平成2495日目

平成7年11月7日(火)

1995/11/07

【沖縄米兵少女暴行事件】初公判

米軍基地問題解決を求める沖縄県民の声が高まるっかけとなった米兵の女子小学生暴行事件で、婦女暴行致傷、逮捕監禁の罪に問われた在沖縄米海軍上等水兵A(22)ら3被告の初公判が7日、那覇地裁(長嶺信栄裁判長)であり、罪状認否で3被告は大筋で起訴事実を認めた。全面的に認めた主犯格のA被告以外の2人は、共謀や逮捕監禁の事実は認めたが暴行の実行行為は否認した。

検察側は冒頭陳述で犯行の計画性を指摘。証拠調べで、被害者が「死ぬまで刑務所に入れてほしい」と供述しているとして、被害感情が極めて厳しいことを明らかにした。長嶺裁判長は12月4日から14日まで計3回の公判期日を指定、早ければ年内にも判決が言い渡される見通し。

3人はA被告のほか海兵隊一等兵B(20)、同C(21)の両被告。罪状認否でA被告は「その通りです」と認めたが、B、C両被告は「私は暴行はしていません」などと起訴事実の一部を否認。両被告の弁護人は3人が共謀した事実などを認めたが、暴行には加わらなかったと主張した。

冒頭陳述で検察側は、3人がレンタカーでドライブをするうちに犯行を思い付き、粘着テープを事前に購入するなど悪質な犯行だったことを指摘した。

証拠調べで検察側は、被害者の女児らの供述調書の要旨を告知。女児が「1つだけ言いたいことがある。犯人を死ぬまで刑務所に入れてください」と供述、両親も「法が許すなら死刑を希望します」などと述べたことを明らかにした。《共同通信》



【フランス】内閣改造へ

フランス大統領府は7日、ジュペ首相がシラク大統領に辞表を提出したと発表した。大統領はいったん辞表を受理したが、引き続きジュペ氏に首相にとどまるよう要請した。直ちにジュペ内閣の改造が行われる。大統領府によると、改造内閣は同日夕に発表の予定。

失業の削減、景気回復などを公約に今年5月中旬に発足したばかりのシラク政権は、増税政策、世界の世論を無視した核実験強行、ジュペ首相自身の住宅疑惑などで支持率が急低下、内閣改造がうわさされていた。政権発足わずか5カ月半での内閣改造は異例。《共同通信》

【河野洋平外相】イスラエル・ペレス首相代行と会談

ラビン首相の葬儀参列のためイスラエルを訪問した河野洋平外相は7日午前(日本時間同日午後)、エルサレムの首相府でペレス首相代行と45分間にわたって会談、村山富市首相からのメッセージを伝え、哀悼の意を表明した。

これに対しペレス首相代行は「指導力を持ったリーダーを失ったことは大きな損失だ。しかし、決意をもって和平努力を継続する」と語った。《共同通信》

【村山富市首相】宗教法人法改正に意欲

村山富市首相は7日の衆院宗教法人特別委員会で宗教法人法改正案について「最小限必要な改正であり、この国会でぜひ成立させたいとの考えは変わらない」と述べ、国会の会期延長を視野に入れながら今国会中での成立に重ねて強い意欲を示した。

これは新進党の船田元氏が「この国会で成立させる緊急性はない。会期を延長しないで、せめて継続審議にして舞台をあらためて設定して審議すべきだ」と、改正案と会期延長に反対する立場から追及したのに答えた。

また宮澤弘法相は、宗教法人法による解散命令確定後のオウム真理教への破防法団体規制適用について「法人格は喪失するが、一団の集団が残っている限り破防法が対象とする団体に該当し得る」と述べ、適用は可能との見方を示した。村山首相はこの問題で「解散した後の実態を見極めていかなければならない」と述べ、適用に慎重姿勢を繰り返した。《共同通信》

【政界談話室】

○・・・新進党の渡部恒三政務会長は7日の常任幹事会で「自民党で国対委員長をやっていたときは与党が頭を低くしてお願いし、野党がしりをまくったものだ。今は与党が時々しりをまくり、野党が円滑審議で骨を折っている」と宗教法人法改正案をめぐる与党側の強硬姿勢に憤まんやるかたない様子。国会は会期延長問題で最大のヤマ場を迎えるが、小沢一郎幹事長は過労で入院中。国会運営の全責任を一身に負っている渡部氏だけに「与党は会期延長で足並みをそろえて来ている」と危機感を訴えたが、切り返す妙手が見つからないだけに、ついつい恨み節が漏れた?

○・・・自民党の梶山静六元幹事は7日、会長を務める「日本の進路を考える会」の党本部での会合であいさつし、橋本龍太郎総裁(通産相)の顔を大写しにした党宣伝ポスターを作製したことに触れ「総裁の顔が見えないと新聞に書かれているが、あれだけ大きい顔のポスターができて、ちょっとは顔を知られるようになるだろう」と皮肉交じりにコメントした。さらに「しかしポスター以外にも顔が見える工夫をしないといけない」と注文したところが、梶山氏らしいところ。どうやら「アップに堪える美顔だけでは総裁の存在感は出てこない」と言いたかったようだ。《共同通信》

【東京都・青島幸男知事】首都機能移転論に注文

東京都の青島幸男知事が7日、日本記者クラブ(東京都千代田区)で会見し「分刻みのスケジュールで、会議や催し物を次々にやらされた」「世界都市博覧会中止やコスモ信用組合の破たん処理などで落ち着く間もなかった」など笑顔を交えて就任から半年余を振り返りながら、今後の都政の在り方や課題などについて語った。

来月にも政府の調査会が最終報告をまとめる「首都機能移転」問題については「地方分権をすれば移転の必要性は薄くなる。慌てて結論を出さず十分な議論を」と注文。都政の課題には「隠し事のない都政の実現」「震災対策の推進」などを挙げた。

「(都政で)具体的に何を進めたいのかよく分からない」との質問に対し、青島知事は「状況に合わなくなった前知事の計画の整理が主な仕事となり、なかなか青島カラーが出せない」と残念そうに語り「都民の意向を漏れなくみ上げ、施策に反映させるのが私の目的」と理解を求めた。

その後も質問に答える形で「日本の首都に(米国の)軍隊が駐屯しているのは不自然」と述べる一方、後ろ向きとの批判の強い食糧費の情報公開問題では「省庁別くらいまでは(官官接待の相手を)公開できるようにしたい」と語った。《共同通信》

【野茂英雄投手】小松入り

米大リーグ、ドジャースの野茂英雄投手(27)が7日、体の検査とリハビリのため小松市加賀八幡の北陸体力科学研究所に入った。野茂投手は7日夕、近鉄からヤクルトスワローズに今年移籍した吉井理人投手ともに空路、小松入りした。

11日ごろまで同研究所や隣接の加賀八幡温泉病院に滞在し、内科、外科、眼科、歯科の検査を受けるほか、温泉療法にも取り組んでシーズン中の疲れをいやすとともに、来シーズンに向けコンディションを整える。

野茂投手は近鉄バファローズ時代、シーズンオフにチームメートらとともに北陸体力科学研究所で休養を兼ねたリハビリを行ってきた。今年、大リーグへ移籍したが、同研究所に野茂投手の科学的に分析されたデータがあり、トレーニングメニューも組みやすいことから訪れた。《北國新聞》



11月7日のできごと