平成2223日目

平成7年2月8日(水)

1995/02/08

【JR住吉駅】大阪方面からの列車乗り入れ開始

阪神大震災後JRで初めて大阪方面から電車が乗り入れた神戸市東灘区のJR住吉駅は8日、神戸駅と結ぶ代行バスから乗り継ぐ通勤、通学客らで早朝から混雑。住吉駅と国道2号沿いのバス乗り場間の約1キロは、リュックに運動靴姿の会社員らが道路わきの傾いたビルを横目に道を急いだ。

JR西日本は、震災前の倍近い約10万人が住吉駅で乗降するとっみて、ホームを約4メートル拡幅したほか、国道側のホームには仮設の出口を設置。混乱防止のため約70人の駅員らが客を誘導した。《共同通信》



【村山富市首相】震災基金に前向き

村山富市
https://www.kantei.go.jp/

村山首相は8日、参院予算委員会での震災集中審議で、地元から要望が強い個人の損失補てんのための基金設立構想について「基金の運用によって(損失を)どうカバーできるかを検討し、可能な限り(地元の)期待にこたえられる方法を考えたい」と述べ、兵庫県などが基金を設立した場合、協力を検討する意向を表明した。

平成会の中村鋭一氏が震災対策が一段落した段階で、辞任を含め政治的な「けじめ」をつけるよう求めたのに対し、首相は「二度と(災害を)繰り返さないモデル都市づくりが当面の最大の課題だ。総辞職するとかは今は考えていない」と拒否した。《共同通信》

【政界談話室】

○…村山首相は8日、阪神大震災で道路や公園にある樹木がほとんど被害を受けていなかったことについて記者団に聞かれ、「うん、そうらしいね。やっぱり木を増やすといいんだね」と自然の強さにあらためて感じ入った様子。さらに「木を増やしたり、公園を増やすことを検討してみます」と、自然を大切にした被災地域の復興、防災対策に関心を示した。しかし記者団が「連立政権も(樹木のような)しなりが大切では」と水を向けると、「関係ないわ。今は地震対策が大事じゃから」。震災対策に全力投球しているうちは与党間の足並みの乱れも心配ない?

○…新進党の海部党首はこの日、党中部ブロック懇談会に出席し、中部地区の選挙情勢などについて意見交換。5日の青森県知事選で同党推薦の木村守男氏が勝利しただけに、記者団には「(衆院議員の)北川正恭さんの三重県知事選出馬の話だ。今度(の同知事選)も頑張ってもらうために応援態勢をどうするかを決めた」と上機嫌。しかし衆院小選挙区の候補者調整の話題に移ると、「うわさ話程度で“ちらちら”とね」と、言葉を濁した。海部氏自身が新人との調整を残しているだけに、あまり触れられたくない様子が「ちらちら」どころか「ありあり」。《共同通信》

【ダイアナ妃】園児らと交流、両陛下と懇談

英国のダイアナ妃は8日、東京都足立区の障害児施設「うめだ・あけぼの学園」を見学、その後東宮御所で皇太子ご夫妻と会い、続いて皇居で天皇、皇后両陛下と懇談した。

同学園を訪れたダイアナ妃は淡いコバルトブルーのスーツに真珠のネックレス姿。200人近い群衆から拍手がわき起こる中、笑顔をふりまきながら学園内へ入った。

教室では園児の一人が足にしがみつき、同妃が腰をかがめて抱き上げるハプニングも。「英国に帰るときは子供たちを連れて帰りたい」とのジョークも飛び出した。

午後2時45分、東宮御所に到着。正面玄関で皇太子ご夫妻の出迎えを受け、初対面の雅子さまと笑顔であいさつを交わし握手、引き続き応接室で約30分歓談した。

日英協会名誉総裁の秩父宮妃勢津子さまを訪ねた後、皇居の御所に天皇、皇居両陛下も訪問、お茶を飲みながら懇談した。

英国赤十字副総裁を務めるダイアナ妃は日本赤十字社も訪れ、山本社長から阪神大震災の救援活動などについて説明を受けた。《共同通信》

【韓国・金大中氏】「日本文化受け入れを」

国民感情を理由に日本の大衆文化を締め出している韓国で、国民に大きな影響力を持つ野党民主党前代表の金大中氏が8日「日本文化を受け入れる態度を取るべきだ」と提唱した。最近、孔魯明外相が同様の発営をして議論が再燃したばかりで、金大中氏の発言は紋を広げそうだ。

金氏はソウル市内でのキリスト教団体主催の講演会で「われわれは文化の開放を恐れてはならない」とし「祖先がしたように文化の門戸を果敢に開放して、世界各国の優秀な文化を積極的に受け入れなければならない」と述べ、日本文化の受け入れを主張した。

金氏はまた「この50年間、日本文化の進出を排除してきた結果は何か」と問い掛けて「結局、日本文化の良い点を受け入れられず、低質な文化、セックス、暴力、麻薬、日本式のでたらめな外来語などが潜入して文化公害となっている」と指摘。さらに「われわれは過去に強大な中国文化を受け入れたが、これを創造的に克服した」と述べ「文化に対してもう少し自信を持って積極的な姿勢を取らなければならない」と力説した。《共同通信》

【W杯ジャンプ】岡部孝信選手が2位

ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)リレハンメル大会は8日、ジャンプのラージヒル(K点120メートル)を行い、アンドレアス・ゴルトベルガー(オーストリア)が134メートル、128.5メートルを飛び、272.5点で快勝。今季6勝目(通算10勝)を挙げ、W杯総合連覇に大きく前進した。

岡部孝信(たくぎん)は2回目に131.5メートルを飛び、1回目の5位から2位に食い込んだ。まだW杯の優勝がない岡部は今季3度目、通算6度目の2位。船木和喜(デサント)は1回目に転倒し、2回目に進めなかった。

複合は二人一組で争うスプリントの今季第3戦・後半距離を行い、荻原健司(北野建設)と河野孝典(野沢温泉ク)の日本Aは13秒5差をつけていたノルウェーA(ビャルテエンゲン・ビーク、ハルドール・スカート)に逆転され、2位にとどまった。W杯のスプリントは今大会が最後で、日本は3戦ともノルウェーに優勝を阻まれた。《共同通信》



2月8日のできごと