平成2448日目

平成7年9月21日(木)

1995/09/21

【社会党】新党結成方針を決定

社会党は21日午前10時から、党本部で第63回臨時大会を開き、10月下旬に新党「民主連合」(仮称)を結成する方針を盛り込んだ「当面の活動計画」案などをめぐり論議した。

村山富市首相はあいさつで「来年度予算編成およびその成立について、私は責任を持って対処する決意だ」と述べ、早期の退陣を否定し、少なくとも来春の8年度予算成立までは続投の意欲を表明した。同時に衆院選に勝ち抜くために「魅力ある新しい顔とイメージ」の必要性を強調、新党の党首には就かないことを示唆した。

首相の発言は橋本龍太郎新総裁の就任が確実な自民党との関係や、さきがけを加えた連立政権の動向など、政局の行方にも影響しそうだ。

首相は新党づくりについて「待ったなしの緊急課題」とした上で、「できる限り幅を広げて働き掛ける必要がある」と指摘。「新党さきがけなどをはじめとする多様な勢力との間で①政策協議②国会内統一会派模索③選挙協力や政策協定−を推進する考えを示した。

さらに「排除ではなく、寛容の論理」を唱え、「新党の中軸を担うのは社会党員」と強調。「天の時は地の利にしかず、地の利は人の和にしかず」という中国の格言を引用し、「『人の和』は文字通り全党員の団結であり、目標に向かう情熱だ」と述べ、挙党態勢での新党移行を訴えた。

新党の理念、政策に関して首相は「今こそ平和憲法を世界に向かって高く掲げ、『平和と軍縮の党』『社会的公正の党』『男女共生の党』として評価されるようにする」と述べた。

続いて久保亘書記長が党務報告で「民主連合の10月下旬を目標とした新党づくり運動を党がしっかりと支え、成功させる」と強調。今後約40日間に民主連合と他の政治勢力や市民、女性運動、労組などと共通のテーブルをつくり「幅の広い政党としてスタートさせる努力を続けなければならない」と述べた。《共同通信》

社会党の第63回臨時党大会は21日夜、新党「民主連合」(仮称)を10月下旬に結成する方針を盛り込んだ「当面の活動計画」を原案通り決定した。

これにより、11月2日に結党50年を迎える社会党は幕引きに向かうことが確定。「丸ごと」新党に移行する態勢を整えたが、幅広い「民主リベラル勢力」の結集は難航するとみられ、10月下旬の新党結成は厳しい情勢だ。

また大会で結成の手順や副委員長人事をめぐり、村山富市首相(党委員長)支持派と新党推進派の対立が表面化、主導権争いがさらに強まる気配も出てきた。《共同通信》



【大相撲秋場所】12日目

大相撲秋場所12日目(21日・両国国技館)横綱曙に土がつき、横綱貴乃花が12連勝で単独トップに立った。曙は大関貴ノ浪の右上手投げからの寄りに土俵を割った。貴ノ浪は7勝目。貴乃花は落ち着いた相撲で小結琴錦を寄り切った。琴錦は3敗目。

大関武蔵丸は三杉里を押し出し2敗をキープ。大関若乃花は関脇武双山の一気の押しに屈し8勝4敗となった。武双山は7勝5敗。関脇魁皇は貴闘力を突き落として勝ち越しを決めた。小結剣晃は負け越した。十両は新十両の若ノ城が9勝3敗で依然首位。《共同通信》

【坂本弁護士一家殺害事件】2人の身元を確認

坂本弁護士一家事件で、警視庁と神奈川県警の合同捜査本部は21日、長野県大町市の大町温泉郷の近くで見つかった幼児の遺体を坂本弁護士の長男竜彦ちゃん=当時(1つ)=と、富山県魚津市の僧ヶ岳山中の女性遺体は都子さん=当時(29)=と確認した。これで坂本さん一家3人の身元が最終確認された。《共同通信》

【フェアモール松任】オープン

松任市幸明町の国道8号沿いで完成した大型商業施設フェアモール松任が21日、全面オープンした。2500台を収容できる駐車場を持つ6棟の複合型で構成されており、北陸最大級の商業施設に初日午前中で約7万人(アピタ松任店発表)が訪れた。

フェアモール松任は道路を挟んで南と北のゾーンに分かれている。この日開業した南ゾーンにはユニーが石川で初出店する2階建てのアピタ松任店を核店舗にホームセンターのユーホーム、スポーツ用品店ゼビオ、雑貨のアミングがある。

8月上旬に先行してオープンしている北ゾーンには北国書林、ゲームセンターのプラボ、レストランのサイゼリヤがある。

商圏は松任市、石川郡、能美郡の全域と金沢市、小松市の一部で、初年度の売上高は約百145億円が見込まれている。《北國新聞》

【政界談話室】

○・・・村山富市首相は21日朝、社会党臨時党大会について「行ってみないと分からないけどね。盛り上がるといいね」と記者団に言い残して、会場の党本部に出掛けた。壇上では腕組みをし、口を一文字に結んだまま宙を見つめるばかり。あいさつでも厳しい表情で新党結成の重要性を訴える一方「党内抗争をやめること」などを呼び掛けた。両院議員総会での国対委員長選挙では、候補者が一人しか出ず、無投票になることが分かると「わしも選挙に出ようか」と笑って立ち上がり、照れながら席に戻る一幕も。党内融和に懸命のパフォーマンスを見せた。

○・・・小沢一郎新進党幹事長はこの日、地元経済界などとの懇談会出席のため訪れた札幌市内のラーメン店で昼食。満員の店内に笑顔で現れた小沢氏は地元選出の同党議員ら7、8人でカウンターに座って、早速「ラーメンに餃子も食いたい」と注文。ビニールの前掛けをし、周りの議員が「この店は行列ができるんです」などと説明するのに「ホー」、「フー」と食べるのに懸命の様子。約15分で食べ終え、店から出てくると、顔にはうっすら汗を浮かべるほど。「いやあ、うまかった。うまかった」と言い残し、うれしそうに車で去った。《共同通信》

【米・クリントン大統領】暴行事件に遺憾表明

クリントン米大統領は21日、沖縄の米兵による女子小学生暴行事件について初めて言及「怒りを感じており、事件を極めて遺憾に思う」と述べるとともに、日米地位協定の運用見直しをめぐる「協議に応じる用意がある」と表明した。

大統領の発言により、26日にニューヨークで急きょ開催することが決まった日米外相会談でも地位協定問題が主要議題の一つになることが確実になった。

遊説中のロサンゼルスで地元ラジオ局の番組に出演した大統領は「もし事態を改善できるのであれば」として、地位協定の運用改善に前向きの姿勢を示した。日米は同協定が定める刑事裁判手続きの運用面の改善策を検討することを既に決めており、大統領の発言はこのことを指したとみられる。

大統領は「米軍は長い間、真のパートナーとして駐留しており、日本は米国が良きパートナーであり続けるということを知っている」と述べ、事件が日米関係全般に悪影響を及ぼさないことへの期待を表明した。《共同通信》



9月21日のできごと