平成2185日目

平成7年1月1日(日)

1995/01/01

【ボスニア紛争】4カ月停戦発効

ボスニア・ヘルツェゴビナ政府(イスラム教徒勢力主導)とセルビア人勢力は先月31日にボスニア全土での4カ月の停戦協定に調印、翌1日正午(日本時間同日午後8時)、発効した。

セルビア人勢力の通信社SRNAによると、1日午後には協定の履行について協議する同勢力の中央合同委員会がサラエボ空港で開かれ、兵力引き離しを四段階で実施することで合意した。

カーター元米大統領の調停で始まった和平への模索は、調印によって分割地図や国家形態について協議する包括和平交渉への道が開かれた。

調印後の演説で、ボスニア政府のイゼトベゴビッチ幹部会議長は、セルビア人側が和平交渉で譲歩しない場合、イスラム教徒側には再び武力に訴える権利があるとけん制した。

4カ月停戦の間に米ロなど連絡調整グループの和平案に沿って和平交渉を行うことで双方は既に合意している。しかし、イスラム教徒側はセルビア人がこの和平案に調印すれば分割地図の修正など部分的な交渉に応じるとの立場なのに対し、セルビア人側は和平案はスタート台ですべては交渉次第と主張、交渉が始まるまでには曲折が予想される。《共同通信》



【WTO】発足

関税貿易一般協定(ガット)に代わり世界貿易のルールを監視し、発展を助ける世界貿易機関(WTO)が1日発足する。

7年以上にわたったウルグアイ・ラウンドの合意を踏まえ、WTOは、モノの貿易のほかサービス貿易や知的所有権にも領域が広がった合意の実施を監視、紛争処理に当たっては従来のガットより強力な機能を備え、21世紀に向けた新貿易秩序の維持・発展を担う。

WHOは、第二次世界大戦後に米英の主導で計画されながら実現に至らなかった国際貿易機関(ITO)構想が、冷戦後にやっと実を結ぶもので、将来的には中国、ロシアも加えた全世界規模の自由貿易体制づくりへの土台となる。

3月までサザランド・ガット事務局長がWTO事務局長として暫定留任するが、新事務局長選びが今後の円滑な運営を占う試金石となろう。《共同通信》

【第39回全日本実業団対抗駅伝】旭化成が6年連続18度目の優勝

第39回全日本実業団対抗駅伝は1日、前橋市の群馬県庁前を発着点とする7区間、86.3キロのコースに37チームが参加して行われ、旭化成が4時間15分2秒で6年連続18度目の優勝を遂げた。旭化成の6連覇は第23回ー第28回以来、2度目の快挙。

旭化成は1区の高尾憲司が途中で転倒するハプニングがありながら、3位と力走。2区で2位に上がり、4区の谷口浩美が区間最高の走りで本田技研を抜き、トップに浮上。5区の大崎栄、6区の川島伸次も区間最高でたすきをつなぎ、快勝した。

2位は鐘紡で4時間17分0秒。3位には7年ぶり出場のエスビー食品が1区21位から盛り返し、4時間17分5秒で続いた。《共同通信》

【サッカー第74回天皇杯】ベルマーレ平塚、3度目の優勝

サッカーの第74回天皇杯全日本選手権最終日は1日、東京・国立競技場でセレッソ大阪(関西)ーベルマーレ平塚(Jリーグ)の決勝を行い、平塚が2−0で勝って優勝。前身のフジタ工業時代がら通算して、第59回大会以来、15大会ぶり3度目の天皇杯制覇を果たした。

Jリーグ・ニコスシリーズ2位の平塚は後半2分、野口のシュートで先制。終盤の41分にも再び野口が決め、ジャパン・フットボールリーグ(JFL)で優勝し、来季からJリーグに昇格するC大阪を下した。平塚は3月11日、同競技場で行われるスーパーカップで、Jリーグ年度優勝のヴェルディ川崎と対戦する。《共同通信》

【村山富市首相】行革など決意

村山首相主催の新年祝賀会が1日、公邸で開かれ、河野洋平外相、武村正義蔵相、自民党の森幹事長、久保社会党書記長ら、閣僚や連立与党の国会議員など、約580人が新年のあいさつに訪れた。

祝賀会では村山首相が「みなさんにとっていい年になりますように私どもも一生懸命がんばります」とあいさつ。戦後処理や行政改革などの政治課題に取り組む決意を表明した。《読売新聞》

【チェチェン共和国】ロシア軍、大統領府を制圧

チェチェン共和国に進攻したロシア軍は12月31日、共和国の首都グロズヌイ中心部に突入し、行政庁舎など主要施設を占拠、ロシア政府発表によると、ロシア軍がドダエフ大統領ら共和国指導部の立てこもる大統領府を1日夕(日本時間同深夜)までに制圧した。ドダエフ大統領は脱出し、首都近郊の地下防空ごうに警護隊とともに潜伏、住民の弾薬を奪って戦うよう武装勢力に無線で指示したという。

ロシア政府は、1991年から独立を主張してきたドダエフ政権を軍事介入後3週間で排除したが、紛争は既に共和国住民の反ロシア抵抗運動の様相を帯び「アフガン化」の兆しを見せている。ロシア政府は事実上のかいらい政権の「民族再生政府」を後押しして、共和国の秩序回復を図ろうとしているが、住民が同政府を直ちに支持する可能性は低い。

1日夜のロシア「独立テレビ」によると、ロシア軍は12月31日夜、戦車、装甲車でグロズヌイ中心部に突入したが、大統領府の制圧には失敗。1日午後、再度の突入でドダエフ政権部隊の最後の防衛線を突破、大統領府制圧に成功した。制圧直前、大統領府の地下室でロシア大統領府人権委員会のコワリョフ議長は同テレビに、市民の犠牲者が数百人に上ったと語った。

ロシア政府によると、ロシア軍はグロズヌイの状況を完全に掌握しており、ドダエフ政権部隊は市外に撤退しつつある。武装勢力からグロズヌイを完全に解放するには5−6日かかるという。

ロシア政府は大統領が南部の山岳地帯に逃れてロシア軍にゲリラ戦を挑むことを最も恐れており、大統領の身柄確保に全力を挙げている。大統領が中東諸国に亡命するとの情報もある。

ロシア政府の発表によると、ロシア軍は炎上した石油貯蔵施設の火災を消火、鉄道駅など市内の主要施設を管制下に置いた。鉄道網を復旧させ、食料など生活必需品を送り込むことで、市民の間で高まっている反ロシア感情を和らげる意向とみられる。《共同通信》



1月1日のできごと