平成2499日目

1995/11/11

この日のできごと(何の日)

【阪神・真弓明信内野手】現役引退を表明

阪神の真弓明信内野手(42)は11日、甲子園球場内の球団事務所で会見して現役引退を正式に表明した。球界最年長の真弓は9月下旬に戦力外通告を受けた後、他球団でのプレーを希望していた。しかし、この日まで誘いがなく、引退を決意した。今後については未定としているが、解説者になるとみられる。

神妙な面持ちで会見に臨んだ真弓は「まだやりたいが、(移籍の)話がなかった。この辺りで決めないと先に進めない」と理由を説明。三好球団社長は「正式に引退の申し出を受けた。いずれ指導者になる人だと思うので、今後は別の角度から経験を広げてほしい」と話した。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

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【Jリーグ・ニコスシリーズ】第22節

Jリーグ・ニコスシリーズ第22節(11日・神戸ユニバー記念陸上競技場ほか=7試合)川崎が1−1からのPK戦の末にC大阪に敗れ、2位の名古屋が勝ったため、優勝は持ち越しとなった。

川崎は18勝4敗(勝ち点56)。名古屋が15勝7敗(勝ち点45)で続いているが、第23節(15日)に川崎が勝つか、名古屋が敗れれば、川崎の3年連続ニコス制期が決まる。上位陣」は名古屋が2−0で広島に快勝。横浜MはPK戦でG大阪を退けたが、清水は横浜Fに0−1で敗れた。《共同通信》

【社会党・久保亘書記長】植民地発言「江藤氏は辞任を」

社会党の久保亘書記長は11日午後、佐賀市内で記者会見し、江藤隆美総務庁長官の朝鮮半島植民地支配に関する発言に関連し「閣僚の言動で事態が深刻になっている。事態を解決し責任を明確にすることは自ら判断すればいいことだ。政府が厳重注意という措置をしたが、それから先は自ら決するべきだ」と述べ、日韓関係がこれ以上悪化するのを防ぐため、江藤氏は自ら閣僚を辞任すべきだとの考えを表明した。

久保氏は「どうするか当事者と党が考えるべきだ」と述べ、自民党も江藤氏を説得すべきだとの考えを示した。

久保氏のこの発言で江藤氏の処分問題が再燃するのは避けられない情勢。自民党は問題の発言がオフレコだったことなどから、辞任の必要はないとの立場で、首相は一層厳しい対応を迫られることになりそうだ。

村山首相は自民党の意向も踏まえて10日、江藤氏を呼んで厳重注意したが韓国政府が反発、事実上更迭を求め、河野洋平外相の訪韓を拒否する深刻な事態となった。《共同通信》

【衛藤征士郎防衛庁長官】沖縄県・大田昌秀知事と会談

衛藤征士郎防衛庁長官は11日沖縄県を訪れ、同日夕、県庁で大田昌秀知事と会談、米軍基地問題について「整理・統合・縮小に内閣挙げて取り組む」と、縮小を米側に求めることを明言した。

普天間飛行場の一部返還など10事案について日米両国間、政府と沖縄間にそれぞれ新設する2つの協議機関で年内に詰める方針を強調、県道104号越え実弾射撃演習は沖縄県以外の自治体に分散移転することを確約した。沖縄の産業振興策取りまとめも強調した。

大田知事は「両協議機関のルートで各最高責任者に(沖縄側の)意思が伝われば解決は早い」と述べ、協議機関に初めて一定の期待感を表明した。

一方で知事は「米軍用地の強制使用問題は今後も次々出てくる」と指摘、普天間飛行場の全面返還と嘉手納基地の騒音対策を特に強く求めた。また知事は日米地位協定の改定をあらためて要求したが、長官は運用改善を基本とする方針を譲らなかった。

衛藤長官は米兵による女子小学生暴行事件を陳謝、知事は「温かい言葉を被害者に伝える」と述べた。《共同通信》

【田中真紀子氏】着物姿を披露

あでやかな訪問着に西陣帯姿で前科学技術庁長官の田中真紀子さんが11日、京都・知恩院の三門に登場。「予想していたよりずっとすてき」という女性の声に思わず下を向いて照れた。

京都和装産業振興財団が行った「着物姿を見てみたい著名人」アンケートで1位に選ばれ、同寺で開催中の「京都きものウイーク」で披露された。アンケートには全国約1万1000人から回答が寄せられ、田中前長官は女優の岩下志麻さんらに100票以上の差をつけ圧倒的な1位。

午後5時すぎ、ステージに見立てた三門の石段に、薄いベージュの地色に抹茶グリーンと金色の波が大胆にあしらわれた訪問着に金糸で光と影を表現した西陣織の帯と着飾った田中前長官が登場すると一斉にフラッシユ。

「光栄です。着物は好きで娘のころはよく着ていたが最近は時間がないので久し振り」と感想。「国会でも着てみたら」と勧められると「この格好では、演説するとか議論する気になれないから…」とちゃめっ気いっぱいの回答で笑わせた。《共同通信》

【スーパーカミオカンデ】披露式典

黒々とした内壁に規則正しく並べられた大きなガラス球のような光電子増倍管が投光器の光で黄金色に輝き地下1000メートルの闇の中に浮かび上がった。

険しい奥飛騨の山々に囲まれた神岡鉱山(岐阜県神岡町)の地下に東大宇宙線研究所が約100億円をかけて建設していた宇宙素粒子観測装置「スーパーカミオカンデ」がほぼ完成、11日、吉川弘之東大学長ら約250人が出席して披露式典が行われた。

スーパーカミオカンデは直径39.3メートル、高さ41.4メートルの円筒形のタンクに5万トンの純水を満たした巨大水槽。内側には一面に直径50センチの光電子増倍管約1万本が並べられ、宇宙から飛来する素粒子ニュートリノなどと純水が反応して発するかすかな光を観測する。

ニュートリノの観測は来春始まり、太陽の内部や超新星爆発など大宇宙のなぞに迫っていく。《共同通信》



11月11日 その日のできごと(何の日)