平成2197日目

平成7年1月13日(金)

1995/01/13

【巨人・落合博満内野手】3億7000万円で更改

プロ野球界最高年俸の巨人・落合博満内野手(41)は13日、東京・神田の球団事務所で初の契約更改を行い、現状維持の3億7000万円で更改を終えた。

恒例となっている契約更改後の会見を拒否していた落合内野手は球団広報に促されて席につくと「サインしてます。2年契約だからハンコ押しただけ。年俸も2年契約だから同じ」と2年契約の2年目を昨年と同額の年俸でプレーすることを明らかにした。

昨季の落合は129試合に出場。打率2割8分、15本塁打、68打点と数字的にみれば物足りない成績に終わったが、四番打者として打線の核となり巨人打線を引っ張ってきた。

リーグ優勝を決めた10月8日の中日戦(ナゴヤ)で左内転筋を痛めたが、豪州への優勝旅行を辞退してリハビリテーションにつとめ、既に自主トレーニングを行っている。けがの回復状況などにも質問が飛んだが「今日は契約の話だから」と遮り、篠塚の引退に伴う背番号「6」への変更の件にも答えることなく、足早に車に乗り込んだ。(金額は推定)《共同通信》



【大相撲初場所】6日目

大相撲初場所6日目(13日・両国国技館)大関若乃花が関脇琴錦の速攻相撲に初黒星を喫したほかは横綱、大関陣は順当勝ちした。横綱曙は関脇魁皇を左、右ののど輪で攻めて押し出し、6連勝。大関貴ノ浪はもろ差しを許しながら右小手投げで浜ノ島を退け6戦全勝。横綱貴乃花は久島海を寄り切り、大関武蔵丸は寺尾を落ち着いて突き出し、ともに1敗守った。小結武双山は貴闘力の足取りに屈し2連敗。幕内の全勝は曙と貴ノ浪の2人。《共同通信》

【新進党・小沢一郎幹事長】「予算わざと遅らせぬ」

新進党の小沢幹事長は13日午後の記者会見で、通常国会の平成7年度予算案審議に臨む方針について「基本的に予算はできるだけ早く成立することが望ましい。反対だからといって、わざと遅らせるような方法は多分採らない」と述べた。

新進党として予算審議でできるだけ村山政権を追い詰めたい思惑はあるものの「政権担当能力がある政党」を強調するため、正攻法を基本に据えざるを得ないとの認識を示したものだ。

ただ小沢氏は「予算委について党内でいろいろ意見はあるし、国政全般にわたる議論になるので、その論議次第だ」と対応に含みを残した。《共同通信》

【社会党・山花貞夫新民主連合会長】離党届は提出せず

社会党の山花貞夫新民主連合会長は13日昼、国会内で記者会見し、離党問題について「新会派設立を党機関あてに報告したのだから、後は機関の対応だ。私が判断すべき問題ではない」と述べ、離党届は提出せず、会派離脱に伴う除名処分問題については中央執行委員会の対応にゆだねる考えを示した。

その理由について、山花氏は「離党、分裂が目的ではなく、初めに離党ありきではない」と強調。今後の段取りについては「新党結成の物理的準備作業には時間が足りず、同時並行的に進めていく。新会派は政党の届け出をするから(党籍問題は)それまでに整理される」と述べた。《共同通信》

【政界談話室】

○…河野外相は13日午後、米国からの帰国後、外務省で記者会見し「日米首脳が極めていい雰囲気で、両国関係をさらに発展させていく合意ができたことが一番大きい」と、首相訪米の成果を強調した。記者団に「共和党優位の議会に悩むクリントン大統領、社会党の分裂騒動に苦しむ村山首相との見方もある」と指摘されると「さまざまな論評は承知している。しかし、両首脳とも全力を挙げて政治に取り組んでいる。誠実な取り組み方をみて別の論評も出てくるに違いない」。反論が難しいせいか、温かい論評に期待するばかり。

○…新進党の海部党首はこの日の常任幹事会で、安政7年の同日が咸臨丸が品川沖を出発した日だったことに触れ「記念すべき日だ」。羽田副党首が「日米首脳会談を記念すべき時にやっている」と混ぜっ返すと、渡部幹事長代理も「知っているだけでも大したもの」と言いたい放題。さらに海部氏が「芭蕉の俳句に“イノシシとともに吹かるる野分かな”とある。イノシシは猪突猛進だけでなく注意深さもある、と芭蕉も言っている」と、えとにちなんで、政治状況への注意喚起をすると、渡部氏は「権威があるのお」。結党後初の幹事会だったが、党首の権威は散々?《共同通信》

