平成2449日目

平成7年9月22日(金)

1995/09/22

【橋本龍太郎氏】自民党第17代総裁に選出

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自民党総裁選挙は22日、投開票され、第17代総裁に橋本龍太郎通産相を選出した。橋本氏は304票で、87票の小泉純一郎元郵政相を大差で破った。

橋本新総裁の誕生で自民、社会、さきがけによる3党連立政権は新段階に入った。橋本氏は記者会見で「この連立政権で国民の期待にこたえられるよう全力を尽くす」と表明。村山富市首相、武村正義蔵相との新3党首体制で、臨時国会、アジア太平洋経済協力会議(APEC)など当面する重要課題に取り組む考えを示した。

ただ橋本氏は次期総選挙で「自民党首相政権を目指す」としており、景気対策などで独自色を強めていく構え。社会党の新党方針とも絡み、村山政権の基盤や衆院解散・総選挙の時期にも影響を与えそうだ。

橋本新総裁は25日の党大会で正式に承認される。焦点は党三役人事を核とする新執行部づくりに移った。橋本氏は記者会見で「新鮮で安定した姿の、実行力のある強力なチームを組みたい」と強調。「加藤紘一幹事長」を軸に世代交代を図るとともにベテランも要所に配するバランスのとれた執行部を作りたい考えを示した。

役員人事での小泉支持グループの処遇について、橋本氏は「結果が出たらみなで力を合わせていく。党内で線引きをするつもりはない」と党運営に配慮する姿勢を示した。

橋本氏の得票内訳は国会議員239票、党員65票。小泉氏は国会議員72票、党員15票。投票した議員は312人で無効が1票。党員(党友含む)の投票総数は80万八8309人で、投票率は55.23%にとどまった。党員票は1万人が1票に換算された。《共同通信》

橋本龍太郎通産相が自民党総裁に選出されたことについて、首相官邸サイドは橋本氏が村山内閣を支えてきた有力閣僚だけに「3党連立体制に影響はない」と冷静に受け止めている。

村山富市首相は22日夕、橋本氏の当選について「(昨年6月の)連立政権発足時の自民党政調会長であり、(村山内閣で)通産相として重責を果たしてきている。影響があるとは思わない」と述べ、現政権の枠組みに変化はないとの認識を表明した。《共同通信》



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【大相撲秋場所】13日目

大相撲秋場所13日目(22日・両国国技館)横綱貴乃花は関脇武双山をもろ差し一から寄り切って3連勝。14日目に貴乃花が勝ち、横綱曜が敗れると、貴乃花の3場所連続11度目の優勝が決まる。曙は大関武蔵丸をはたき込んで1敗を守った。武蔵丸は3敗目で優勝争いから完全に脱落。

大関若乃花は関脇魁皇に寄り切られて5敗目、貴ノ浪は平幕土佐ノ海の左すくい投げに6敗目を喫した。魁皇、土佐ノ海はともに9勝目。小結琴錦は10勝目を挙げた。十両は3敗の新十両若ノ城がトップを守った。《共同通信》

【沖縄少女暴行事件】米兵3人を書類送検

沖縄県警は22日、女子小学生暴行事件で県内の米軍基地に身柄が拘束されている米兵3人を、婦女暴行などの疑いで書類送検した。併せて日米地位協定に基づいて米国側に「犯罪通知」の手続きをとった。

地位協定によって3人の身柄は引き続き在沖縄米軍が拘束し、日本側の取り調べに協力する形をとる。那覇地検が犯罪通知翌日から30日以内に起訴し、裁判権の行使を米国側に通告した段階で身柄が引き渡される。《共同通信》

【秋田いじめ訴訟】上級生に賠償命令

「上級生のいじめが原因で話せなくなったり、幼児化するなどの情緒障害が残った」として、秋田県南秋田郡天王町の町立天王中学校の元生徒(19)と両親が、同町と当時の上級生などに約2200万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が22日、秋田地裁であり、片瀬敏寿裁判長は学校側の責任について「学校は元生徒の安全保護のために必要な措置を講じており、上級生による暴行発生の予見可能性はなかった」として町への請求は退けた。しかし、情緒障害と上級生による暴行の因果関係を認め、上級生3人に慰謝料など計約384万円の賠償を命じた。

判決は、両親から相談を受け、校内巡回を強化したり、上級生の家庭訪問を実施するなどした学校の対応について「結論として暴行の発生を防げなかったとしても、防止措置を講じていた」と判断。

また事件が休み時間中の校内トイレで発生したことから「教師の直接な指導監督下にない時間、場所で起きた生徒間の暴行事件」と認定。教師の保護監督義務を「予見可能な範囲内で、暴行発生の危険性、切迫性を判断し、その程度に応じた指導、保護措置を講じていれば足りる」とした。

争点だったいじめの有無については判断せず、暴行の事実のみを認めた。上級生の親に対する請求については「親権者が暴行を予見することはできなかった」とした。

判決によると、天王中の2年生だった元生徒は、丈の短い学生服を上級生から買い、平成3年1月下旬ごろ、代金を催促されていることを教師に告げ口したとして、上級生3人から殴るけるの暴行を受けた。

元生徒は首をねん挫。その後、記憶を失ったり話せなくなり「ショックで情緒的には2、3歳程度」と診断された。

代金をめぐるトラブルについて、両親が学校に相談した直後に事件が起きたため、原告は「学校はいじめを把握しながら、生徒の保護監督義務を怠った」などと4年11月に提訴した。《共同通信》

【政界談話室】

○・・・村山富市首相は22日、遅ればせながらの台風シーズン到来に引っ掛けて記者団が「社会党の新党は日本の政界の台風の目になるか」と水を向けると、「台風の目になるかなあ」。新党結成方針は決めたものの、幅広い結集の展望は開けていないだけに、しばし思案顔。でも一呼吸置いて「台風というのは瞬間的なものだが、(新党は)長い展望に立ってやらなくちゃ駄目だ。台風のように瞬間的で終わってはいかん」と一気にまくし立てた。今の社会党には「台風の目になる」と景気よく言えるほどのエネルギーはない?

○・・・この日、新進党の「デノミ問題研究会」が初会合。会議後、鳩山邦夫会長が記者会見し「改革の党としてデノミ問題を改革の一環と、とらえていきたい。円の国際化は日本の国際化という議論もある」と力説した。ところが、記者団から出たのは「文相経験者として宗教法人法改正問題の見解は」との質問。「えッ?デノミと関係ないじゃない」と一瞬言葉に詰まりながらも「法改正すればオウム「(事件)のようなことは起こらない、というのは筋違いだ」と同党の方針に沿った模範答弁。「また文部大臣にしていただきありがとうございました」と番外質問にまんざらでもない様子。《共同通信》

【衛藤征士郎防衛庁長官】韓国・李養鎬国防相と会談

衛藤征士郎防衛庁長官は22日午後(日本時間同)、韓国のソウルを訪問、国防省で李養鎬国防相と会談した。李国防相は、衛藤長官の訪韓が「日韓の軍事協力、交流に寄与し、緊密な共同態勢につながる」との見解を表明。衛藤長官も「日韓の交流は北東アジアの安定に貢献する」と応じ、日韓防衛協力の拡大で合意した。朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の核開発問題は依然、楽観できないとの認識でも一致した。

これに関連して衛藤長官は来年秋に海上自衛隊の練習艦隊を初めて韓国に派遣する考えを表明。また李国防相の来日を要請し、受諾された。《共同通信》



9月22日のできごと