平成2549日目

1995/12/31

この日のできごと(何の日)

【社会党】離党組が新党結成へ

社会党の新党結成方針に反対し、離党届を出した矢田部理参院議員らが31日、都内の参院議員宿舎内で記者会見し、1月1日付で新党「新社会党・平和連合」を結成すると表明した。

新党には矢田部氏のほか、山口哲夫、栗原君子両参院議員、衆院で無所属クラブを結成している小森龍邦、岡崎宏美両衆院議員の計5人が参加する。

矢田部氏らは社会党の最左派「護憲懇談会」のメンバーで、新党では矢田部氏が代表、山口氏が事務局長を努める。山口氏は離党届を提出済みで、栗原氏は30日付で提出した。《読売新聞》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

情報量が少ない日は随時加筆中です。

引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。

外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)

古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。

このサイトについて

【山梨県上九一色村】住民がオウム信者に脱会呼び掛け

山梨県上九一色村の地元住民が31日までに村内のオウム真理教施設で生活する信者らに、脱会した教団幹部井上嘉浩被告(26)=地下鉄サリン事件などで起訴=のメッセージを配り、教団からの脱会を呼び掛けた。

メッセージを配ったのは同村富士ヶ嶺地区オウム真理教対策委員会の前副委員長竹内精一さん(67)ら。井上被告の脱会届と信者らにあてた6枚のメッセージをコピーして、教団施設の入り口近くで信者らに手渡した。

メッセージは「『最終解脱者』なんていらない」「松本氏(教祖の麻原彰晃被告)は個人的なエゴや煩悩としか見えない指示を弟子に実践させた」などと教団の教義を否定。「私とかかわりのあったサマナ(出家信者)、信徒も脱会してほしい」と呼び掛ける内容。

竹内さんによると、村内の施設の信者はメッセージを受け取ったが、脱会に積極的な反応はなかったという。《共同通信》

【サバ川橋りょう】完成

ボスニア・ヘルツェゴビナ北部国境に接するクロアチア側ジュパニャからの報道によると、平和履行部隊(IFOR)の主体となる米軍部隊をボスニア入りさせるための重要補給路、ジュパニャ付近のサバ川橋りょうが31日完成、米戦車などが続々と渡河を始めた。戦車、装甲車を含めた数千人の米部隊がまもなく展開する。

現場で技術部隊を指揮するオニール司令官は当初の完成期限を30日正午(日本時間同午後8時)と設定していたが、ボスニア全土を襲った季節はずれの雨で一帯が冠水、一日遅れの完成となった。

30日にはサバ川近くで米兵1人が地雷で負傷、南部モスタルではフランス軍部隊がやはり洪水の被害に遭ったほか、イタリア人警察官が車のスリップで事故死した。今回のサバ川のエ事でも、疲労した米兵の士気低下が伝えられており、本格的な冬を迎え厳しさを増すボスニアでのIFOR展開作戦は、今後も多難が予想される。《共同通信》

【韓国・金泳三大統領】新年の辞

韓国の金泳三大統領は31日、1996年の新年の辞を発表し、全斗煥元大統領や盧泰愚前大統領の逮捕、起訴など一連の過去の清算で96年を「第二の建国」の元年にすると表明した。朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の同胞に対しては「多くの困難と苦痛を経験している」とし「希望と喜びを取り戻す年になることを切実に願う」と述べた。

しかし95年の新年の辞で表明したような「南北の和解と協力」や「民族統一の成就」など北朝鮮当局への呼び掛けは一切なく、北朝鮮への強硬姿勢を示す一方、96年春の総選挙を控え国民へのメッセージを強調した内容となった。

過去の清算について「正義と法、良心と倫理が支配するうそのない共同体を建設するための“歴史の正しい立て直し”」と意義付け「過ぎた時代のあらゆる病を治している」と述べた。《共同通信》

【ケアリー・カンタベリー大主教】英皇太子の再婚は祝福

31日付の英日曜紙サンデー・タイムズは、チャールズ皇太子がダイアナ妃との離婚後に交際中のカミーラ・パーカーボールズさんと再婚する場合、英国国教会の宗教上の最高位であるケアリー・カンタベリー大主教は、同教会での結婚式は認めないものの、再婚は教会で公式に祝福すると報じた。

大主教のパーキス広報担当責任者は同紙に対し、前妻が生存している場合、英国国教会は教会での結婚式を認めない、との教えを大主教は堅持すると語った。その上で「一つ一つのケースを債重に検討した結果、再婚を祝福するとの選択はある。新たな出発をする人々に教会の公式な祝福と(再婚の)確認をすることであり、大主教はその考えを受け入れる」と述べた。

同紙は、大主教が皇太子の再婚に反対しないとの明快な表明であり、パーカーボールズさんとの再婚に難色を示している世論や英保守党と真っ向から対立する、と説明している。《共同通信》

【サッカー・第74回全国高校選手権】開幕

サッカーの第74回全国高校選手権は31日、東京・西が丘サッカー場など首都圏8会場で開幕。第1日は1回戦16試合を行い、石川の桜丘は佐賀商に0−3で敗れ、国見(長崎)静岡学園(静岡)などの有力校が順当に2回戦に進んだ。

過去3度優勝の国見は、1回戦屈指の好カードの浦和東(埼玉)戦に3−1で快勝した。埼玉県勢は24大会ぶりの初戦敗退。静岡学園は東山(京都)に6−0で圧勝した。初出場の鹿島(茨城)は強豪の南宇和(愛媛)を2−1で破り、実力校同士の前橋商(群馬)−徳島市立(徳島)は前橋商が2−0で勝った。

2回戦16試合は2日、首都圏8会場で行われ、超高校級ストライカーの柳沢を擁する富山一をはじめ、連覇を目指す市船橋(千葉)、帝京(東京A)などが登場する。《北國新聞》



12月31日 その日のできごと(何の日)