平成2184日目

平成6年12月31日(土)

1994/12/31

【チェチェン共和国】大統領府が炎上

タス通信は31日、チェチェン共和国に介入したロシア軍の攻撃で、首都グロズヌイ中心部に位置し、ドダエフ共和国大統領がいる大統領府が炎上していると伝えた。しかし、ロシア軍が首都総攻撃に踏み切ったのかどうかははっきりしない。

共和国当局者は同通信に対し、大統領は地下に避難していると語り、無事を示唆した。だが、軍事力で圧倒するロシア軍が、ドダエフ政権の心臓部を突いたことで、チェチェン紛争は一気に緊迫、共和国の独立を掲げるドダエフ大統領は、徹底抗戦か無条件の武装解除に応じるかの最終決断を迫られる局面となった。

インタファクス通信によると、ロシア軍はこの日、首都周辺での戦闘も継続しており、大統領府の被害が地上部隊の総攻撃によるものか、空爆あるいは砲撃によるものかは明らかではない。

また大統領府周辺の建物も炎上しているといわれるが、その被害程度も不明。大統領府の地下にはモスクワから来たロシア議会の代表団もいると伝えられ、無差別攻撃は困難との見方もある。

ドダエフ大統領は、ロシアに対して新年の停戦と和平交渉の再開を求めていたが、ロシアはこの提案を黙殺したまま「非合法政権」と位置づけるドダエフ政権の武力制圧を実行する意志を固めたもようだ。しかし、首都内部には依然多くの市民、非戦闘員が残留しているとみられる。

エリツィン政権は市民の流血拡大が内外の強い批判を増幅させることを十分に意識しており、大統領府攻略に特殊部隊を投入するなどして、一気にドダエフ政権の息の根を止める戦術を取る可能性もある。《共同通信》



【青森県八戸市】5000戸がなお断水

三陸はるか沖地震で最も被害が大きかった青森県八戸市では、地震から4日目の31日も水道や鉄道の復旧作業が続けられた。しかし年内の全面復旧は困難な状況で、市民は地震の後遺症を残したままの年越しとなった。

八戸圏域水道企業団によると、市内の約5000戸は依然、断水が続いたままで、この日も給水車約30台が出動した。《共同通信》

【自民党・小渕恵三副総裁】社会党の混乱「正直やりにくい」

ブラジル訪問中の自民党の小渕副総裁は31日、サンパウロ市内で記者会見し、新党構想をめぐる社会党内の混乱について「(連立パートナーとして)正直やりにくい。一体となって内閣を支持するよう(党内体制を)支えてほしい」と、同党内の分裂の動きに自重を求めた。《読売新聞》

【社会党・伊東秀子衆院議員】北海道知事選出馬に意欲

自民党北海道連から次の北海道知事選への出馬要請を受けている社会党の伊東秀子衆院議員が31日、故郷の鹿児島県に里帰りし、鹿児島市内で行われた記者会見で「先祖の墓参りをし、どういう方向に進むべきか原点に立って見つめ直し、1月中旬には結論を出したい」と述べた。

また、同知事選ではすでに社会党が堀達也・前副知事を推していることについて、「社会党の一部には私の立候補を求めている人もおり、必ずしも一枚岩ではない」と内情を説明。そして、「迷っているが、決断と勇気が必要。後ろ向きではなく、積極的に考えねばならない」と出馬への意欲を改めて見せた。《読売新聞》



12月31日のできごと