビスパ福岡を3−1で退け、浦和レッズは2−0で横浜マリノスに快勝した。昨季年度優勝の横浜Mは3連敗。ジュビロ磐田はガンバ大阪を2−0、横浜フリューゲルスは清水エスパルスを1−0で下し、ともに開幕から無失点を続けている。柏レイソルは延長前半、横山のVゴールでヴェルディ川崎を3−2で破り、今季初勝利を挙げた。川崎は初黒星。《共同通信》

【橋本龍太郎首相】新進党のピケ戦術を批判

橋本龍太郎
https://www.kantei.go.jp/

橋本龍太郎首相は23日午後、鹿児島市内のホテルで開かれた自民党鹿児島県連文化懇談会であいさつ、1996年度暫定予算案処理をめぐる与野党折衝が難航していることに触れ「暫定予算が遅れることになったらどうなるのか。恩給生活者178万人、年金生活者は3000万人いる。国民の暮らしを犠牲にできない」と懸念を示すとともに、暗に新進党の衆院予算委員会封鎖を批判した。《共同通信》

【新進党・羽田孜元首相】ピケ継続を批判

新進党の羽田孜元首相は23日、長野市で記者会見し、同党が国会正常化の条件に挙げている加藤紘一自民党幹事長の証人喚問に関連して「座り込みで結論を出すと悪い慣行になる」と述べ、予算委員会室前の同党議員によるピケ戦術継続を批判した。

その上で、与党側が今後の住専審議の進め方などで「誠意ある対応」を示せば、平成8年度予算の早期成立に協力するとの柔軟姿勢を明らかにした。土井たか子衆院議長が示した打開案については「もう少し具体的に(示してくれれば)」と述べ、予算委員会が正常に行われるような担保がさらに必要との認識を示した。《共同通信》

【新党さきがけ・鳩山由紀夫代表幹事】定住外国人に参政権認めるべき

新党さきがけの鳩山由紀夫代表幹事は23日午後、横浜市内で講演し、高知県の橋本大二郎知事が県職員採用試験の受験資格を制限している国籍条項を撤廃する方針を表明し、自治省と対立している問題に関連して「国政での参政権すら与えてよいと思う。日本に長く住み、頑張っていこうという人には被選挙権を与えていい」と述べ、定住外国人には国政選挙の参政権も認めるべきだとの考えを明らかにした。《共同通信》

【オウム・早川紀代秀被告】ビデオの内容をメモ

坂本弁護士一家殺害事件の直前、オウム真理教の幹部早川紀代秀被告(46)らが東京放送(TBS)のスタジオを訪れ放映前のビデオを見たとされる問題で、早川被告が坂本弁護士らの発言内容をノート7ページにわたって克明に記録していたとみられるメモの全容が、23日明らかになった。

捜査当局はTBSが任意提出したビデオとメモ内容がほぼ一致していると判断、早川被告らがビデオを見て教団や教祖麻原彰晃被告(41)を非難する坂本弁護士の発言内容を知ったことが事件の一つの動機になったとみており「ビデオは見せていないと確信する」とするTBSの説明との食い違いが一層明らかになった。

メモは昨年4月、山梨県上九一色村の教団施設で警視庁が押収した小型の大学ノートに書かれていた。平成元年10月当時、早川被告が責任者だった選挙運動関係の覚書に続き、同26日に教団施設で「水中クンバカ修行」を公開した時のマスコミ対応や同日夜のTBSとの交渉結果などが記されている。

インタビュー内容を記載したとみられる部分は「被害者の会」の永岡弘行会長、坂本堤弁護士、当時の「サンデー毎日」編集長の牧太一郎氏の順。

「坂本弁護士」の部分には「共に真理を求める 金もうけをする 別個」「血のイニシエーション 100万で売買したととられる 非科学的 サギ」などとメモ。また「とんでみてください できないいつしたか? していない」と、麻原被告個人を批判する部分もある。

その後のページには「新聞タイトルに入れている 番組変更」「やめたことはTBSの判断」「録画を見たことは公言しない」などと交渉結果を記録している。取り調べの際、メモを見せられた早川被告は「私たちが見たビデオの内容を書き留めたもの」と認めたという。

早川被告は「どのように被害者の会の関係者の主張を放映するのか教えるよう要求したところ、TBS側も教団の反論を聞かずに一方的に放映することはできないと考えたのか、録画していた関係者のビデオを見せてくれた」とTBS側が自らビデオを見せたことを示唆し、その後長時間粘って番組の内容を変更するよう抗議したとしている。

笠井青年TBS広報部長 メモの内容は確認できていないのでコメントのしようがない。事実関係については徹底して調査を続けている。《共同通信》



3月23日のできごと