【村山富市首相】社会党・久保書記長と会談

社会党は13日夕の三役会議で17日に臨時中央執行委員会を開き、社会党会派から離脱し、16日に新会派「民主連合」を結成する考えを久保書記長に伝えた「新民主連合」山花貞夫会長ら24議員の処分問題を協議することを決めた。

これに先立ち、久保氏は訪米から帰国した村山首相(委員長)を急きょ首相官邸に訪ね、山花氏らの行動を報告。首相は「中執委に諮った上で適切な対応をしてほしい」と指示。久保氏は三役会議後の記者会見で、会派離脱は除名が慣例とする首相発言について「今回の問題についての考え方を述べたのではない」と指摘、白紙の立場で中執委の論議に臨む考えを強調した。

山花氏ら呼び掛け人とする「民主リベラル新党準備会」は16日夕、都内のホテルで総会を開き、新会派旗揚げを決める。17日に会派離脱届を提出、処分問題に関する中執委の結論を受け、18日の新会派結成総会を経て、衆参両院に会派届を提出する方針だ。

13日の三役会議では、会派離脱の慣例に従い、山花氏らの行動を「除名相当」とする強硬意見が首相支持派から続出。中間派の上原副委員長は「規約通りに除名でなく何か別の方法はないか」と述べて決定的な「けんか別れ」を避けるよう求めた。

17日の中執委では、新会派を「新党の先発隊」と位置付け、処分の先送りを求める新民連系中執の思惑を、久保氏がどう取り入れるかが焦点。首相支持派からは、山花氏らを除名しない代わりに自主的な離党を促すことで決着を図る動きも出そうだ。《共同通信》

【北海道知事選】伊東秀子氏が出馬表明

社会党を離党した伊東秀子衆院議員会(51)は13日午後、札幌市内のホテルで4月の北海道知事選への出馬を正式に表明した。自民党北海道連、さきがけ北海道、自由連合の3党が伊東氏の推薦を決めている。会見で伊東氏は「政党の枠組みにとらわれず、住民の声を反映した道政をつくりたい」と抱負を語った。

同知事選には共産党推薦の甲斐基男・北海道勤労者医療協会副専務理事(47)と、連合北海道と社会党、新進党勢力が擁立の堀達也・前北海道副知事(59)が出馬表明しており、三つどもえの戦いの見通しになった。

3氏とも無所属で立候補の予定。伊東氏は、北海道の重要政策課題である幌延町の核廃棄物研究施設問題について「場所は別としても研究は必要だ」と述べたが、核廃棄物持ち込みの是非については明言を避けた。《共同通信》

【チェチェン紛争】政府庁舎を制圧

ロシア・チェチェン共和国の大統領府制圧を目指すロシア軍は13日、首都グロズヌイ中心部に激しい砲撃を浴びせた。ロシア国防省は同日、激戦の末、ロシア軍が大統領府に近接するドダエフ政権の政府庁舎を制圧したと発表した。

インタファクス通信によると、ロシア国防省当局者はまた、ロシア軍が同日、ドダエフ側の戦闘員が立てこもる内務省と保安省の庁舎の封鎖にも成功したと述べた。これを確認する別の情報はない。一方、タス通信は、ロシア軍の一部が大統領府に突入したとの情報が流れたと伝えたが、インタファクス通信は、大統領府まで約100メートルまで近づいた記者の話として「ロシア軍の戦車も戦闘員も大統領府のそばにはいない」と報じた。

ロシア軍は12日から、北海艦隊などの海兵隊や空てい部隊を新たな増援部隊としてチェチェンに投入。隣接するイングーシ共和国の大統領府も、大量の戦車、装甲車が同共和国を経由してグロズヌイに向かったことを確認しており、首都総攻撃の最終態勢を整えつつある。

13日の攻撃は、ヘリコプターによるミサイル攻撃も行われて特に激しく、記者たちが情報交換の場所としている大統領府南部のミヌツカ広場にも砲弾がさく裂し、市民2人が死亡したほか、ロシア人記者も負傷した。

タス通信によると、コワリョフ・ロシア法相は13日の会見で「武装解除の任務は1週間で完了する」との見通しを明らかにした。また軍事介入を支持するコズイレフ外相は、国家統一を維持するには「惨事や流血もやむを得ない」と強硬姿勢をあらためて示した。《共同通信》



1月13日のできごと