平成2303日目

1995/04/29

この日のできごと(何の日)

【オウム真理教・麻原彰晃教祖】行方つかめず

殺人予備容疑などで山梨県上九一色村のオウム真理教施設の捜索を続けている警視庁は29日、教団「化学班」の土谷正実容疑者(30)らが潜んでいた「第2サティアン」の秘密の地下室を検証し、他の施設にも同様の地下室やトンネルがないか探知機や大型掘削機などを使って調べた。また麻原彰晃教祖や教団「化学班」メンバーらの所在確認捜査も続けた結果、「第6サティアン」で電波法違反容疑で信者1人を逮捕したが、麻原教祖の行方は依然分かっていない。

「第6サティアン」は麻原教祖が住んでいたとされ、捜査員は診療所の内部のほか地面に探知機を当てるなどして地下室や建物同士をつなぐトンネルの有無について詳しく調べた。《共同通信》

ゴールデンウィーク初日の29日、警視庁の捜索が続く山梨県上九一色村に点在するオウム真理教の各施設周辺に、県内外から見物人がマイカーなどで続々と訪れ、富士山のすそ野の同村はちょっとした「観光名所」になった。

サリン製造の化学工場とされる「第7サティアン」などを一望する県道沿いにはこの日午前11時すぎには、大阪や名古屋、習志野ナンバーの車数十台が停車。施設を背景に記念写真を撮ったり、機動隊員に道を尋ねる姿が見られた。「第7」に通じる三差路では、出入りする車のチェックや、警察の大型車両の誘導に当たっていた機動隊員が、時折入ってくる見物人の車に「どこに行くの」「オウムの施設の近くまでは行けないよ」とやんわり制し、対応に閉口した様子だった。《共同通信》

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【Jリーグ・サントリーシリーズ】第12節

Jリーグ・サントリーシリーズ第12節(29日・カシマスタジアムほか=7試合)鹿島アントラーズが浦和レッズを延長の末、1−0で退けて8連勝、勝ち点30(10勝2敗)で首位を堅持した。鹿島は延長前半4分にPKを得て、レオナルドが決めた。

横浜マリノスは終了直前、神野のゴールでサンフレッチェ広島に1-0で勝ち、3敗(9勝)をキープした。ベルマーレ平塚は清水工スパルスに4-1と快勝、Jリーグ昇格組同士の一戦は柏レイソルが2-1でセレッソ大阪を破った。ヴェルルディ川崎は北沢の延長Vゴールでジュビロ磐田を3-2で下し、最下位を脱出。ジェフ市原はPK戦でガンバ大阪を下し、横浜フリューゲルスは名古屋グランパスを4-3で振り切った。《共同通信》

【柔道・全日本選手権】

柔道の全日本選手権は29日、東京・日本武道館で36選手が参加して行われ、小川直也五段(東京・日本中央競馬会)が決勝で篠原信一三段(近畿・旭化成)を寝技で下し、2年ぶり6度目の優勝をした。昨年の覇者、金野潤四段(推薦・綜合警備保障)は3回戦で敗退した。

小川は腕固めで篠原のバランスを崩すと、そのまま横四方固めに抑え込み、6分25秒一本勝ちを収めた。篠原は消極的な試合運びが災いして、本来の力を出しきれなかった。《共同通信》

【北朝鮮】猪木氏に15万人声援

朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の平壌で開かれている「平和のための平壌国際スポーツ文化祭典」2日目の29日、メーンイベントとして、祭典の主催者でもあるアントニオ猪木(猪木寛至参院議員)と米国のプロレスラー、リック・フレアーが対決した。

前日に続き、15万人の観衆で埋まった会場の5.1競技場では、民族の英雄である力道山の弟子として、北朝鮮ではすっかり有名になったアントニオ猪木に平壌市民が熱い声援を送った。

猪木の一挙一動に競技場一はうなるような大歓声が響き、最後は全容淳・朝鮮アジア太平洋平和委員会委員長(党書記)がリングに上がり、猪木とフレアーに青磁のつぼをプレゼントして健闘をたたえた。《共同通信》



4月29日 その日のできごと(何の日)