平成2372日目

平成7年7月7日(金)

1995/07/07

【ドジャース・野茂英雄投手】米経済紙も報道

米国のビジネスマンの必読紙、ウォールストリート・ジャーナル紙が7日、米大リーグのオールスター戦に出場するドジャースの野茂英雄投手を大きく取り上げ、「太平洋の両岸でセンセーションを巻き起こす、大リーグ史上初の日本人スーパースター」と紹介した。

野茂は5日に発売されたスポーツ・イラストレーテッド誌の表紙にも登場しており、野球の本場で「NOMO」ブームを起こしている。

ウォールストリート・ジャーナル紙は、週末のスポーツ欄の目玉記事で、米国に来てから食べ方が上手になったというヒマワリの種を手にしながら投球する野茂のイラストをあしらい、日本人ファンの熱狂ぶりや世界的なデータベースネットワーク、インターネットにも野茂のページができたことを伝えている。

また、家族と別れ、英語が不自由なハンディを乗り越えて自分のピッチングに全力を尽くすストイックな生活ぶりも紹介し、最近ではラソーダ監督やウォーレス投手コーチが「イチバン」や「タカメニ」「ヒクメニ」などの日本語を使っている、とも報じた。《共同通信》



【久保田利伸さん】シングル「虹のグランドスラム」発売

【スピッツ】シングル「涙がキラリ☆」発売

【大相撲名古屋場所】6日目

大相撲名古屋場所6日目(7日・愛知県体育館)横綱曙が関脇武双山の寄りに屈して2敗目を喫した。横綱貴乃花は寺尾の突っ張りにも慌てず組み止めて寄り切り、単独トップ守る6連勝。3大関はそろって白星で1敗を堅持。武蔵丸は貴闘力を寄り倒し、貴ノ浪は左四つで土佐ノ海を寄り切り、若乃花は土俵際の肩透かしで剣晃を下した。《共同通信》

【国道43号線公害訴訟】最高裁、国の責任認める

大阪と神戸を結ぶ国道43号とその上を走る阪神高速道路の沿道住民131人が、国と阪神高速道路公団を相手に、騒音、排ガスが一定基準を超えた場合の自動車通行差し止めと、約7億5000万円の損害賠償を求めた「国道43号線公害訴訟」の上告審判決で、最高裁第二小法廷の河合伸一裁判長は7日、道路公害による周辺住民の生活妨害について国、公団の責任を認める初判断をした。

その上で国と公団に総額約2億3000万円の支払いを命じた二審大阪高裁の判決を支持し、被告の国など原告、被告双方の上告を棄却した。差し止め請求については二審通り退けた。《共同通信》

【政界談話室】

○・・・村山富市首相は7日、東証の平均株価が上がったことについて「上がっとるじゃろう。株は上がる、選挙で社会党の支持も上がるだ」と珍しく冗談も飛び出すほど上機嫌。記者団に「相乗効果ですね」と水を向けられると、わが意を得たりと、ばかりに「そうじゃ。やはり景気が国民の皆さんの一番関心のあるところだからね」と説明した。政府の景気対策には野党だけでなく財界にも批判の声が強いだけに、首相はこれを意識してか、最後には「ピシッとやらんといかんね」と自らに言い聞かせることしきり。

○…新進党の江田五月広報企画委員長はこの日、国会内の記者クラブにテレビを持ち込み「根こそぎ変えます、新進党」をキャッチフレーズにした参院選のコマーシャルを披露した。ところが比例代表の名簿順位決定をめぐる混乱については「ドタバタして申し訳ない。党を代表しておわび申し上げる」とひたすら低姿勢で「新進党を根こそぎ変えないといけないという話もありますが…」と照れ笑い。というのも江田氏は比例のトップに岩国哲人前出雲市長を推していたのは皆の知るところ。最後は「今のは冗談、冗談」と取り繕ったものの、やはり名簿順位には不満の様子がありあり。《共同通信》

【スピーダー】大分と愛媛を結ぶ高速船就航

大分県と愛媛県を結ぶ超高速客船が7日就航し、第1便が大分市の西大分港から伊予市の伊予港に向けて出港した。

同船はダイヤモンドフェリー(大分市)がオーストラリアのメーカーから購入した双胴型船「スピーダー」(375トン)。ウオータージェット4基を搭載、最高速度79キロで国内最高速の客船という。

大分ー伊予間約120キロを1時間45分で結び、九州と四国がぐっと近くなった。《共同通信》

【イースター島】モアイ像、昔日の姿に

南太平洋、イースター島(チリ領)のアフ・トンガリキ遺跡(10−18世紀)で、巨大石像モアイの修復工事を進めていた「モアイ修復委員会」(委員長・鈴木嘉吉前奈良国立文化財研究所長)は7日、同遺跡にあった15体すべての修復を終えたと発表した。

同遺跡は島内最大のモアイ遺跡。チリ地震(1960年)の津波で壊滅状態となっていたが、15体とも海を背にし長さ約100メートルの祭壇上に整列した。雄大な昔日の姿に戻り、国際的な観光スポットとして人気を呼びそうだ。《共同通信》

【栃木県日光市】サリン原料発見

オウム真理教の「法皇内庁」トップ、中川智正被告(32)が「サリン原材料を埋めた」と供述したのに基づき、警視庁が7日、栃木県日光市の山林を捜索した結果、「三塩化リン」「メチルホスホン酸ジメチル」などサリン原材料となる粉末や、猛毒の「シアン化ナトリウム」(青酸ソーダ)などの表示があるダンボール箱約20箱分にも上る液体や粉末が発見された。

警視庁では中身の確認を急いでいるが、表示通りとすれば、サリン製造が可能な原料がほとんどそろっていたことになる。警視庁では、教団が3月22日の強制捜査前に運び出し、後で再びサリンを生成しようとしていた可能性もあるとみて、さらに捜査している。《読売新聞》

【東京都・青島幸男知事】国連事務総長におわび

青島幸男東京都知事は7日、世界都市博覧会の中止について釈明する「海外おわび行脚」の第一歩として、ジュネーブの国連欧州本部でガリ国連事務総長に会った。

約30分の事務総長との会見で青島知事は、出展を予定し都市博開催に協力してきた国連に対し、「ご迷惑をおかけします」と謝罪し、博覧会中止の代わりに、国連との共催で新たな会議を開催することを要請した。《共同通信》

世界都市博覧会の中止決定に伴う「海外おわび行脚」の皮切りとして7日、ジュネーブの国連欧州本部でガリ国連事務総長に会い釈明した青島幸男東京都知事は、事務総長との会談後に日本人記者団と会見し「補償問題」も特に論議にはならず「肩の荷が下りた」と安どの心境を語った。

おわびの意味を込めて来年4月に東京で開かれる国際会議「メトロポリス東京」に事務総長を招請したが、事務総長は即答はせず、今年9月に日本国連協会の招きで事務総長が来日する際の再会を約束し合ったという。

都知事によると、事務総長は都市博中止にはあまり執着しておらず、むしろ知事側から提案した将来の国際会議の開催提案に興味を示した様子だったという。

会談には、ジュネーブ出張中の小和田国連大使が同席、青島知事は「心丈夫な思いで、大使には心から感謝する」と述べ「一番後悔したのは語学でした。もっと勉強しておけばよかった」と会見でユーモラスに語るなど、事務局長との会談が波乱なく終わったことに一安心の様子だった。《共同通信》

【北朝鮮】金日成主席死去1周年で追悼大会

朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の平壌致送と朝鮮中央通信(KCNA)によると、平壌体育館で7日午後7時から金日成主席死去1周年の中央追悼大会が約1時間半にわたって開かれ、金正日書記をはじめ、党・政府の幹部、平壌市市民、全国から集まった労働者や人民軍、海外同胞代表ら約1万人大会が参加した。

大会ではでは金主席の業績をたたえるとともに金書紀への忠誠、団結が強調された。金書記は「国防委員会委員長・人民軍最高司令官」の肩書で出席した。

北朝鮮はこの追悼大会で金主席への「服喪」に区切りを付け、朝鮮労働党創建50周年の10月10日前後とも予測される金正日書記後継体制の正式スタートへ向け状況を整備していくとみられる。

この日の金書記は1年前の金主席の死亡時のやつれ果てた姿とは異なり、顔色なども比較的良く、健康を回復した様子だった。金書記が公式の場に姿を見せたのは先月16日の人民軍第853部隊訪問以来。《共同通信》

7月7日のできごと